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バックオフィスに限った話ではありませんが、現代の日本企業では、攻めの姿勢が重要視されるようになりました。
営業・マーケティング・経営企画に今まで通り攻めの姿勢が求められるのはもちろん、今まで前線を支えてきたバックオフィスのスタッフにさえ、攻める姿勢が求められるようになってきたのです。
経費処理・備品管理・給与計算・福利厚生など、社内をフィールドにして活動してきたバックオフィスは、今、外部への視線を持って行動することが求められています。
今回は、そんな「攻めのバックオフィス」という、比較的新しい概念についてご紹介します。
一口に「攻めのバックオフィス」という話をしても、その言葉が何を意味しているのかは、所属する部署や会社によってさまざまです。
しかし、共通しているのは「ルーティン以上のことをする」という概念です。
バックオフィスとして代表的な部署の一つに「総務」があります。
やるべきことの多くが年単位で決まっており、その中でいかにミスをせず(忘れず)、確実に行事や物品管理などを行っていくかという点に、総務の特色があります。
一見すると、徹底して「守る」ことに特化した部署であり、攻めの要素を入れる隙間はあまりないように感じられます。
しかし、攻めるという概念は、何も社外にのみ向ける必要はありません。
総務の仕事は多岐にわたります。
それゆえ、ざっくばらんに言えば、その多くが「別に総務のスタッフでなくてもできる」仕事だけで構成されている会社も珍しくありません。
しかし、どんな仕事でも掘り下げて考えてみると、経験したことのある人とない人とでは、全く目の付け所が違うこともよくある話です。
全国的な大ヒットを飛ばし、今なお派生筐体が数多くある「プリクラ(プリント倶楽部)」も、もともとは社員2人のお遊びに似たアイデアが開発のきっかけでした。
自分がやるよりも確実にできて、なおかつ能力が全般的に高いと他の社員に判断されれば、どんどん多くの仕事を任され、結果的に代わりのいない人材になれる可能性を秘めています。
そこから新しいアイデアが生まれれば、総務発の新商品が生まれるかもしれないのです。
バックオフィスに攻めの姿勢を求める企業は、立ち上がってから比較的新しいベンチャー企業に多くあります。
それは、バックオフィスに投資できる資本が限られているという事情もありますが、それ以上に「バックのことは何でもできて」もらわなければ、会社の未来を任せられないからです。
「営業だけで会社は回せても、経理だけで会社は回せない」という言葉をご存じでしょうか。
これは、売上を立てる部署なしでは、会社を運営することはできないという意味です。
いくら優秀な経理スタッフがいて投資の経験があったとしても、それだけで利益をあげられるのなら、それはもはや投資会社です。
つまり、原則として会社を動かしているのは商品の価値や営業力であって、やはりバックオフィスではないのです。
しかし、攻めのバックオフィスは、それを理解したうえで自分たちをより会社のために活かせるよう、セルフプロデュースができます。
例えば、専門外の分野であっても積極的に取り組み、自分の仕事にしてしまえる集団です。 小さな会社では、総務・経理が一緒になっているケースはよく見られますが、見方を変えればそれぞれ「攻めの総務」「攻めの経理」の範ちゅうに入ります。
本来なら二人以上必要な仕事を一人でできるなら、それは会社にとって人件費の削減につながっています。
あるいは、経理で課長職以上なら、財務の仕事も同時に行うケースもあるでしょう。
経理と財務は、それぞれ管理と投資という概念でお金の価値観が二分される部署です。
その二つの視点から、会社の経営に関する有益な情報をピックアップして経営陣に届けられれば、この上ないメリットのはずです。
有能な人材は、いつの時代、どんな場所でも求められているのです。
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