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働くことと自己実現(1)──マズロー心理学の欲求階層の観点から

公開日2025/11/26 更新日2025/11/25 ブックマーク数
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働くことと自己実現(1)──マズロー心理学の欲求階層の観点から

目次本記事の内容

  1. 「働く」動機は何か
  2. 労働と自己実現
  3. 自己実現を超えて──マズローの晩年の自己超越欲求
  4. 働きがいと企業の役割


以前のコラムで、「勤労の権利」を支える「表現の自由」について、自己実現の価値を持つ勤労という観点からお話ししました。

本コラムでは、そうした「自己実現」の価値について、Platworksの公認心理師・臨床心理士が心理学的な観点から検討してみたいと思います。

「働く」動機は何か

社会生活を営む以上、「働くこと」は「生きること」と同義と言えるくらい、生活の中の本質的な部分を占めているといえます。モチベーション(やる気)を持って働き、そこに意義を感じていることが、深く生きがいにもつながっていくという意味で、仕事への動機づけは質量ともに大変重要な要素です。

仕事は、単なる生計を立てる手段にとどまらず、人間が自己を成長させ、人生に充実感をもたらす側面を含みます。人が仕事を通じてどのように成長し、「自己実現」を目指すかを理解するうえで、アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(Maslow, Abraham Harold. 1908-1970)が提唱した「欲求階層説」は、非常に有用な枠組みであるといえます。特に、現代における労働の意義や働きがい・生きがいについて考える際、このマズローの理論が重要なヒントを提供してくれます。

マズローの欲求階層説では、基本的な欲求から段階的に人間の動機付けが説明されています。
最も基本的な「生理的欲求」や「安全欲求」は、食べ物や住居、身体の安全といった生存に関わるものであり、これらが満たされると「所属と愛の欲求」や「承認欲求」へと進んでいきます。最終的に、これらの欲求が満たされると、人は「自己実現欲求」へと向かい、自分自身の可能性を最大限に発揮し、個人的な目標を追求することに意欲を燃やすと言われています。

労働と自己実現

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記事提供元



「社会保険労務士法人プラットワークス」は、東京・大阪を拠点に全国の中堅中小企業から大手企業、官公庁に向けて、人事制度構築、国際労務、組織再編、IPO支援等の組織人事領域における総合的なコンサルティングサービスを提供しています。また、「働く自由をすべての人に」をビジョンに、オンライン心理相談サービス(PlaTTalks)の運営、企業認定取得支援(えるぼし・くるみん・健康経営)を通じて、心の自由とキャリアの安心をサポートしています。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。

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