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職場内での仕事の要求度と、社員の労働効率などの関連性を示す指標が「JD-Rモデル(Job Demands-Resources Model)」です。企業と社員との結びつきを強める手法として、今回はJD-Rモデルの仕組みと活用方法について解説します。
JD-Rモデルは主に「Job Demands(仕事の要求)」と「Job Resources(仕事の資源)」の2つの柱に基づいています。「Demand(要求)」と「Resource(資源)」のバランスを図ることで、従業員のワーク・エンゲイジメントやストレスレベルを評価します。
たとえば人手が不足している状況で仕事の要求度が高まると、社員はストレスを抱えワーク・エンゲイジメントも低下します。その反対に、要求に対して資源が充実していれば、社員にはプラスの効果が生じてワーク・エンゲイジメントは向上します。
実際にJD-Rモデルを活用する場合には、以下に挙げる4つの要素を基準に分析・判断を行います。これらは厚生労働省が提示するモデルであり、( )内は具体的な事例です。
・仕事の資源(適切な裁量・管理、正当な評価・フィードバック、会社による支援、キャリア形成)
・個人の資源(自己効力感、楽観性、希望、レジリエンス)
・仕事の要求度(プレッシャー、肉体的負担、精神的負担、対人関係での負担)
・アウトカム(パフォーマンス向上、業務効率化、革新性・創造性向上、健康増進、離職率低下)
出典:「仕事の要求度-資源モデル(JD-Rモデル)とワーク・エンゲイジメントについて」厚生労働省
仕事の資源とは社員に対する外部エネルギー、個人の資源とは社員の内部エネルギー、そこに仕事の要求度が関わることでアウトカムが決まる、と考えればわかりやすいかもしれません。
ワーク・エンゲイジメントとは、社員が前向きに仕事に取り組むための動機づけであり、具体的にはパフォーマンス・やる気・効率化などと同時に、ポジティブな心理状態や会社に対する貢献度なども表す指標です。
JD-Rモデルのバランスが適切な範囲にあれば、ワーク・エンゲイジメントが向上し、バランスがとれていないと低下します。
一例を挙げると、仕事の資源と個人の資源が充実していれば、仕事の要求度が高まってもプラスのアウトカムが期待できます、一方仕事の要求度が高くなった状況で、仕事の資源が不十分ではアウトカムはマイナスに傾いてしまうでしょう。
JD-Rモデルを分析ツールとして利用するだけでなく、積極的にワーク・エンゲイジメント向上の手段として活用してみましょう。職場の業務に停滞感が見られ、社員のパフォーマンスが低下しているような場合、仕事の要求度が高すぎるか、仕事の資源が不足していることが考えられます。
ただし、職場環境や社員の個人的資質により、JD-Rモデルの要素のバランスは異なります。定期的に面談や聴き取りを実施して、職場に最適な仕事の要求度と仕事の資源を考えることが、ワーク・エンゲイジメントの向上に貢献するはずです。また社員の健康も重要な要素なので、やはり定期的なヘルスケアを実施するとよいでしょう。
メンタルヘルス・ストレスチェックのサービスについては、以下のページをご確認ください。
https://www.manegy.com/service/mental_health_care/
JD-Rモデルは3つの要素のバランスから、最終的な1つの要素を導き出す分析手法です。まずは自社の職場の現状を、このモデルで解析してみましょう。その結果をもとにバランスを見直し、よりよい職場環境づくりに活用してください。
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