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2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は年末年始休業のため、お問合せなどのご連絡は1月5日(月)以降になります。ご了承くださいませ。

本記事では、世界のビジネスニュースを英語で紹介しております。 ニュースを読んでいただくとともに、英語のキャッチアップにお役立ていただけますと幸いです。
新型コロナウイルスの蔓延により、世界中で広がった「在宅勤務」。パンデミックが終わりを迎えた今、労働者はかつてのようにオフィスへと回帰するようになった。だが、およそ4年間にわたり自宅で仕事を続けた結果、服装の在り方から公共空間での過ごし方に至るまで適切な振る舞いができなくなっている人もいるという。
The return to the office was tough for many people. It meant returning to long commutes, less flexibility, and an unwelcome surprise: some people have forgotten how to behave. A ResumeBuilder survey from July found that nearly two-thirds of companies are planning to offer workplace-etiquette classes in 2024. The issues are wide-ranging, from how to behave in front of clients to what conversations are appropriate for the office.
(在宅勤務から)オフィスへ戻ることは、多くの人にとって大変なことでした。それは長時間の通勤や、低い自由度へと戻ることを意味し、さらに、ある歓迎できない予期せぬ事態も待っていました。(オフィスでの)マナーを忘れてしまった人もいたのです。ResumeBuilder 社が7月に行った調査によると、3分の2弱の企業が、2024年中に職場でのマナー講座を開くことを予定している、とのこと。取り上げられるテーマは、顧客を前にしての振る舞い方から、オフィス内でのふさわしい会話に至るまで、多岐にわたります。
And etiquette consultants like Anne Chertoff say demand is booming.
アン・チャートフさんのようなエチケット・コンサルタントによると、(マナー講座の)需要は急増しているとのこと。
“In the past two years, we’ve seen a 100-percent increase in companies reaching out to us and ordering trainings in a variety of topic areas.” (Anne Chertoff, chief operating officer, Beaumont Etiquette)
「過去2年間で、私どもに連絡をとって、さまざまなテーマにおける(マナー)講座を発注する企業の数は100%増となっています」(アン・チャートフ ボーモント・エチケット社 最高執行責任者)
We spoke with Chertoff about some of the most-common workplace-behavior faux pas and how managers should handle them. And with the help of some willing coworkers, she gave us some hands-on pointers.
チャートフさんに、オフィスでよく見られるマナー違反にはどんなものがあるのか、そして上司はそれにどう対処したらよいのか、話を聞きました。そしてチャートフさんは、(ダフィー記者のCNN内の)協力的な同僚の助けを借りながら、私たちに実践的なアドバイスをくれました。
“Anne, talk to us about proper workplace attire. We just saw [a] workplace sweat suit. What do you think of that?” (CNN)
「アンさん、オフィスにふさわしい服装について教えてください。今、オフィスでスウェットの上下を着ている人を見ましたね。どう思われますか」(CNN)
“The way we do attire today is ‘dress for your day.’ And if you’re at home, you can definitely wear athleisure, you could wear sweat pants, ’cause you’re not interacting with other people in a visual way. But if you’re going in to the office, you need to step it up a little bit.” (Anne Chertoff)
「今の時代に合った服装の選び方は『その日にふさわしい服装をする』です。自宅にいるのなら、アスリージャー(スポーツウェアと普段着を兼ねた服)を着ても全く問題ありませんし、スウェットパンツでも構いません。誰かと姿が見える形で接するわけではありませんから。しかし、出社するのであれば、もう少しレベルを上げる必要があります」(アン・チャートフ)
Habits from the work-from-home era are coming back with people as they return to the office.
在宅勤務時代の習慣を、オフィスに戻ってもそのまま持ち込む人がいます。
“Leaving the dirty dish on the counter―not the right move.” (CNN)
“No, ’cause you’re not being respectful or considerate to the other people that you work with.” (Anne Chertoff)
「汚れたお皿をカウンターに置きっぱなしにする……よくないですね」(CNN)
「ええ。一緒に働く他の人たちへの敬意や思いやりを欠いていますから」(アン・チャートフ)
What’s appropriate for a Zoom call still causes debate, including whether you really need to get fully dressed.
“The problem with wearing pajama pants or sweat pants or, you know, leggings from the gym or something like that is that if you do have to get up to get something, they could see that you’re wearing athleisure.”(Anne Chertoff)
Zoomによるオンライン会議でのマナーの正解はいまだに議論を呼んでいます。例えば、きちんとした服装をする必要が果たして本当にあるのかどうか、もその1つ。
「パジャマのパンツやスウェットパンツ、あるいは、ほら、ジムで履くレギンスやそういった類のものを着ることの問題点は、万一何かを取りに行くために席を立つ必要が出てきた場合、あなたがアスリージャーを着ていることが、みんなに見えてしまうかもしれないことです」(アン・チャートフ)
And it’s not just Zoom calls. Taking old-fashioned phone calls around coworkers can also lead to all sorts of problems.
そしてZoomミーティングだけではありません。周りに同僚がいる中で、昔ながらの電話を受けるのもさまざまな問題を生む可能性があります。
“Yeah. Are we going to happy hour later? Yeah. Where’re we goin’?” (Office worker on a phone call)
「ああ。後で一緒にハッピーアワーに行くんだよな。ああ。場所はどこにする?」(電話中の社員)
“If we were trying to get work done here―we were trying to have a meeting―this would probably be a little distracting.”(CNN)
“Sometimes, people don’t realize that the volume of their voice is as loud as it is. They might not realize that you’ve overheard their entire medical history on the phone.” (Anne Chertoff)
「もし私たちがここで仕事をしようとしていたり、会議をしようとしていたら、これはちょっと気が散るでしょうね」(CNN)
「時に、人は自分の声が実のところ、いかに大きいかを認識していないことがあります。(例えば)電話で話している自分の病歴が全部あなたに丸聞こえだ、ということをわかっていないかもしれません」(アン・チャートフ)
Chertoff told me she works with all types of companies on workplace etiquette.
チャートフさんは、あらゆる種類の企業に職場のマナーに関するサービスを提供していると話してくれました。
“Companies are hiring us to come in to teach new hires―Gen Z right out of college, first job right out of grad school―but also to, kind of, reinforce those skills to colleagues who were out of the office in remote settings for so many years.” (Anne Chertoff)
「企業からは、職場に出向いて新規採用者、つまり大学から卒業したてのZ世代の若者や大学院卒の新社会人を対象に、(マナー)教育を行うよう依頼されています。でもそれだけでなく、在宅勤務で何年もの間オフィスから離れていた社員の(マナー関連の)スキルをいわば再強化することも依頼されています」(アン・チャートフ)
Now, while this era of return to work has brought its challenges, there’s good news too. Chertoff says all of these things are like muscle memory, so as we get used to being back together, we should get better at remembering how to behave. Clare Duffy, CNN, New York.
さて、オフィスへの復帰の開始がこのように課題を生んでいる一方、良いニュースもあります。チャートフさんは、こうしたマナーはマッスルメモリーのようなもの(で体が覚えている)、と言います。ですからお互い再び共に過ごすことに慣れていくにつれ、どう振る舞ったらよいか、徐々に思い出せるようになってくるはずだそうです。 CNNのクレア・ダフィーがニューヨークからお伝えしました。
記事提供元
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