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企業の年賀状廃止が進む理由とは?背景・代案・注意点なども紹介

公開日2025/12/25 更新日2025/12/24 ブックマーク数
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企業の年賀状廃止が進む理由とは?背景・代案・注意点なども紹介

企業間のコミュニケーション様式が大きく変化するなか、「年賀状の廃止」を選択する企業が年々増えています。

一方で、「取引先との関係性に影響しないか」「代わりに何を送るべきか」など、判断が難しいポイントも多く、総務・広報・経営企画などの担当者は慎重な検討が欠かせません。

本記事では、企業が年賀状を廃止する理由から、代替手段、実務上の注意点、年賀状じまいの文例までを体系的に整理します。

[ 目次 ]

企業の年賀状廃止が加速している理由

企業の年賀状廃止が加速している理由として、以下が挙げられます。

虚礼廃止の流れが広まっている

企業間の付き合い方が見直され、「形式的な挨拶はやめる」という虚礼廃止の動きが広がっています。
上場企業を中心に年賀状じまいを発表する企業も増え、「送らないことが失礼にあたらない」という風潮が一般化しつつあります。

デジタル化で代替手段が浸透した

メールやSNS、メルマガなど、迅速かつタイムリーに挨拶できるデジタル手段が定着したことで、紙の年賀状の必要性が低下しました。
また、デジタル化の進展に伴い、紙の年賀状のデザイン性を残した「電子年賀状(e-Greeting)」を代替手段として採用する企業も増えています。

コスト削減につながる

年賀状には印刷費・郵送費・デザイン費・担当者の作業工数など、目に見えにくいコストが多く発生します。
こうした固定費削減や業務効率化の観点から廃止の判断をする企業が増加しています。

環境負荷の軽減(紙・物流の削減)

ESGやサステナビリティ経営の観点から、年賀状廃止を「環境配慮の取り組み」と位置づける企業が増えています。
紙資源の削減だけでなく、印刷・物流に伴うCO₂排出を抑制できる点も評価されています。

年賀状を廃止する場合、代わりに何を送るべきか?

年賀状をやめても、取引先への新年の挨拶は必要です。
ここでは、実務で使える代表的な代替手段を紹介します。

メール

年賀状をやめた企業の多くが採用しているのが「ビジネスメールでの新年挨拶」です。
BtoBではすでに一般的で、昨年のお礼・新年の抱負・相手企業の発展を祈る一文を添えれば、年賀状と同等の内容になります。

一斉送信でも、宛名や一言だけ個別にカスタマイズすれば丁寧な印象を保てます。
作業負荷が少なく、確実に届く点も管理部門にとって実務的なメリットです。

企業公式SNS

企業の公式X(旧Twitter)やFacebook、LinkedInなどのSNSで年始の挨拶を発信するケースも増えています。
メッセージを広く届けられるだけでなく、動画で代表の挨拶を公開するなど、企業ブランディングにも活用できます。

更新作業は比較的簡単で、年賀状廃止後の“お知らせ”としても機能するため、総務・広報部門にとって扱いやすい手段です。

メルマガ

メルマガは年始のメッセージに加えて、自社の取り組みや今年の注力領域をまとめて発信できるため、関係構築と情報提供を同時に行える点が強みです。

電子年賀状(e-Greeting)

デザイン性の高いグリーティングカードをデジタルで送付する手法です。
紙の年賀状の体裁を保ちつつ、コスト削減や環境配慮を実現でき、取引先への丁寧な印象も維持しやすい点がメリットです。

その他事例(別タイミングの挨拶・何もしないケース)

年賀状だけ廃止し、暑中見舞いやサンクスレターなど“別タイミングの挨拶状”を残す企業も増えています。
年始にこだわらず、接点を持つ時期を戦略的に選べる点がメリットです。

また、あえて何もしない企業も一定数存在します。
ただし、急に年賀状が届かなくなると“関係が途切れた”と受け取られる可能性があるため、事前に「メールや対面でのご挨拶に切り替えます」とWebサイト等で告知しておくと安心です。

年賀状じまいの文章事例

年賀状を廃止する際は、取引先に失礼のない形で「今後は別の手段に切り替える」ことを明確に伝えることが大切です。
ここでは、メールと年賀状で案内する場合のシンプルな文例をご紹介します。

メールで伝える場合

メールは、最も手軽でスムーズに切り替えを伝えられる手段です。
以下のような例文が、ビジネスシーンで汎用的に使えます。

<文例>

平素より大変お世話になっております。〇〇株式会社の△△でございます。

当社では業務効率化およびデジタル化推進の取り組みの一環として、来年以降の年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことといたしました。

日頃のご厚情に深く感謝申し上げるとともに、新年のご挨拶はメール等でさせていただきます。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。

年賀状で伝える場合

最後の年賀状として「年賀状じまい」を告知するケースもあります。
丁寧な印象を保ちつつ、今後の挨拶方法を示すことが重要です。

<文例> 

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

さて、当社では環境負荷の軽減および業務効率化の観点から、本年をもちまして年賀状による新年のご挨拶を終了させていただくことにいたしました。

これまで賜りましたご厚情に深く感謝申し上げますとともに、今後のご挨拶はメール等にてお送りいたします。

皆様のご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。

まとめ

企業を取り巻く環境の変化により、年賀状文化は大きな転換期を迎えています。
虚礼廃止やデジタル化、コスト削減、環境配慮などの流れから、多くの企業が新年の挨拶方法を見直し始めています。

重要なのは年賀状の有無ではなく、取引先への敬意を損なわない形で適切な手段を選ぶことです。

メール・SNS・メルマガなど、どの方法でも「感謝」「今後の連絡手段」「理由の簡潔な説明」を押さえれば円滑に移行できます。
本記事のポイントや文例を参考に、自社に合った無理のないコミュニケーション方法を検討してみてください。

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