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経理担当者であれば、Excelを使った作業やデータ分析を行う機会は多いでしょう。
そんな中で、「Excelをなんとなく使えている」というレベルで満足していませんか。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、Excelを含むOffice製品のスキルを客観的に証明できる国際資格です。
この記事では、MOSの概要と、経理・会計の実務でMOSがどのように役立つのかを分かりやすく解説します。
MOS(Microsoft Office Specialist)は、マイクロソフト社が認定する国際資格で、WordやExcel、PowerPointなどのOffice製品をどれだけ使いこなせるかを客観的に証明できる試験です。
パソコンが業務の中心となった今、MOSは「事務スキルの証明」として広く活用されています。
従来は「慣れ」や「自己申告」で判断されていたパソコンスキルを、国際基準で可視化できるのがMOSの強みです。
特に経理では大量の数値を扱うため、Officeソフトの中でもExcelを効率的・正確に操作できることが生産性を大きく左右します。
MOSは、実際のOfficeソフトを操作しながら課題を解く実技形式の試験です。
単なる知識ではなく「実務で使えるスキル」が問われます。
対象ソフトはExcel、Word、PowerPointなどで、それぞれ「一般」と「上級レベル(エキスパート)」の2レベルがあります。
一般レベルは基本操作中心、上級レベルはピボットテーブルや条件付き書式、マクロの作成・編集など応用的な操作が問われます。
| 試験科目 | 一般レベル | 上級レベル(エキスパート) |
|---|---|---|
| Excel |
・数式や基本的な関数の作成 ・セルの書式設定 ・グラフの作成 |
・ピボットテーブルを用いた分析 ・条件付き書式設定 ・入力規則の設定 ・マクロの作成・編集 |
| Word |
・文字サイズやフォントの変更 ・表の作成・編集 ・作成した文書の印刷 |
・スタイル機能 ・目次や索引作成などの長文機能 ・他アプリからのデータ取り込み |
合格ラインは公式には公表されていませんが、おおむね1000点満点中550~850点の範囲が合格の目安とされています。
出題内容や難易度によって基準が変動する仕組みで、実際の合否は試験終了後、画面上やスコアレポートで確認できます。
経理にとってExcelは、単なる表計算ソフトではなく「数字を整理し、可視化するための分析ツール」です。
ここでは、経理担当者にとってExcelスキルがなぜ重要なのか、Excelスキルを高めることのメリットを紹介します。
経理の業務には、毎月や毎年決まって発生する作業(仕訳入力・月次集計・請求書管理など)が多くあります。
これらを手作業で行うと、時間がかかるだけでなく、入力ミスが発生するリスクも高まります。
Excelの関数やピボットテーブル、マクロなどを活用すれば、これまで手動で行っていた集計・突合せ・報告資料の作成を大幅に効率化できます。
例えば、SUMIFやVLOOKUP関数を使って仕訳データの抽出を自動化すれば、ヒューマンエラーを防ぎながら作業時間を大きく短縮できます。
経理部門から経営層や関係部署への報告資料には、分かりやすさと正確さが求められます。
Excelを用いてデータを整理し、グラフ化・条件付き書式で異常値をハイライトするなどの操作を行えると、「ただ数字を並べる」のではなく、「数字から読み取れる示唆を伝える」資料作りが可能になります。
例えば「急減・急増している取引先」を色で可視化すると、意思決定の材料としての価値も上がります。
経理の転職市場では、Excelスキルが選考時の評価ポイントになることがあります。
Excelを自在に使えるということは、「ただ入力する人」ではなく「分析・改善に関わる人」として捉えられやすくなります。
未経験から経理を目指す場合でも、Excelスキルを証明できれば差別化要素になりますし、経験者ならさらに“即戦力”としての印象を強められます。
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MOSには、一般レベルと上級レベル(エキスパート)があります。
上級レベルの学習範囲では、複雑な関数や詳細な条件付き書式、ピボットテーブルを使った多軸分析、簡易マクロなど、より“業務改善”を意識したスキルが求められます。
一般レベルが「日常業務を正確に行うレベル」だとすれば、エキスパートは「業務を効率化・仕組み化するレベル」といえます。
・経理部門でリーダー・マネージャーを目指す人
・管理会計・経営企画・予算管理に携わりたい人
・転職で“即戦力”をアピールしたい人
・業務効率化や自動化に関心がある人
一方で、「まずは経理職に転職したい」「Excel操作に不安がある」といった方は、一般レベルで基礎を固めるのがおすすめです。
実務でExcelを使いながらスキルを積み重ね、必要に応じてエキスパートにステップアップする流れでも十分成長できます。
MOSは、経理業務に必要なパソコンスキルを証明できる実務的な資格ですが、経理の専門性を高めるには、会計や財務の知識を補う他の資格との組み合わせが効果的です。
ここでは、経理担当者が他に目指すべき資格を紹介します。
日商簿記検定は、経理なら必ず持っておきたい資格です。
特に2級以上を取得していれば、財務諸表の読み解きや仕訳処理など、会計の基本を体系的に理解している証明になります。
簿記で「会計の知識」を、MOSで「Excelによる実務スキル」を磨くことで、経理の現場で即戦力として活躍できるでしょう。
FASS検定は、経理・財務実務を4分野(管理・決算・税務・資金)で評価する試験です。
得点からスキルレベルを数値で把握できるため、自己分析やキャリア開発に役立ちます。
実務経験を積みながらスキルの棚卸しをしたい方におすすめです。
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財務諸表を読み解き、経営判断に活かす力を問う検定です。
Excelでの分析スキルを強化できるMOSとの相性が良く、データを基にした経営提案や業績分析にも活かせます。
経理から経営企画や管理会計へキャリアを広げたい方に最適です。
他にも
・税理士試験(科目合格)
・中小企業診断士
・ファイナンシャルプランナー(FP)
・給与計算実務能力検定
などが経理に役立つ資格と言われています。
経理にとって、Excelスキルは「作業をこなす力」ではなく「業務を設計し改善する力」です。
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、そのスキルを客観的に証明できる実践的な資格として、経理職のキャリアを支える基盤になります。
また、簿記やFASS検定などの資格と組み合わせることで、「会計知識 × Excelスキル」の両面から即戦力をアピールできるでしょう。
日々の業務効率化はもちろん、将来的に経営企画や管理会計へキャリアを広げたい方にとっても、MOSはおすすめです。
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