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「NTTの歴史と共に、楽しみながら歩んだキャリア」 CFOインタビュー 株式会社NTTドコモ - 廣門治氏

公開日2019/12/03 更新日2020/01/07 ブックマーク数
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「NTTの歴史と共に、楽しみながら歩んだキャリア」 CFOインタビュー 株式会社NTTドコモ - 廣門治氏

「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」をビジョンに掲げ、そこに向けて、個人の能力を最大限に生かし、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルなコミュニケーションの確立を目指している、株式会社NTTドコモ。今回は、取締役常務執行役員 財務部長の廣門治氏にお話を伺いました。


電電公社から日本電信電話株式会社へ、民営化した年の新卒第一号として入社

― 新卒で1985年に入社されてからずっとNTTグループにお勤めですが、いまのNTTというのは、最初は国が運営する公社だったのですよね?

そうです。電電公社という公社で、それが民営化して日本電信電話株式会社になるということになって、その年に新卒入社第一号として入社しました。

― どうして民営化したての会社に入ろうと思われたのですか?前例がなく、判断基準が少なさそうな感じがしますが。

その頃は就職協定が割とキツくてそんなにたくさんの企業を回ることは出来なかったのですが、漠然と金融機関に行くのかなと思っていたんですよね。周りの友人もそういう人が多かったですし。

でもそのなかで、ふとゼミの同級生から、電電公社に先輩がいるから一緒に挨拶に行こうと誘われたんです。そこで会いに行って話を聞いてみて、おもしろそうだと思いました。携帯電話は当時まだ漫画の中の世界でしたけど、電話線に音声だけじゃなくて色々なデータを載せるということも、まだインターネットにはなっていなかったものの出始めていましたし、運営機関ということでかなり固い会社になるのかなと思ったのですが、そうでもないのかなと。

さらに、民営化して色々な構想の実現スピードが速まるのならば、おもしろいのではないかなと思いました。それで、選考を進めて入社を決めましたね。

― 可能性に満ち溢れた世界に身を置くご決断をされたのですね。実際に入社してからは、まずどんな仕事をされたのですか?

入ったときは、新卒は全員電話局に配属になって、私は大宮電話局に配属になりました。その後、本社に戻ってきて、経理部会計課というところに配属されました。経理部全体で、今のドコモ財務部もそうですけど100人くらいいましたね。元々、最初の配属希望を聞かれたときに「会計を勉強したい」と伝えていたんですよ。

― なぜ、会計を勉強したいと考えたんですか?

将来的に経営に関われるようになりたいと思っていたので、経理や会計は、経営のためのルールみたいなものだと考え、利益を出すのが会社の目的とすると、その利益を計算するルールを知らなきゃいけないと思いまして。

当時、本社が民営化されたことで会計も大きく変わっていたのですよね。新卒社員は、全員日商簿記3級の通信講座を受けて、私は経理なので特に必要だろうと、2級も急いで取りました。

― 結果的に希望通りの配属となったのですね。経理や会計に実際に触れてみて、面白いなと感じましたか?

面白かったですね。当時は特に、時代の変化も激しくて。NY市場に上場するタイミングもあったので、米国会計基準が入って来るなど。でも実は、電電公社の頃からNYに社債を出していたので、最初から米国基準と日本基準の両方を使っていました。最初から両方触れられていたというのは、良かったですね。配属当初はそれこそ電話番とコピー取りでしたけど、会計士さんの対応などもやらせてもらえたので、面白かったです。

在籍34年、今までで1番印象に残っているプロジェクトとは?

― 30年を超える在籍期間のなかで、海外も含め様々なプロジェクトに参加されたと思いますが、1番印象に残っていることは何ですか?

大変でしたけど1番仕事したなと思うのは、政府が持っていたNTT株の、第4期~第6期の売り出しを担当したときですね。第1期~第3期の売り出しは、私が入社した直後に行われていて、その後バブルが起きたので、バブル崩壊の引き金だなんて言われたりもしました。それから10年くらい売り出しが止まっていて、私の担当したときに再開したんです。

― 株の売り出しというと、具体的にはどんなお仕事をされるんですか?

投資家のところを回るツアーもしましたし、フォーメーションも作りましたし、説明のためのスライドも一生懸命作りました。

― なんだか歴史の教科書を読んでいる感覚です。

そうですか?(笑)歴史を感じたという点では、実は第3期売り出しの直後に第4期も準備していたんですよ。もう株券も印刷してて、当時の大蔵大臣だった宮澤喜一さんの名前も入れて。それから10年を経て売り出しを再開するときに、偶然にも10年ぶりに宮澤喜一さんも大蔵大臣に再就任していて。私たちが銀行の金庫にある株券を見に行ったら、そのまま宮澤喜一さんの名前の入った株券が保管されていたので、夢を見ているような気分になりましたね。
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