公開日 /-create_datetime-/

ペーパーレス化が叫ばれ、電子決裁の導入に踏み切る企業も増えてきているが、やはり昔ながらの印鑑による決裁が大多数を占めているのではないだろうか。では、印鑑で決裁をしている担当者は、それをどのように受け止めているのだろう。
企業文書を電子化するクラウドサービスを展開しているペーパーロジック株式会社が、すべてを印鑑で決裁している企業の担当者に調査したところ、52.3%が「電子化によるペーパーレスを望んでいる」ことがわかった。
ちなみに、「どちらでも良い」は35.1%で、「印鑑」は7.2%、「わからない」が5.4%である。
印鑑による決裁が不人気な理由は、仕事の進み具合に影響があると感じているからである。回答の内訳を見ていくと、「とても感じる/30.7%」「感じる/29.7%」「どちらかと言えば感じる/21.6%」で、合わせると82%にもなる。
一方、「あまり感じない/9.9%」「全く感じない/8.1%」で、合わせても2割にも届かない。この調査によって、印鑑での決裁が原因で、仕事の進行が遅くなると感じている人が多いことが明らかになった。
この、決裁文書に印鑑を押印するという慣習は、日本社会に深く根付いた伝統文化でもある。しかし、世界に目を向ければ、印鑑による決裁を用いているのは、日本を含むアジアの数か国だけ。
また、75.7%が印鑑による決裁の負担を感じ、66.7%が心理的な負担も感じているというが、「責任感に対する意識の強化」、「日本独特であるし、厳格さを示すという面では良い」、「伝統的安心感があり馴染みやすい」「書類に重みが増す」などの声も、印鑑肯定派からは挙げられている。
しかし、印鑑を押印することで決裁文書とみなされる日本独特の慣習は、効率化や生産性の向上が叫ばれるグローバル競争のなかでは、やがて廃れていく運命にあるのかもしれない。印鑑を押印することも、また、決裁文書に印鑑を押してもらうことの多い管理部門にとっては、印鑑決裁がこれから先どうなっていくのか、気になるのではないだろうか。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
ラフールサーベイ導入事例集
業務委託契約(Service Agreement)の英文契約書を作成する際の注意点を弁護士が解説
【新卒採用トレンド】優秀な人事は押さえている!新卒採用3大トレンド
退職支援で築く、持続可能な組織力-オフボーディングプログラムサービス資料
全国の社宅管理担当者約100人に聞いた!社宅管理実態レポート
オフィス空間の隙間を生かして「キッチンレス社食」 福利厚生の強化と従業員満足度向上の切り札
「選ばれる企業」への変革~少子化社会を生きる若者の働き方の理想と現実~
要注意!会社データの持ち出しによる情報漏洩のリスク
「職務分掌」の作成ステップから運用のポイントまで解説
社員が出演する採用コンセプトムービー 製造業に対する「3K」のマイナスイメージ払拭を狙う
事業用不動産のコスト削減ガイド
WEBサイト製作の業務委託契約書の作成方法と注意点
健康経営ソリューションとして 社宅・社員寮が果たす役割
家賃補助と社宅・社員寮、自社に最適な住宅補助制度の選び方
契約書チェック(契約審査)の重要性とチェックを行う際のポイント
転勤はキャリアアップから離職要因へ?2025年企業調査で見えた働き方の変化
法改正への準備と対応
「チーミング」が効果的に働き進化しつづける組織の作り方
東証プライム企業の人的資本調査で多様性進展 DX・健康経営推進企業で格差が縮小傾向
実は勘違いしていた?“Z世代”の仕事観とコミュニケーションのポイント│部下との信頼関係を築くコミュニケーション手法
公開日 /-create_datetime-/