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「フェーズによって変わるCFOの在り方」CFOインタビュー 株式会社セレス - 小林保裕氏

公開日2019/08/20 更新日2020/01/07
「フェーズによって変わるCFOの在り方」CFOインタビュー 株式会社セレス - 小林保裕氏

「インターネットマーケティングを通じて豊かな世界を実現する」を経営理念に、インターネットメディアの企画・開発・運営を行う株式会社セレス。2014年10月に、東京証券取引所マザーズへ上場、2016年12月には、東京証券取引所市場第一部へ市場変更も果たした同社、常務取締役兼管理本部長の小林保裕氏にお話を伺った。


既存事業のポイントサイト運営と新規事業との親和性に着目

― まずは、御社の事業内容をお教えいただけますか?

大きく分けて2つありまして、1つは、スマートフォンメディアを中心としたモバイルサービスの企画・開発・運営を行う「モバイルサービス事業」、もう1つは、仮想通貨・ブロックチェーン関連事業、スマートフォン決済事業及び投資育成事業からなる「フィナンシャルサービス事業」です。

弊社の事業は、もともとポイントサイトから始まったのですが、その売上のうちアフィリエイト広告の売上が97~98%を占めていました。

アフィリエイト広告の成果をあげるためにポイント付与・交換をして来たという経緯があります。ポイントサイトでは、1ポイントを1円で換金できるのですが、これは、法定通貨をポイントという形をかりてインターネット上にのせ、サイトとユーザーとの間でやりとり(付与・交換)をするというビジネスをしてきたとも捉えられます。ある時、代表の都木(たかぎ)が、この仕組みは仮想通貨の本質的な価値とも通じるんじゃないか、ポイントサイトでの知見が生きるのではないかと気づいた訳です。

その意味で、ポイントサイトをずっと運用してきた弊社にとって、仮想通貨は、自分たちがやってきたビジネスのすぐ隣で起こったイノベーションという位置づけでした。これが、もう1つの事業「ファイナンシャルサービス事業」に進出したきっかけです。

「変化しないことはリスク」キャリアのスタートは生命保険会社で人事担当

― 新規事業は、これからの未来を創る分野ですね。楽しみです。そんな小林さんは、どのようなキャリアを歩まれて来たのでしょうか?ずっと財務畑ですか?

実は違うんですよ。最初は、第一生命保険株式会社の人事担当としてキャリアをスタートしました。

第一生命には合計10年在籍したのですが、最初の約5年間が人事担当で、当時5,000人程いた一般職(転居を伴う異動のない従業員)の採用、人事制度設計、査定等の人事業務を担当していました。人事担当時代は、それら業務を非常に少人数のチームで対応していたので、今振り返ると結構過酷な勤務実態でしたね(笑)。

その後5年が経ったとき、当時の上司と相談の上、興味が出てきた「株式の運用」がしたいという希望を伝えて、それが受け入れられて株式部に異動しました。

当時の第一生命には、運用資産としての有価証券残高が数兆円あったのですが、その中の数千億円については未上場株式で運用していました。私は異動した株式部でこの未上場株式の運用、所謂VC(ベンチャーキャピタル)のような仕事をほぼ見様見真似で行うことになりました。

赴任した前後のタイミングは、ちょうど楽天株式会社やGMOインターネット株式会社が上場するタイミングでしたので、次に同じように上場し得る有望なベンチャー企業を発掘して投資する、ということをやっていたら、この仕事がどんどん面白くなっていきました。なぜなら、もしかしたら自分が発掘して投資を決めた会社が、日本を代表する企業になるかもしれないんですよ?面白くないわけがないですよね。

元々、私は「変化しないことはリスク」だと思うたちで、変化の激しいベンチャー企業とやりとりをすることは気質的にも合っていたのだと思います。

そんな私の興味の移ろいを神様は見ているもので、株式部での仕事が面白くなってきたタイミングで、次の転職先となる三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の方に「(投資の仕事が面白くなり過ぎて)もう生命保険売る仕事には戻れないでしょ?」と言われて(笑)。それで、転職しました。
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