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【徹底解説】越境ECでよくあるトラブルとは?代表的なトラブル例と対策について解説

公開日2025/01/05 更新日2024/12/26 ブックマーク数
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【徹底解説】越境ECでよくあるトラブルとは?代表的なトラブル例と対策について解説

目次本記事の内容

  1. トラブル発生による損失
  2.  1.金銭的損失
  3.  2.時間的損失
  4.  3.ブランド毀損
  5. 越境ECにおける代表的なトラブル
  6.  トラブル①:商品未着・配送遅延
  7.  トラブル②:商品クレーム・品質不良
  8.  トラブル③:知的財産権の侵害
  9. トラブルを防ぐための対策
  10.  1.契約書の作成と専門家のサポート
  11.  2.知的財産権の保護(商標登録など)
  12.  3.各国の法律や規制に関する知識
  13.  4.専門家の利用
  14. 越境EC事業に関するお悩みは専門家にご相談ください

トラブル発生による損失

近年、インターネットを活用して日本から海外市場に商品を販売する「越境EC(電子商取引)」が急速に拡大しています。グローバル市場を開拓できる越境ECは、日本国内市場が成熟した企業にとって魅力的な成長戦略の一つです。しかし、異なる国や地域を相手にするため、さまざまなトラブルに直面するリスクもあります。本記事では、越境ECで発生しやすいトラブルと、それによる損失、さらにトラブルを未然に防ぐための対策について、各トラブルごとに詳しく解説します。

越境ECでトラブルが発生すると、日本国内での取引とは異なる複雑な要因が絡み、事業者はさまざまな損失を被るリスクがあります。ここでは、金銭的損失、時間的損失、ブランド毀損といった代表的な損失について、具体例を挙げながら解説します。

1.金銭的損失

トラブルによる金銭的損失は、事業者にとって最も直接的なダメージです。主な要因を以下にまとめます。
返品・返金によるコスト増:海外顧客からの返品や返金対応が発生した場合、再配送にかかる発送料や関税の負担が増えます。特に、高額な製品の場合は1件のトラブルでも大きな損害となります。
関税や税金の徴収ミス:各国で異なる関税や消費税の計算ミスが発生すると、差額を事業者が負担するケースがあります。税関でのトラブルによる商品の滞留や罰則金も、事業者にとって大きな損失です。
詐欺や不正取引:詐欺被害も越境ECでは大きな問題です。クレジットカードの不正利用や、商品を受け取った後に支払いを拒否されるケースがあり、事業者が金銭的リスクを抱える可能性があります。

2.時間的損失

トラブルが発生すると、解決までに多大な時間を要します。これにより、事業者は本来注力すべき業務が停滞し、事業全体の効率が低下します。
顧客対応の遅延:トラブル発生時には、顧客とのメールや電話での交渉が必要です。言語の壁や時差の影響で、対応がスムーズに進まないことも多く、顧客満足度の低下を招く可能性があります。
手続きや調査の負担:各国の法規制に基づく書類の提出や、調査のための手続きに時間を費やすことになります。これにより、販売活動やマーケティング戦略が後回しになり、事業の成長が停滞する恐れがあります。

3.ブランド毀損

越境ECにおけるトラブルがブランドに与える影響は、長期的な損失に直結します。
顧客信頼の喪失:配送遅延や商品の欠陥が原因で顧客の信頼を失うと、日本製品の評価が低下する可能性があります。特に、レビューサイトやSNSでの悪評は瞬時に拡散し、ブランドのイメージに大きなダメージを与えます。
売上減少のリスク:一度失った信頼を回復するのは困難です。顧客が購入をためらうようになると、売上減少につながり、競合他社との差が広がる恐れがあります。

越境ECにおける代表的なトラブル

◆WRITER

弁護士 小野 智博
弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所 代表弁護士

企業の海外展開支援を得意とし、日本語・英語の契約をレビューする「契約審査サービス」を提供している。
また、ECビジネス・Web 通販事業の法務を強みとし、EC事業立上げ・利用規約等作成・規制対応・販売促進・越境ECなどを一貫して支援する「EC・通販法務サービス」を運営している。

著書「60分でわかる!ECビジネスのための法律 超入門」


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