エンジニアの「やりがい」と「悩み」が浮き彫りに！転職意欲は7割超が前向き

公開日2025/01/04 更新日2024/12/27 ブックマーク数

株式会社インタースペースのグループ会社である株式会社TAG STUDIOが運営するWebメディア「プロリアプログラミング」は、現役エンジニアの転職意識に関する調査を実施しました。本調査では、エンジニアが抱えるやりがいや職場環境の課題、さらに転職意識における重視点が明らかになりました。

目次本記事の内容

調査結果サマリー
エンジニアのやりがい：問題解決と新技術習得
職場の課題：過度な残業と要件不明確
転職意欲：7割超が前向き
柔軟な働き方への期待
まとめ
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調査結果サマリー

● 転職意欲：約7割が転職に前向きな姿勢を示し、3割近くが情報収集中。
● 転職時の重視点：給与・待遇改善（67%）、ワークライフバランス（63%）が突出。
● 転職方法：転職エージェント利用が最多（39%）、求人サイト利用が続く（33%）。
● 仕事のやりがい：問題解決（58%）、新技術習得（56%）が上位。
● 職場での課題：過度な残業（39%）、要件不明確（38%）、コミュニケーション不足（32%）。
● 出社頻度：理想はフルリモート（31%）、現状は週3日出社（25%）。

エンジニアのやりがい：問題解決と新技術習得

調査結果によれば、エンジニアが最もやりがいを感じるのは「問題解決」（58%）と「新技術習得」（56%）です。これらは、日々の業務を通じてスキルを磨き、成長を実感できることがエンジニアにとって大きなモチベーションであることを示しています。技術的な課題に挑戦し、新しいスキルを身に付ける過程が、エンジニアの仕事を支える原動力といえるでしょう。

さらに、問題解決においては、自らの創意工夫が成果に直結する点が大きな魅力として挙げられています。また、新技術習得に関しては、テクノロジーの進化が激しい業界特有の魅力であり、自身のスキルセットを拡大することでキャリアの可能性を広げる意欲が伺えます。

職場の課題：過度な残業と要件不明確

一方で、エンジニアが直面している職場の課題として、「過度な残業」（39%）や「要件不明確」（38%）が挙げられました。これらの要因は、ストレスを引き起こし、仕事の効率を低下させる主な原因となっています。また、「コミュニケーション不足」も課題として浮き彫りになり、チーム内での連携や明確な目標設定の重要性が再認識されています。

特に過度な残業については、ワークライフバランスへの影響が深刻であり、離職理由の一因となることが指摘されています。また、要件の不明確さはプロジェクトの進行を停滞させるだけでなく、エンジニアのやる気を削ぐ結果にもつながるため、管理職の役割が改めて問われています。

転職意欲：7割超が前向き

調査対象の約7割が「機会があれば転職したい」と回答しており、そのうち26%が情報収集中、3%が既に応募中です。特に、転職を決断する際の重視点としては、「給与・待遇の改善」（67%）や「ワークライフバランス」（63%）が上位を占めており、エンジニアがスキルを活かしつつ、生活面での充実を求めていることが分かります。

さらに、若年層においてはキャリアアップを目指す意識が強く、転職を通じてスキル向上や新しい挑戦の場を求める姿勢が見られます。一方で、中堅層やベテラン層では、より安定した職場環境や将来を見据えた待遇改善を重視する傾向が顕著です。