詳細はこちら
サービスロゴ

もらえる!

Present!

M&A仲介の意義とリスクチェック強化の取り組み ~ 大手仲介・M&A総合研究所に聞く ~

公開日2025/08/27 更新日2025/08/26 ブックマーク数
0
M&A仲介の意義とリスクチェック強化の取り組み ~ 大手仲介・M&A総合研究所に聞く ~

 経営者の高齢化で、2024年の休廃業は6万2,695件と過去最多を記録した。
こうした状況を背景に、M&A(合併・買収)が新たな事業承継の出口戦略として注目されている。

   だが、急拡大するM&A市場のプレーヤーは玉石混合で、中には売り手(被買収、譲渡企業)の利益からは逸脱した仲介も生じ、社会問題となっている。

 こうした事態を背景に、中小企業庁は2025年6月、M&Aを手掛けるアドバイザー資格制度を創設すると公表した。
仲介業者に財務や法務の知識と実務能力を求め、M&Aによるトラブル防止と市場の活性化を促すもので2026年度にも創設する。

 東京商工リサーチは、仲介会社大手のM&A総合研究所(TSRコード:697709230、千代田区、以下M&A総研)の向井崇CAO(最高管理責任者)にM&A仲介の意義やリスクチェックの取り組みなどを聞いた。

目次本記事の内容

  1. はじめに、M&A総研の特徴は
  2. M&A仲介の意義は
  3. 2024年8月初旬までM&A総研が関与していた案件で一部、トラブルが表面化(※1)した。一方、M&A総研は近時リスクチェック体制を強化したと聞く
  4. どのような体制を構築したのか
  5. 買い手企業のチェック方法は
  6. 社内教育は
  7. 双方にコミットするM&A仲介は利益相反に繋がりやすいとの指摘もあるが
  8. 今後、法令や規制が強化された場合は

―はじめに、M&A総研の特徴は

 M&A総研ホールディングスの中核を担う1社だ。
完全成功報酬型なので契約が成立するまで、売主(売り手)に対して着手金や中間金などが発生しない。
事業の親族内継承などとも平行しながら、多様な選択肢のひとつとしてM&Aを位置づけると、成功報酬型は検討しやすい。

 また、AIなどを駆使したマッチングにも取り組んでいる。
そもそも当社では80名程のマッチング専任部署を設置し、より多くの、売主のニーズに即した候補先企業をスピーディー且つ効果的に提案出来るような体制を整えている。
それに留まらず、AIを活用することで属人性に依らないアプローチも可能にしている。
AIの活用はマッチングだけでなく、案件を進める際の分析にも活用している。

 売主の決算内容や定性的なデータなどを取り込み、そこから業界や業種なども踏まえてこれまでの蓄積データをAIで解析することで、従来が100の水準とすると現在は600程の水準で、案件を進めていく上での懸念点や、売主の抱える課題などの抽出が可能となり、サービスの質向上に繋がっている。

 マッチング専任部署やAIを活用し、年配のオーナーの体調問題などで急がなければいけない時は、意向に沿ったスピードで提案することも可能だ。

―M&A仲介の意義は

この記事を読んだ方にオススメ!


記事提供元

東京商工リサーチ


ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報

マネジーポイントを貯めると各種ポイントと交換できたりカタログギフトとも交換可能です。また今なら初回特典として1,600ポイントをプレゼント!

マネジーの会員登録はこちら