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団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が労働市場から離れていくことで、「2025年問題」がしばしば論じられるようになりました。団塊世代の高齢化によって日本の社会保障制度や経済、企業の人事戦略などに大きな影響を与えると考えられます。
本記事では、2025年問題の背景や企業が直面する課題、具体的な対策についてわかりやすく解説します。
「2025年問題」とは、2025年に団塊の世代(1947〜1949年生まれ)が全員75歳以上の後期高齢者となることで、日本社会に影響を及ぼすさまざまな問題のことです。
日本はすでに超高齢社会に突入していますが、2025年以降は高齢者の割合がさらに増加し、医療・介護・労働力不足などの課題が深刻化すると予測されています。企業にとっては、人材確保や生産性向上のための対策が必要になるでしょう。
2025年問題の本質は、日本社会の急速な高齢化とそれに伴う労働力不足、医療・介護負担の増大にあります。
団塊世代(1947〜1949年生まれ)の出生数は約800万人にのぼり、日本の労働市場や経済を長年支えてきました。しかし、2025年にはこの世代がすべて75歳以上の後期高齢者となり、医療・介護サービスの需要が急増すると考えられています。後期高齢者医療制度への影響は大きく、厚生労働省も制度の持続可能性を維持するための見直しを進めなければなりません。
団塊世代の大量退職によって、企業の人手不足が深刻化するのも、2025年問題の重要な背景です。団塊世代はかつて生産年齢人口(15-64歳)の多くを占めており、主要な労働力としての役割を果たしていました。労働市場に多くの労働者が供給されなくなり、企業が思うように人材を採用できない状態が続くと考えられます。
2025年問題は、単に社会全体の課題ではなく、企業経営にも大きな影響を与えます。とくに「人材不足」「ITの課題」「物流の変化」の3つが主要な問題となり、企業はそれぞれに対策を講じなければなりません。
まずは人事・労務管理の課題です。2025年には、団塊世代の大量退職が進み、企業にとって貴重なノウハウの喪失が避けられない状況となります。たとえば、製造業・物流業などの現場作業を支えてきたベテラン層の離職によって、現場の技術継承が難しくなるといった問題も指摘されています。
日本全体の若年層の人口は減少しているため、退職した労働力を新たな若者で補うのも困難を極めるでしょう。すでに現在もその傾向が見られますが、採用競争もさらに激化すると考えられます。
次に、ITの課題です。2025年問題と並行して、日本企業は「2025年の崖」とも向き合う必要があります。「2025年の崖」とは、経済産業省が指摘する、企業の生産性低下・競争力低下の危機のことです。
DXの推進(デジタルによる変革)をしなければ、業務効率・競争力の低下が起こり、多くの経済的損失が発生するとされています。DXの推進が遅れている企業では、業務の自動化や効率化が進まず、労働力不足がさらに加速するでしょう。
最後に、物流の変化です。2025年問題は、物流業界にも大きな影響を与えます。ドライバー不足が深刻化すれば、輸送コストの上昇が避けられない状況となるでしょう。働き方改革関連法によって、ドライバーの拘束時間や休憩時間などが見直されたため、こうした観点でも労働力が不足すると考えられます。
企業はDXや自動運転技術を活用し、物流の効率化を進める必要があります。また、EC市場の拡大により、スムーズな配送を求める消費者のニーズにどう対応するかも課題となるでしょう。
団塊世代の大量退職による労働力不足とノウハウの喪失を防ぐためには、シニア人材の有効活用が不可欠です。定年延長や再雇用制度の強化を図り、単なる労働力確保だけでなく、組織内の知見・経験を維持することも考えましょう。
DXの推進も重要です。労働力不足の解消だけでなく、業務の生産性向上や競争力強化にも直結します。システムの導入による業務効率化から始まり、AI(人工知能)やRPAの活用などを考えましょう。ITスキルをもつ人材の確保と同時に、既存社員へのリスキリング(再教育)を積極的に進めるなどの取り組みも欠かせません。
医療・介護支援の充実も、企業がアプローチできる部分です。とくに介護離職の防止と、健康経営®*の推進は重要な課題です。産業医や保健師を活用した健康診断・メンタルヘルス対策や、介護離職を防ぐ支援制度の整備などを考えましょう。
*「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
2025年問題の本質は、「労働力不足」と「高齢化」にあります。団塊世代の大量退職と人口減少により、企業は今後ますます人材確保が困難になり、生産性向上が求められる時代へと突入するでしょう。
今後、医療・介護の負担も増大するとされており、社員の健康管理やワークライフバランスの確保も重要な経営課題となります。人材活用やDXなど、さまざまな角度からのアプローチを考えましょう。
参考サイト)
内閣府|第1章 高齢化の状況(第1節6(1))
HITACHI|経済産業省の「2025年の崖」について分かりやすく解説
altcircle|物流における2025年問題の解決策は?課題や対策を徹底解説
国土交通省|「2024年問題」について
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