年末年始休業のお知らせ

2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は年末年始休業のため、お問合せなどのご連絡は1月5日(月)以降になります。ご了承くださいませ。

年末年始休業のお知らせ

2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は年末年始休業のため、お問合せなどのご連絡は1月5日(月)以降になります。ご了承くださいませ。

「レンジレート/シングルレート」の違いとは? 人事が押さえるべき給与レンジ設計の実務ポイント

公開日2025/12/31 更新日2025/12/25 ブックマーク数
0
「レンジレート/シングルレート」の違いとは? 人事が押さえるべき給与レンジ設計の実務ポイント

一般的に能力・経験・年齢・役割・職務などによって決定される基本給ですが、何を重視するかは会社の考え方やポリシーによっても異なります。また、その基本給に幅を持たせるか持たせないかも会社によってさまざまで、「レンジレート/シングルレート」と呼ばれる設定方法がそれにあたります。

今回は、人事制度設計や組織改革などの豊富な経験を持つ横川 弘隆さんに、「レンジレート/シングルレート」の概要・違いから導入・運用におけるポイントに至るまでお話を伺いました。

「レンジレート/シングルレート」とは

──「レンジレート/シングルレート」の基本的な仕組みと考え方について、それぞれの使い分け方や位置付けも踏まえて教えてください。

「レンジレート/シングルレート」とは、従業員の処遇をどの程度柔軟に設計するかを分ける代表的な手法のことです。

「レンジレート」は、等級や職務ごとに下限〜上限の幅を設け、その範囲で個人のスキル・経験・成果に応じて給与を決める仕組みです。例えば、等級3に属する従業員の年収を400万円〜600万円と設定することで、入社直後の従業員は下限に近い水準、実績を積んだ従業員は上限に近づけるといった運用を行うことが可能になります。市場価値に合わせて報酬を調整する外資系コンサルティングやIT企業では、この方式が一般的です。ただし、レンジ幅や昇給ルールが曖昧だと『なぜ自分は上限に近づけないのか』といった不満が生じやすく、公平性や説明責任の観点が課題になりやすい側面があります。

一方、「シングルレート」は等級や職務ごとに『一律の給与額』を定める方式です。例えば、課長職=年収700万円と設定した場合、同じ課長職であれば誰もが同じ額を受け取ります。これは官公庁や教育機関など組織の透明性や公平性を重視する領域でよく用いられる形です。シンプルでわかりやすく制度運用の負担も小さい一方、成果やスキル差を反映しにくいため、優秀な従業員が『頑張っても給与が変わらない』と感じて離職につながるリスクがあります。

なお、欧米企業では…


この記事を読んだ方にオススメ!

記事提供元



株式会社コーナーはでは中途採用・新卒採用、労務、人事制度設計、組織開発、人材開発など幅広く企業の人事周りにおける課題解決を支援するサービスを提供しています。
1万人以上のフリーランス・複業の即戦力のプロフェッショナル人材から、課題に合わせて最適なプロフェッショナル人事を選定することができ、課題解決まで実働支援型で行います。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日19時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報

マネジーポイントを貯めると各種ポイントと交換できたりカタログギフトとも交換可能です。また今なら初回特典として1,600ポイントをプレゼント!

マネジーの会員登録はこちら