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Instagram(インスタグラム)、Twitter(ツイッター)、Line(ライン)、Facebook(フェイスブック)、Til Tok(ティックトック)の5つは、利用者数の多さから日本における5大SNSプラットフォームと呼ばれることが多いです。各SNSは、利用者がより使いやすくなるように、そして各企業がマーケティング戦略をより効率的に行えるように、様々な新機能を開発しつつあります。
そこで今回は、これら5大SNSプラットフォームが2019年上半期にどのような動向をみせたのか、詳しく解説していきましょう。
目次【本記事の内容】
2019年6月時点において、日本の5大SNSプラットフォームのうちMAU(1カ月の間で1回でも利用のあった利用者の数)が最も多いのはラインの約8,000万人。以下ツイッターの約4,500万人、インスタグラムの約3,300万人、フェイスブックの約2,800万人、ティックトックの950万人と続きます(web担当者forumのサイトより)。2018年下半期の動向に比べると、インスタグラムのMAUが約400万人増加しました。
2~3年前までは4大SNSプラットフォームと呼ばれていましたが、現在10代の若者向けプラットフォームとしてティックトックの利用者数が急増しつつあるため、今では5大SNSプラットフォームと呼ばれること多いです。
インスタグラムでは、5月にブランドコンテンツ広告が開始され話題を呼びました。ブランドコンテンツ広告とは、インフルエンサーが投稿した際にブランドの広告をかけられるという新機能のことです。この機能の導入によって、インフルエンサー(世間に影響力のある人)が投稿を行った際、従来の「PR」表示に加えて、協業関係にあるブランドの「タイアップ投稿」が明記されるようになりました。各企業は、インフルエンサーと協働してマーケティングを行う「インフルエンサーマーケティング」をより効果的に行えるようになったのです。
また、4月からはストーリーズの投稿の間に差し込まれるストーリーズ広告の機能も拡大され、アンケート機能が使えるようにもなりました。顧客と企業を結び付けるツールとして、インスタグラムの重要性はさらに高まったと言えます。
ツイッターは2019年上半期で大きな新機能の追加は行われていません。ただ、ツイッターの創業者でCEOのジャック・ドーシー氏は今年1月、アカウント単位ではなくトピックごとにフォローできるシステムの導入を検討していると発表し注目を集めました。ユーザーが興味を持つトピックに特化してフォローする仕組みが実現されれば、ツイッターの利用方法はより多様化していくでしょう。さらに今年の2月には、会話型プログラムである「twttr」のベータ版の参加者を募集し話題を呼びました。twttrではラインのようなリプライ機能が導入されるなど、ユーザー間の会話を重視したインターフェースが導入されています。
日本最大の利用者を誇るラインでは今年4月、大企業向けの「Line公式アカウント」に中小企業向けの「Line@」のサービスが統合されるという動きがありました。この統合に伴い、有料だった「リッチメッセージ」や「ターゲット配信」が無料となり、Line@の機能だった「One to Oneコミュニケーション」や複数人を対象とするチャット機能がLine公式アカウントでも使えるようになりました(Line@は2020年1月14日まで使えますが、それまでにLine公式アカウントに移行する必要があります)。
さらに5月には、インスタグラムのようなストーリー機能がタイムラインに導入。写真や動画、テキストを簡単にシェアできるようになるなど、便利さが増しました。
昨年に個人情報の流出問題が発生したフェイスブックでは、プライバシーの保護に注力する方針を明確化。今年の5月には心機一転を図るべく「FB5」と呼ばれる新デザインを導入しました。FB5ではグループ機能をより使いやすくするなど、フェイスブックを「オープン」な場から「プライベート・コミュニティ」の場へと重心を移していく傾向がみてとれます。
また現在、フェイスブックを巡る動きとして注目を集めているのが仮想通貨「リブラ」です。Messennger、WhatsAppにより決済、送金ができる機能を2020年から実装すると発表しており、もしリブラが世界的に普及すれば、人類社会全体の金融インフラに多大な影響を与えるでしょう。
中高生を中心に爆発的に普及しつつあるティックトックは、今年1月にそれまでの広告プラットフォームを一新し、「Tik Tok Ads」としてリニューアルしました。Tik Tok Adsではターゲットに合わせて最適化された広告が配信されるようになり、より効果的な広告を行えるようになっています。こうした動きに合わせて、2019年に入ってから広告業界が本格的に参入を開始。専門部署を作る企業も登場し、ティックトックに対する広告媒体としての期待が高まりつつあります。ただ、他のSNSに比べるとまだ規模が小さいため、現在成長中のプラットフォームと言えるでしょう。
2019年上半期の各SNSプラットフォームの動向をみると、各SNSがお互いの機能を吸収し合い、プラットフォームとしての機能が集約化される傾向をみてとれます。ラインにインスタグラムのようなストーリー機能が導入されたこと、ツイッターにラインのような会話を重視したインターフェースが導入されたことなどがその一例です。
しかしその一方で、各SNSとも独自の新機能や広告配信方法を導入し、差別化も図っています。各企業は、自社のマーケティング戦略を最適化するためにどのプラットフォームをどのように活用すべきか、適切な判断を行う必要があるでしょう。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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