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年賀状は、企業や個人の間での礼儀や信頼関係の構築において重要な役割を果たしますが、デジタル化が進む中、ビジネス年賀状の送付が必須なのか、またそのマナーや作成方法について悩む方も少なくないでしょう。
本記事では、ビジネス年賀状を送る際の基本的な考え方や、押さえておくべきマナー、そして具体的な作成方法を解説します。
ビジネス年賀状の送付は、日本のビジネス習慣として長く根付いており、新年の挨拶を通じて取引先との関係性を強化する機会と考えられています。しかし、最近では年賀状を送ることの意義やタイミング、手段に関する見直しも増えています。 送る相手や内容により、感謝や期待を伝える好機となる一方、状況によっては不要と判断される場合もあります。相手との関係性を踏まえ、適切な対応について考えてみましょう。
ビジネスシーンにおける年賀状の送付は、取引先との関係強化や新年のご挨拶として重要な役割を果たします。適切なタイミングでの準備と送付は、相手に好印象を与えるために欠かせません。以下に、2024年版のビジネス年賀状送付スケジュールをまとめました。
準備期間(11月上旬~11月中旬)
リスト作成: 取引先や顧客の最新リストを作成し、送付先を確認します。
デザイン選定: 企業のイメージに合った年賀状のデザインを選びます。
文面作成: 感謝の意や新年の抱負を盛り込んだ文面を作成します。
印刷・宛名書き(11月下旬~12月上旬)
印刷手配: デザインと文面が決定したら、印刷業者に依頼します。
宛名書き: 手書きの場合は丁寧に、印刷の場合も誤字脱字がないか確認します。
投函期間(12月15日~12月25日)
投函開始: 日本郵便では、年賀状の引受開始日が12月15日です。
投函締切: 元旦に確実に届けるためには、12月25日までの投函が推奨されています。
フォローアップ(1月上旬)
受領確認: 重要な取引先には、年賀状が届いたか確認し、必要に応じてフォローアップします。
上記がスケジュール目安ですが、デザインや文面の作成には時間がかかるため、早めの準備を心がけましょう。
ビジネスシーンにおける年賀状は、取引先や関係者に対して礼儀を尽くし、良い印象を与えるための重要な挨拶です。年賀状のマナーを押さえることで、適切なコミュニケーションを図ることができます。以下は、ビジネス年賀状を送る際に意識すべきポイントです。
毎年、取引先の状況は変わります。リストを見直し、現在も関係がある企業や担当者を選定します。以前の担当者が退職している場合は、現担当者の名前に更新します。
宛名は「株式会社○○ 御中」や「○○様」など、相手の名前や会社名に誤りがないか十分に確認しましょう。肩書きを入れる場合は、役職名を正確に記載します。
ビジネス年賀状の文面は、丁寧で簡潔な表現が好まれます。感謝の気持ちを伝えることや、今年も引き続きご愛顧をお願いする表現が効果的です。
「失」「死」「去」などの不吉とされる言葉は避け、前向きな表現を使用します。ビジネスにふさわしい、ポジティブで丁寧な言葉遣いを心がけます。
印刷された年賀状であっても、担当者には手書きで一言添えると、より温かみが伝わります。短くても「本年もよろしくお願い申し上げます」など、相手を気遣う言葉を加えると良いでしょう。
元旦に到着するよう、12月25日までには投函することが理想です。遅れると相手に失礼になるため、スケジュールを早めに組んで準備しましょう。
喪中の方や不幸があった取引先には年賀状ではなく、1月7日以降に寒中見舞いを送るのが礼儀です。相手の状況を把握し、適切な対応を心がけます。
ビジネス年賀状を作成する際には、見た目や内容に配慮し、送る相手に良い印象を与えることが重要です。以下は、ビジネス年賀状を作成する際に押さえておきたいポイントです。
ビジネス年賀状のデザインは、華美すぎず、シンプルで品のあるものが好まれます。企業のロゴやブランドカラーを取り入れると、企業のイメージも伝わります。無地のものや、落ち着いた和風デザインが無難です。
感謝の意や新年の挨拶を短く簡潔にまとめ、ビジネスらしいフォーマルなトーンで書きます。「昨年のお取引に感謝申し上げます」「本年もよろしくお願い申し上げます」など、相手との関係性に合わせた表現を使用します。
宛名は、正確な企業名や役職、担当者の名前を確認し、誤字がないようにしましょう。手書きの場合は特に丁寧さが求められます。名刺やリストを再確認することが大切です。
印刷する前に、内容やデザインを入念にチェックします。社名や役職、相手の氏名などに誤りがないか再確認し、読みやすさやバランスも確認します。
印刷年賀状に手書きの一言メッセージを添えると、相手に特別感が伝わりやすくなります。担当者に向けた「昨年は大変お世話になりました」や「本年もどうぞよろしくお願い申し上げます」などのメッセージが効果的です。
年賀状には会社の連絡先やWebサイトのURLを入れると、相手が必要なときに確認しやすくなります。シンプルに配置し、目立ちすぎないようにするのがポイントです。
元旦に届くように、12月15日以降に投函し、25日までに送付を完了させるスケジュールで準備を進めます。早めの準備が信頼感にもつながります。
ビジネス年賀状は、良い関係を築くために重要な役割を果たしますが、適切な対応を欠くと、相手に不快感を与えることもあります。以下は、ビジネス年賀状を送る際に気を付けるべき注意点です。
宛名や社名に間違いがあると、相手に失礼にあたります。企業名や担当者の名前、役職を正確に確認し、特に相手の漢字の読みや役職の最新情報に気を付けましょう。
年賀状を送るリストは毎年見直し、取引のある企業や担当者を選定しましょう。以前の担当者が退職していたり、関係が薄れている相手に送ると、かえって気まずい印象を与える可能性があります。
手書きのメッセージは相手に温かみを伝える一方で、失礼にならないよう注意が必要です。フランクすぎる表現や個人的な内容は避け、ビジネスライクで礼儀正しいメッセージに留めるようにしましょう。
ビジネス年賀状でも、ネガティブな言葉や「去る」「失う」「崩れる」などの忌み言葉は避け、ポジティブで前向きな言葉を使いましょう。ビジネス年賀状では、基本的に明るく希望を感じさせる表現が好まれます。
元旦に到着するためには、遅くとも12月25日までに投函する必要があります。忙しい年末時期ですが、年賀状の準備は早めに行い、余裕を持って投函するよう心がけましょう。
喪中の相手には年賀状を送らず、代わりに1月7日以降に寒中見舞いを送るのが礼儀です。喪中はがきを事前に受け取っていれば、リストから外し、相手の状況に配慮した対応を行います。
年賀状は新年のご挨拶が目的であり、営業色が強い内容は控えましょう。ビジネスの礼儀に留めることが大切で、宣伝や過度のアピールは相手に敬遠される可能性があります。
ビジネス年賀状の宛名書きは、取引先や関係者に丁寧な印象を与えるための重要なポイントです。以下の点を押さえて、礼儀正しい宛名書きを心がけましょう。
宛名には基本的に「様」や「御中」を使います。会社全体に対して送る場合は「株式会社〇〇 御中」とし、特定の担当者に送る場合は「〇〇様」と記載します。
役職がある場合は、「部長 〇〇様」など、役職名の後に名前と敬称をつけます。相手の最新の役職や氏名を確認し、間違いのないように書きましょう。特に昇進や異動が多い時期には、役職が変わっている場合もあるため、名刺や最新の連絡リストを参照することが大切です。
相手の氏名や会社名の漢字は、正確に記載することが基本です。特に、珍しい漢字や読み方が複数ある場合は、名刺などで確認して間違いがないようにしましょう。また、会社名がアルファベット表記の場合も、正しいスペルを確認します。
宛名を手書きで書く場合は、丁寧にバランスよく記入することが大切です。特に、企業名や役職などは読みやすくはっきりと書き、端が切れないように中央に整えることで、見た目の印象も良くなります。
年賀状の裏面には、自社の住所や社名、担当者名をはっきりと記載します。受け取った相手がすぐに差出人を確認できるようにし、不要な問い合わせを減らす工夫も重要です。
宛名が印刷の場合でも、フォントは読みやすく品のあるものを選びましょう。また、相手の氏名や役職に誤りがないか最終確認を行います。印刷の配置が左右対称で揃っているかもチェックし、きれいな仕上がりを目指しましょう。
ビジネス年賀状のメッセージは、取引先や関係者への感謝の気持ちと新年のご挨拶を伝える大切な部分です。以下のポイントを押さえて、丁寧で適切なメッセージを作成しましょう。
ビジネス年賀状のメッセージには、過度にフランクな表現や個人的な内容は避け、シンプルでフォーマルな挨拶文が好まれます。「謹んで新年のお喜びを申し上げます」などの正式な文言から始めると、礼儀正しさが伝わります。
昨年のお取引やサポートに対する感謝の言葉を入れると、相手への誠意が伝わります。例として、「旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます」など、ビジネスにおける関係性にふさわしい言葉を使用しましょう。
新しい年に向けての抱負や期待を述べると、前向きな印象を与えます。「本年も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます」や「貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます」など、新年への思いを簡潔に伝えましょう。
ビジネス年賀状では、「失」「去」などの忌み言葉や不吉な表現を避け、明るくポジティブな表現を使用します。「素晴らしい一年となりますように」など、相手にとって良い一年を願う気持ちを込めましょう。
可能であれば、印刷メッセージの下に手書きで一言を添えると、より心がこもった印象になります。「昨年は大変お世話になりました」や「本年もどうぞよろしくお願いいたします」など、相手との関係性に応じた一言を入れると好印象です。
ビジネス年賀状のメッセージは短く、簡潔にまとめるのが基本です。長文は避け、要点を押さえたシンプルな文章で構成しましょう。シンプルながらも心のこもった内容にすることで、相手にしっかりと伝わります。
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
昨年は大変お世話になり、厚く御礼申し上げます。
貴社のご繁栄とご発展をお祈り申し上げます。
新年あけましておめでとうございます。
本年も皆様のご期待にお応えできるよう、より一層の努力を重ねて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
一般的な取引先への挨拶
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
令和六年 元旦
顧客や長年の取引先への挨拶
謹んで新年のご祝詞を申し上げます。
旧年中は格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
本年も貴社のご発展とご繁栄をお祈り申し上げますとともに、
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
令和六年 元旦
新たな取引先や関係構築を始めた相手への挨拶
新年あけましておめでとうございます。
昨年はご縁を賜り、心より感謝申し上げます。
本年もより一層のご厚情を賜りますようお願い申し上げます。
貴社のご繁栄をお祈りしつつ、本年も何卒よろしくお願いいたします。
令和六年 元旦
サポートを受けている企業や上司への挨拶
謹んで新春のご祝詞を申し上げます。
昨年は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年もご期待に沿えるよう精進して参りますので、
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
令和六年 元旦
共同プロジェクトに関わる取引先への挨拶
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は共同プロジェクトにて多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。
本年も引き続き良好なパートナーシップを築き、さらなる成果を目指して参りたいと存じます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和六年 元旦
ビジネス年賀状は、取引先や関係者に対する新年の挨拶として、日本のビジネスシーンで重要な役割を果たします。送り先の選定やマナー、宛名やメッセージの書き方など、細やかな配慮が求められ、特にデザインや文面は、礼儀を守りつつシンプルかつ上品に仕上げることで、相手に好印象を与えます。
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