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注目の職種“エバンジェリスト”ってどういう仕事なの?

公開日2019/10/01 更新日2019/10/02
注目の職種“エバンジェリスト”ってどういう仕事なの?

エバンジェリスト。あまり聞きなれない肩書ですが、IT業界などでは重要な役割を担う職種として、最近注目されています。実際、どのような仕事をするのか、企業での役割とは何かを見ていきましょう。

エバンジェリストとは?

エバンジェリストの元々の意味は、キリスト教の福音主義(evangelicalism)からきています。福音(良い音信)を伝える人、つまり「伝道者」のことで、キリスト教を布教するのが役割でした。

そのエバンジェリストが、ビジネスの世界で用いられるようになったのは、IT関連で開発されるツールの使い方を、広く知らしめる必要が出てきたからです。

次々と開発されるツールの中には、優れた機能を備え、使いこなせばとても便利なものもあります。しかし、それをビジネスに活用していくためには、使い方をマスターしていなければなりません。

つまり、自社で開発したツールを多くの企業に活用してもらうために、使い方を広めていく必要があったのです。広めていく方法として具体的にイメージしやすい例としては、AppleやMicrosoft、Googleなどが新製品発表で行なっているプレゼンなどがあります。

エバンジェリストの役割

ビジネス界のおけるエバンジェリストは、自社が開発するツールや技術、サービスなどを、社内外に分かりやすく説明する役割を担っています。

自社が開発したツールやサービスのセミナーの開催や、新規開発システムのPRイベントでのプレゼンターとして、PR活動の先頭に立つのがエバンジェリストです。しかし、それだけがエバンジェリストの役割ではありません。

取引先のコンサルティング、さらに、最適なツールの提案や、オリジナルのシステム構築の設計なども、エバンジェリストの役割です。そして最も重要な役割が、PR活動を飛び越えた“啓蒙活動”です。

ときには、最新のテクノロジー事情についての講演や、業界動向などについてテレビ出演や雑誌媒体、Webでの解説・執筆など、活動は自社製品にとらわれることなく、業界全体の発展を見据えた“啓蒙活動”なども、大切な役割となっています。

エバンジェリストが求められる背景

IT技術が高度化、複雑化するなか、便利なツールや高度なシステムが、どんどん生み出されています。今やIT技術は、ビジネスに不可欠な存在ですが、自社に最適なシステムを構築するとなると、広く深いテクノロジーの知識が必要です。

技術系の社員ならまだしも、文系の社員にとっては、それを理解するのは不可能に近いのではないでしょうか。だからこそ、エバンジェリストが求められているわけです。

エバンジェリストに求められるのは、自社の製品・サービスをPRすることよりも、むしろ、ITを活用することによって広がる未来の姿を示すことです。単に自社製品・サービスのPRなら、広報・PR担当者、あるいは営業担当者の役割です。

“伝道者”という意味の“エバンジェリスト”が注目されているのは、中立的な立場で、ITの効果的な活用法を広めることを、最大の使命としているからです。エバンジェリストは、これからの時代に、より一層、必要とされる存在といえるのではないでしょうか。


まとめ

エバンジェリストというポストを最初に導入したのはApple社といわれています。しかし、Apple社には、ポストを導入する前から、スティーブ・ジョブスというカリスマ創業者の、まさに“伝道者”と呼ぶにふさわしい存在がいました。

技術的知識がなくても、誰もが簡単に利用できるパーソナルコンピュータを開発し、スティーブ・ジョブスがITの輝く未来を多くの人に示してきた先駆者であることに、異論を唱える人はいないでしょう。広報・PR担当者は、これからの時代にふさわしい、エバンジェリストを目指してみてはいかがでしょうか。

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