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今年(2024年)の「敬老の日」は9月16日です。多くの人にとって最も身近な高齢者は、ご両親ではないでしょうか? 親が存命の場合、自身が年を重ねると同時に親も高齢となって健康に支障が出てくる可能性が高まります。そこで考えなければならないのが「介護」です。親の介護は自身の生活に少なからず影響があり、特に働いている人にとっては仕事と介護の両立など、いくつかの課題があります。
マネジーではこのたび、主に企業の管理部門に勤める人々を対象に、親の介護に関する実態調査を実施しました。本記事でその結果をまとめてご紹介します。
【調査概要】
調査テーマ:「親の介護」に関する実態調査
調査実施日:2024年8月16日~8月22日
調査方法:Webアンケート
調査対象:マネジー会員ユーザー
有効回答数:409人
まず設問1では、親の介護経験はあるかを尋ねました。
結果は「ある」が21.6%で「ない」は78.4%でした。およそ5人に1人以上の割合で介護経験があるという結果となり、経験率は全体的に低いことがわかりました。これは、マネジー会員の大半が比較的若いため、要介護の親を持つ人が少ないと予想されます。
また、年代別で見てみると、介護経験がある人の割合が最も高かったのは50代以上で、最も低かったのは20・30代でした。
設問2では、親の介護に不安があるかを聞きました。
結果は「非常にある」(45.3%)と「少しある」(48.2%)で、合わせて90%以上の人が「不安」と答えました。まだ介護経験はないけれど不安に感じている人がほとんどで、若い世代も介護生活に近い中高年世代も、その思いは同じようです。
設問3では、親の介護で不安な点は何かを尋ねてみました(複数回答可)。 結果は「仕事との両立」(60.8%)と「精神的な疲労」(60.8%)が同率で首位、以下「経済的な不安」(58.3%)、「体力的な疲労」(52.8%)と続きました。「仕事との両立」は、現役世代ならではの不安です。
また、「経済的な不安」は、特に家計が気になる子育て世代の人々が感じやすいのではないでしょうか。さらに、「仕事との両立」が実現できない場合は経済的に不安定になるため、「仕事との両立」と「経済的な不安」は直結している課題と言えます。
ちなみに男女別で見てみると、男性の不安トップ3は「仕事との両立」(57.7%)、「精神的な疲労」(56.4%)、「経済的な不安」(53.7%)でした。一方の女性は「精神的な疲労」(74.0%)、「経済的な不安」(72.7%)、「仕事との両立」(68.8%)という結果に。一見、男性の方が「仕事との両立」を重視しているようですが、回答率を見ると男性は57.7%に対して女性は68.8%、さらにどの項目も女性の方が、回答率が高いことがわかります。
ここで、総務省の「社会生活基礎調査」のデータをご紹介しましょう。同調査によると、2016年の家族介護者699万人のうち、男性は278万人(39.7%)、女性は421万人(60.3%)です。近年は男性が介護を担う割合が増えてきていますが、それでも女性の方が多いのが現状です。このことから、マネジーのアンケートで女性の方が「介護の不安」に関する項目ごとの回答率が高かったのは、実際に介護を行う機会が多い女性の方が、介護への不安感や危機感がより強い、と言えるのかもしれません。
設問4は介護をしたことがある人を対象に、実際に介護をして大変だったことを尋ねました(複数回答可)。
結果は、最多が「精神的な疲労」(50.7%)で、以下「仕事との両立」(38.4%)、「体力的な疲労」(34.9%)、「経済的な不安」(28.8%)、「先の見通しが立たない」(26.0%)と続きました。
設問3で上位にあがった「精神的な疲労」は半数以上の人が実際に感じていますが、同じく上位に入っていた「仕事との両立」と「経済的な不安」は実際に感じた人が比較的少なく、この2つの悩みは介護において何とかなっている人が多いのかもしれません。
また、こちらも男女別で見ると、男性のトップ3は「精神的な疲労」(50.9%)、「仕事との両立」(38.6%)、「体力的な疲労」(35.1%)、一方の女性は「精神的な疲労」(53.8%)、「体力的な疲労」(42.3%)、「仕事との両立」(34.6%)で、あまり大きな差はありませんでした。ただし、女性の方が男性よりは一般的に体力が低いためか、「体力的な疲労」はやや高い回答率となりました。
設問5では、今後必要になるかもしれない親の介護に向けて、対策していることを聞いたところ、対策が「ある」人は68.7%、「ない」人は31.3%でした。 対策の具体的な内容は、「家族間で話し合いを行う」(36.1%)、「介護施設や外部サービスを確認する」(34.2%)、「介護についての知識をつける」(25.9%)といった内容があげられました。
介護対策は、早いほど準備する期間を確保でき、兄弟や家族の間で意思の確認も進めることができます。まだ親が元気なうちからでも、話し合いや情報収集をすることで、のちの介護生活の負担が軽減される可能性があります。
設問6では、自社の介護休暇・介護休業の制度内容に満足しているかを尋ねました。 結果は、「あまり満足していない」(22.8%)と「満足していない」(30.7%)を合わせた“不満足派”が過半数となりました。この点は、企業として改善すべき課題と言えそうです。
最後の設問7では、親の介護のために離職や働き方の変更をした経験があるかを尋ねました(複数回答可)。
結果は、最多は「働き方や職場を変えようと思ったことはない」は50.8%でしたが、「働き方や離職を検討した」人は18.5%いました。さらに、実際に「働き方を変えた」(19.4%)、「休職した」(9.7%)、「転職した」(4.8%)、「退職した」(3.2%)と、仕事に影響があった人も多く、介護生活が大きな負担となっていることがわかりました。
男女別で見ると、「働き方や職場を変えようと思ったことはない」人は男性55.9%に対し女性27.8%、「休職した」人は男性8.8%に対し女性16.7%、「退職した」人は男性2.0%に対し女性5.6%という結果に。ここでも、男性より女性の方が、介護によって仕事に大きな影響が出ていることが明らかになりました。
今回の調査で、親の介護問題について以下のことがわかりました。
・介護経験がある人は全体の約2割。
・親の介護で「仕事との両立」が不安な人は6割以上だが、実際に介護をして「両立は大変」と思っている人は4割弱。
・介護をして大変だったこと、最多は「精神的な疲労」(50.7%)。
・女性の方が「介護の不安」に関する項目ごとの回答率が高い(=不安が強い?)。
・「働き方を変えた」「休職した」「転職した」「退職した」など、仕事に影響があった人は半数近くいる。
・「休職した」「退職した」のは、男性より女性の方が2倍程度多い(女性の方が、親の介護によって仕事に影響がある)。
なお、マネジーではこれからも働く皆さんのお役に立てる情報を発信してまいりますので、ぜひご注目ください!
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