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軽減税率導入で飲食店の値段は上がるのか?各社の対応を見てみよう

公開日2019/11/10 更新日2019/11/11
軽減税率導入で飲食店の価格はどうなる?

10月に消費税が10%になり、軽減税率が導入されてから、約2ヵ月が経ちましたが皆さんは慣れてきましたか?

日常生活に必要な飲食料品は8%に据え置かれたままですが、飲食店の場合は、店内での飲食は10%。持ち帰りでは8%と、税率が異なります。さて、各飲食店の対応ですが、「価格据え置き」「値上げ」などさまざまです。さて、各店の対応は?

牛丼チェーン大手3社の対応は?

まず、ランチタイムでも多くのビジネスパーソンが利用する牛丼チェーンですが、「すき家」は、10月1日の増税後も牛丼並盛の価格を税込350円に据え置き、店内飲食と持ち帰りも、同じ税込価格で統一すると発表しています。

店内と持ち帰りの価格を同じにするため、店内での本体価格を319円に値下げし、消費税10%の税込価格が350円となります。持ち帰りは「本体価格325円+消費税8%=税込350円」です。

「松屋」も、320円の牛めし、380円のプレミアム牛めしの税込価格を変えないことを発表しているため、店内で食べる場合は、実質値下げとなります。

ただ、他のメニューに関しては、すき家と松屋ともに価格変更を検討中ということですから、メニューによっては、実質値上げになるものも出てくるかもしれません。

一方、「吉野家」は、税別価格表示で、店内と持ち帰りで税込価格を分けているため、店内で食べると、牛丼並盛は「本体価格352円+消費税10%=税込387円」となり、持ち帰りの税込380円と比較して、7円の値上がりとなります。

ファストフード店はどうなっている?

ファストフード店も、それぞれ対応が分かれているようです。「マクドナルド」は、ビッグマック(390円)、えびフィレオ(390円)、バリューセット各種(バーガー単品価格+300円)など、7割の商品価格を据え置き、店内と持ち帰りも同じ税込価格のままです。

およそ7割が持ち帰りの「ケンタッキーフライドチキン」は、主力商品のオリジナルチキン(1ピース)の価格を、現行の250円のまま据え置くことを、7月の段階で発表していました。マクドナルドと同じく、店内と持ち帰りで税込価格を統一しています。

ただし、2店とも、値上げする商品もあるので、必ずしも「値上げなし、店内と持ち帰りの区別なし」として取り上げることはできず、その後の展開を見極める必要があるでしょう。

モスバーガーは、10月以降はメニューを税別価格で表示し、持ち帰り8%、店内10%で営業していくということです。

価格据え置き傾向のファミリーレストラン・外食店

ファミリーレストランの「デニーズ」は、人気の7品目については、本体の価格を値下げして税込価格を、増税前と同じ価格で提供しています。

また「大戸屋」でも、4品目の値下げに踏み切り、自社の割引パスポートとポイント還元を組み合わせることで、9.5%の還元により痛税感を和らげたい意向のようです。

「サイゼリヤ」は、ボトルワインなどの一部をのぞき、税込価格を据え置き、本体価格を値下げすることで税込価格の上昇を防ぐという方針のようです。

「てんや」も、売上の4割ほどを占める天丼(540円)などの主力商品の税込価格を据え置き、店内、持ち帰りともに税込価格が変わらない商品を多数揃えることで、消費増税に対応しています。

このように、店内での飲食と持ち帰りで税率が違う飲食店ですが、各社によって増税への対応は違うようです。増税後には、店内飲食が減るのではないかという予想もあるだけに、各社、増税分を自社で負担してでも、売上の落ち込みを少なくしようとする姿勢がみられます。

それにしても、どうしてこれほど複雑で、分かりにくい軽減税率を導入しなければならなかったのか、未だに釈然としないビジネスパーソンも多いかもしれません。

まとめ

税率変更への対応に追われる飲食店や小売店、そして戸惑う消費者など、消費増税と軽減税率導入当日は、一部で大混乱となりました。ビジネスパーソンとしては、生活防衛のためにも、飲食店などを選ぶ場合は、少しでも安く済ませるための店選びの知恵も必要になってきそうです。

※各社サービスの値段や方針は随時変更される可能性がございます。本記事の内容について参考にされる際は念のため関連各社にご確認ください。

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