詳細はこちら
サービスロゴ

もらえる!

Present!

越境ECでコスメ・化粧品を販売する方法とは?活用している企業事例と販売時のポイント

公開日2024/10/25 更新日2024/10/24 ブックマーク数
2

越境ECでコスメ・化粧品を販売する方法とは

目次本記事の内容

  1. 1. はじめに
  2. 2. 越境ECにおける化粧品販売の全体像
  3.  2-1. 市場規模
     2-2. 実施事例
  4. 3. 越境ECにて化粧品販売を行うことのメリット
  5.  3-1. 市場拡大
     3-2. 海外へのブランド認知度アップ
     3-3. 低リスクで海外進出が可能
  6. 4. 越境ECで化粧品販売を行ううえでの注意点
  7.  4-1. 法律や制度について
     4-2. 配送時の対応
     4-3. 輸出許可証の申請
     4-4決済方法のバリエーション
  8. 5. 海外進出・海外展開における影響

1. はじめに

現代のグローバル市場では、海外展開のハードルが年々低くなっており、特に越境ECの利用がその動向を加速させています。化粧品業界では、国内市場の成長が頭打ちになりつつある中で、越境ECを活用することにより、新たなビジネスの拡大が期待されています。日本製化粧品は、その高品質と独特の魅力で国際市場でも高い競争力を持っています。さらに、消費者の購買行動が多様化し、国境を越えた商品流通が一般化することで、これらの製品への需要がますます高まっています。

このような市場環境の中で、自社サイトを通じて海外にリーチする手法もありますが、ゼロからのウェブサイト構築やマーケティングには膨大な時間と労力が必要です。より効率的なアプローチとして、化粧品販売に特化した既存の越境ECプラットフォームの活用も検討できるでしょう。これらのプラットフォームは国際的な顧客基盤を既に持っており、多言語対応や現地法規に適応しているため、新規市場への進出がスムーズに行えます。

消費者の需要を深く理解し、適切なECプラットフォームを選定することで、グローバル市場での販売機会を最大限に捉え、企業成長を加速させることが可能になります。越境ECは、国内市場だけでなく、世界中の市場へと事業を広げるための強力なツールとなり得ます。この記事では、越境ECを活用した化粧品ビジネスを介して新たな顧客層を獲得するための戦略を探ります。

2. 越境ECにおける化粧品販売の全体像

2-1. 市場規模

越境ECにおける化粧品販売の市場規模は、日本企業にとって大きなビジネスチャンスを示しています。全国調査によると、日本が中国に輸出した越境ECの総額は約1兆5,345億円に達し、これは対米輸出総額の8238億円のほぼ2倍に相当します。このデータは、中国市場のポテンシャルの高さを示しており、特に化粧品カテゴリーでは顕著です。
一方、米国市場も巨大であり、日本からの化粧品含む製品の対中輸出総額は1兆7278億円にのぼります。これらの数字から、北米とアジアの主要二市場がいかに重要であるかが伺えます。

さらに、Shopee(東南アジア・台湾で最大規模の越境ECプラットフォーム)の消費者トレンド分析によると、2023年第一四半期における日本越境商品の人気カテゴリー1位が「美容品・化粧品」となりました。これは、アジア全域における日本製化粧品の高い評価と需要を示しています。

これらのデータを基に考えると、越境ECを通じた化粧品販売は、日本企業がグローバル市場でのプレゼンスを高め、経済的利益を拡大するための有力な手段です。国際的なブランド認知度の向上にも寄与し、長期的なビジネス拡張に繋がる可能性が高いことが期待できます。

2-2. 実施事例

越境ECを活用した化粧品販売の成功例として、「SK-II」と「ライスフォース」が挙げられます。これらのブランドは異なる戦略を採用し、国際市場での地位を確立しています。

「SK-II」は1980年に創立された日本のプレミアムスキンケアブランドで、中国市場での存在感が特に目立っています。中国で高級化粧品のカテゴリーに位置づけられ、多数の実店舗とオンラインショップで製品・サービスを展開しています。SK-IIは個別製品の販売に加え、バリューセットを提供することで平均販売価格を引き上げ、利益を増大させています。資生堂と肩を並べるブランド認知と顧客のリピート購入率は、洗練された製品戦略の成果です。

一方で、「ライスフォース」は、……

◆WRITER

弁護士 小野 智博
弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所 代表弁護士

企業の海外展開支援を得意とし、日本語・英語の契約をレビューする「契約審査サービス」を提供している。
また、ECビジネス・Web 通販事業の法務を強みとし、EC事業立上げ・利用規約等作成・規制対応・販売促進・越境ECなどを一貫して支援する「EC・通販法務サービス」を運営している。

著書「60分でわかる!ECビジネスのための法律 超入門」


ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報

マネジーポイントを貯めると各種ポイントと交換できたりカタログギフトとも交換可能です。また今なら初回特典として1400ポイントをプレゼント!

マネジーの会員登録はこちら