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新リース会計基準のポイント解説2 第4回 セール・アンド・リースバック

公開日2025/06/21 更新日2025/06/20 ブックマーク数
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新リース会計基準のポイント解説2 第4回 セール・アンド・リースバック

岸田 泰治様

公認会計士・税理士 岸田 泰治

TKC全国会 中堅・大企業支援研究会 副代表幹事
TKC企業グループ会計システム普及部会 部会長


新リース会計基準の適用に当たって留意すべき論点として、セール・アンド・リースバック取引があります。セール・アンド・リースバック取引は、売却した資産をリースバックすることにより引き続き利用できるようにするスキームであり、実務においても多く行われています。会計処理上の留意点についてポイント解説します。

当コラムのポイント

  • セール・アンド・リースバック取引の概要とその目的
  • 新リース会計基準に基づく会計処理
  • 旧リース会計基準との比較と変更点
  • 資産の譲渡が売却に該当するかの判断基準と設例
  • セール・アンド・リースバック取引に該当しない場合

目次本記事の内容

  1. 1.セール・アンド・リースバックとは
  2. 2.セール・アンド・リースバックの目的
  3. 3.セール・アンド・リースバックの会計処理
  4. 4.旧リース会計基準との比較
  5. 5.資産の譲渡が売却に該当するかの判断基準
  6. 6.セール・アンド・リースバック取引に該当しない場合

前回の記事 : 第3回 減損会計の実務への影響

1.セール・アンド・リースバックとは

 セール・アンド・リースバックとは、売手である借手が資産を買手である貸手に譲渡し、売手である借手が買手である貸手から当該資産をリース(以下、「リースバック」という。)する取引をいいます(適用指針 第4項(11))。
 セール・アンド・リースバックは、資産を売却した後に同物件について賃貸契約(リース契約)を締結し、資産を現金化したうえで賃貸料を支払うことで、引き続き同物件を利用できるようにする取引です。
 セール・アンド・リースバックは不動産を所有する企業でよく採用されているスキームです。買主は不動産会社や金融機関などのリースバック業者になるケースが一般的です。また、不動産だけでなく、車や事業用機械も対象となります。

2.セール・アンド・リースバックの目的

 セール・アンド・リースバック取引の目的は、以下の点があげられます。


記事提供元



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