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7月22日(月)~9月6日(金)の期間で現在「テレワーク・デイズ2019」が実施中だ。
レノボ・ジャパン株式会社は、全国の20~50代の社会人を対象とした「テレワーク利用実態調査」を行ったが、その結果は、意外なものだった。
まず、勤務環境の満足度は、テレワーク導入企業では56.0%と過半数を超えているものの、テレワーク未導入企業では28.7%と、テレワーク導入による勤務環境は、大幅にアップしていることが裏付けられる結果といえる。
なかでも20代のテレワーク従事者の7割が「働きやすい」と回答し、30~50代でも、平均して約半数(50.7%)が、働きやすさを実感しているようだ。その理由として、もっとも多く挙げられたのが、「通勤時間を作業時間に割くことができる」(51.5%)という回答である。
半数以上が働きやすさを実感しているテレワークだが、導入しているのは11.5%と、まだ1割そこそこだ。また、テレワーク制度が導入されている企業でも、テレワークの対象となっている社員はわずか6.7%のみ、しかも実際にテレワークを実践しているのは4.9%というから、ごくごく少数の限られた社員だけが利用していることになる。
過酷な通勤の負担を軽減し、フレキシブルなワーク・ライフ・バランスにも効果があるとされるテレワークだが、普及しない背景にあるのは、セキュリティへの懸念や、「オフィスの方が生産性は高い」といった声もあるからだ。
テレワーク導入を検討している企業の管理部門担当者は、こうした課題に対応していくとともに、社員の満足度も生産性でも成果を上げている企業の成功例などを参考にしながら、慎重に取り組む必要があるのかもしれない。
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