公開日 /-create_datetime-/
経理財務限定!業務に役立つ資料を無料プレゼント
業務過多や属人化などの課題を解決する資料から経費精算の効率化など業務に役立つ資料をプレゼント。また法令関係など正しく理解しておきたい方に向けた資料もご用意しております。すべて無料でダウンロードできます。
「今月の支払いは乗り切った、さて来月はどうなることか……」中小企業を経営していると、資金繰りに悩んだ経験が一度はあるかもしれません。もし自社の手元資金が安全な状況かどうか判断できる指標があれば、対策ができると思いませんか。
とはいえ会社の財務状況を表す指標は、数式が複雑だったり表現が難しかったりとわかりにくいものです。そこで今回の記事では、経営者にとって身近な数字で資金の状況を把握できる「手元流動性比率」を取り上げます。
経営計画や月次決算に強いビジョン税理士法人 代表税理士 鈴木宗也さんに、手元流動性比率の概要や分析方法、改善のアイデアなどを伺いました。
ーー手元流動性比率とは、簡単に言うとどのような経営指標なのでしょうか?
手元流動性比率は、売上に対する現預金の比率を示す指標です。経営者の皆さまにとって身近な言葉で表すと「月商の何か月分のお金が手元にあるか」と言い換えられます。
手元流動性比率が高いほど、その企業には手元の資金が潤沢にあると言えます。つまり直近の支払いに余裕があるかどうかがわかる、と言ってよいでしょう。
ーーさまざまな経営指標がある中で、手元流動性比率に着目することの利点は何でしょうか?
経営者にとって直感的にわかりやすいということです。他の経営指標は、会計や財務の専門家でなければ理解が難しいことが多いでしょう。例えば、経営の安全性を測る指標に「自己資本比率」があります。自己資本が総資本の30%以上を占めることが健全経営の目安になりますが、貸借対照表を見慣れていない人にはイメージしづらいと思います。
一方、手元流動性比率は「月商」という使い慣れた言葉で説明しているので、ほとんどの人がすぐに理解できます。数字が苦手でも、簡単に使いこなせるというわけです。ーー自己資本比率だけでは安全性は見られないのでしょうか?
はい。手元流動性比率を併用すると、よりリアルな会社の数字が見られます。なんといっても一番信用できるのはお金、つまり「現預金」です。自己資本比率には手元の資金という観点はありません。3年や5年といった中長期で会社の安全性を見ることには優れていますが、目の前のお金を見ることについては手元流動性比率に軍配が上がります。
手元流動性比率を高めておけば、売上が下がったり得意先の都合で入金が遅れたり、といった不測の事態に備えることができます。特に中小企業にとって、資金繰りは経営課題の最優先事項になることが多いでしょう。資金が潤沢にある企業は別ですが、少しでも不安がある企業は定期的に手元流動性比率をチェックすることをおすすめします。私の体感ですが、8割近くの中小企業が該当するのではないかと思います。
ーー当座比率や流動比率との違いについても教えてくださ
手元流動性比率は「会社がすぐに使えるお金」がどれくらいあるかわかります。当座比率には売掛金、流動比率には棚卸資産など、すぐには現金化できない資産が含まれているので、直近の支払い能力を見るには必ずしも適していません。
ーー手元流動性比率の計算式を教えてください。
以下の通りです。中小企業向けに少しだけカスタマイズしています。
記事提供元
弥生は「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」というミッションを掲げ、バックオフィス業務を支援するソフトウエア「弥生シリーズ」(https://www.yayoi-kk.co.jp/)の開発・販売・サポートする企業です。「弥生シリーズ」は登録ユーザー数 350万を超え、多くのお客さまにご利用いただいています。
経理・人事ご担当者さまや経営者さまに役立つ情報をお届けしていきます。
ラフールサーベイ導入事例集
他社との違いは?電子契約サービスの比較検討ガイドのご紹介
雇用契約書の記載事項を知りたい方必見!必須事項や注意点を解説
家賃補助と社宅・社員寮、自社に最適な住宅補助制度の選び方
退職支援で築く、持続可能な組織力-オフボーディングプログラムサービス資料
8月の「円安」倒産3件、2カ月連続で前年同月を下回る 負債総額は2カ月ぶりに30億円を超える
データ活用で乗り越える2025年の崖
チェンジマネジメントとは?失敗しないためのフレームワークと実践ロードマップ
【経理必見】法人カードの仕訳・経理処理・証憑管理ガイド
中小企業のためのコンプライアンス研修の始め方 研修資料の項目例と作成のポイント
債権管理・入金消込効率化『V-ONEクラウド』導入事例 ~午前中いっぱい掛かっていた消込作業がわずか数分で完了! アデコ株式会社~
請求書の印刷・封入作業をゼロに!電子請求書発行システム「楽楽明細」導入事例集
これなら先方も納得!取引先と請求書電子化をスムーズに進める3つのコツとは?
電子契約における代理署名・代理押印
消費者契約法で無効にならないキャンセルポリシーの作成方法
インボイス制度が業務DXの妨げに 運用見直しを4社が提言、制度と実務の隔たり解消を目指す
オワハラとは~オワハラが増加している背景と企業ができること~
「目標管理制度」の運用うまくできてる?今だからこそ目標管理制度の見直すべき点とは?
組織文化の“見える化”をアクションへ ─人材開発と関係性改革で組織を動かす
キャリア自律を支援する制度設計と導入ステップ
公開日 /-create_datetime-/