チームワークマネジメントに関する調査で約半数が「チームワークの醸成が難しくなった」と回答

公開日2025/02/02 更新日2025/01/31 ブックマーク数

チームワークマネジメントに関する調査

株式会社ヌーラボが実施した「チームワークマネジメントに関する調査」では、現代の業務環境におけるチームマネジメントの現状や課題が明らかになりました。調査は1,200名を対象に実施され、働く環境の変化がチームワークにどのような影響を与えているのかを詳細に分析しています。

目次本記事の内容

調査結果概要

＜共同業務の経験＞

全回答者（1,200名）が社内外のメンバーとの共同業務を経験しており、そのうち約70％が複数の案件を同時並行で進行している。

＜求められる能力の変化＞

59.5％が、定型業務よりも非定型的なプロジェクト型業務への柔軟な対応能力が求められるようになったと感じている。また、62％が複数のメンバーとのコミュニケーション能力の重要性が増したと回答し、60％がチームとしての成果がより重視されるようになったと感じている。

＜多様なチームでの課題＞

39.3％が多様なスキルを持つメンバーとの協働が増えたと感じており、その中で「共通の目標や方向性のすり合わせ」（26.3％）や「役割や責任の分担の不明確さ」（23.3％）に課題を感じている。

＜チームワーク醸成の難化＞

54.2％が「一緒に働くメンバーの価値観の多様化」により、チームワークの醸成が難しくなったと感じている。

＜重要視される要素＞

87.3％が自分の役割の理解、84.5％が自分の仕事がプロジェクト全体に与える影響の理解、82.6％が目標に対する共通認識、79.1％が役割や責任の明確化を重視している。

今回の調査によれば、すべての回答者が社内外のメンバーと共同業務を経験しており、そのうち約70％が複数のプロジェクトを同時並行で進めています。これは、チームワークがビジネスの中心に位置付けられている現状を反映しています。また、59.5％が定型業務よりも非定型のプロジェクト型業務が増加していると感じており、現代の労働環境では柔軟性や創造性が求められていることが分かります。

さらに、62％の回答者が複数のメンバーとの円滑なコミュニケーション能力がこれまで以上に重要視されていると答えており、60％がチーム全体の成果が重視されるようになったと感じています。しかし、多様な価値観を持つメンバーとの協働が増加する一方で、54.2％がその多様性がチームワーク醸成を難しくしていると述べています。また、共通の目標や方向性の共有が不十分であることや、役割や責任の分担が曖昧であることが課題として挙げられています。