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求人をかけて集まった応募者には所定の選考フローを受けてもらい、その通過者を採用します。通過する者とそうでない者を分けるのが採用基準です。採用基準とは自社にとって適切な人材であるかどうか、比較・検討するための要件であり、それを満たすかどうか観察することで応募者を公平に評価できるようになります。雇用のミスマッチの抑制にもつなげられるため、いかに精度の高い採用条件を設けられるかどうかが採用の成功を左右するといっても過言ではありません。そこで今回は、採用基準の設定について、設定する前と後に確認すべきことも含めて解説していきます。
採用基準とは、自社の求める人材像として適正な人物であるかどうかを測るための一定の要件のことであり、求人への応募者を公平かつ客観的に比較・検討するための判断材料となります。仕事である以上、公平に判断しなければならないと頭でわかっていても、気がつかないうちに評価が左右されてしまいます。 例えば、メラビアンの法則という心理学者の提唱によると、話の内容から7%、声のトーンで38%、見た目から55%の印象を人は抱くものであるとされています。つまり、スキルや経験を別にしても、面接官が目の前にする人物を評価するための主観は大きく揺さぶられるのです。人材を必要としている部署で会社のために活躍してくれる人材を選抜するためには、いかに主観を排除できるかが重要なポイントとなり、それを可能とするのが明確な採用基準です。採否の判断に基準があれば、人事としても自信を持って採用しやすくなります。
採用基準は入社後のミスマッチを抑制してくれる役割も持っています。もしも、採用基準がなければ採用の精度が曖昧となり、雇い入れてから“こんなはずじゃなかった・・”とお互いが思うケースが多くなるでしょう。一度、雇い入れれば簡単に解雇できませんので、結果として自社の必要としていない人材に給与を支給し続けなければならない状況となりかねません。このため、採用基準とは求人者、求職者ともにメリットある関係を中長期的に築くためのものとも表現できます。
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