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新卒採用数が多い会社ランキング

公開日2020/03/13 更新日2020/03/14

2020年春の新卒者が、入社してくるシーズンが近づいてきました。就活戦線は、相変わらず売手市場のようですが、求人総数は7年ぶりの減少に転じています。また、従業員5,000人以上の企業に絞ってみていくと0.42倍と狭き門となっています。では、新卒採用者数がどうなっているのかを、東洋経済新報社の「新卒採用数が多い会社ランキング」から見ていきましょう。

新卒採用数が多い上位300社

「新卒採用数が多い会社ランキング」は、「就職四季報2021年版」(総合版)に掲載された1,303社のうち、「修士・大卒採用数」(2020年4月入社予定)に有効回答があった1,249社から、新卒採用が多い会社を集計し、上位300社をランキングしたものです。

採用数の中には、調査時点(2019年8月)での内々定者数や予定・計画数もあり、さらに、総合版に加え、「就職四季報2021年版」(総合版)と同時発行の「女子版」、「優良中堅企業版」も参考にしています。

また、ランキングには前年調査結果「修士・大卒採用数」(2019年4月入社)も併記されているので、前年からの増減がわかるようになっていますので、採用担当者は、上位300社の採用動向を確認しておくといいでしょう。

新卒採用数減少傾向のメガバンク

2020年の新卒採用数の1位となったのは、880人採用の「三菱電機」です。昨年より40人減となりましたが、昨年2位から順位を上げてのトップです。

2位には、810人採用の「大和ハウス工業」(昨年比75人減)で、3位には昨年の5位からランクアップした「富士通」(750人)がランクインしました。

3年前には、トップ3はメガバンクが占めていましたが、メガバンクが軒並み採用数を絞り込んだことで、昨年951人を採用して1位だった「三菱UFJ銀行」は、2020年は531人で15位となっています。

メガバンクでトップ10にランクインしたのは「三井住友銀行」(9位600人、昨年9位650人)1行だけですが、12位に「りそなホールディングス(565人)」、昨年6位の「みずほファイナンシャルグループ」は14位(550人)です。

また金融関係では、7位に「東京海上日動火災保険(639人)」、23位に「大和証券グループ(450人)」となっていますが、採用数そのものが多い金融関係ですが、全体的には絞り込んでいる傾向にあるようです。

新卒大量採用は銀行業、システム・ソフト業、建設業

上位300社のランキング入りした業種を見ると、28社で一番多いのが銀行業、続いて、システム・ソフト業26社(6位「富士ソフト」650人、21位「NTTデータ」483人、43位「大塚商会」350人、48位「NECソリューションイノベータ」349人、54位「システナ」331人など)となっています。

次に多いのが建設業の24社(53位「大成建設」333人、60位「清水建設」320人、68位「大林組」286人、81位「鹿島」247人、84位「竹中工務店」237人)が続いています。

人口減少社会よる慢性的な人手不足の影響で、就活戦線は依然として売手市場傾向が続いていますが、よくよく見ていくと、新卒者の採用動向に変化の兆しも出てきてぽり、昨今のコロナウィルスの動向が更なる変化を起こす可能性があります。

新卒者の採用動向に変化の兆し

新卒者の採用については、一括採用から通年採用の方針への移行も経済団体から示されています。また、大手企業が途中退職者を募集するといった動きも加速しています。

さらに、総合職とスペシャリスト(専門職)の職種別採用を導入する企業も出てきています。売手市場とはいえ、企業の新卒者の採用方針も、第四次産業革命と呼ばれるいま、転換期を迎えているようです。

まとめ

企業が成長を続けている場合には、社員を大量に抱える必要がありますが、業績の悪化に伴い人員の削減も視野に入れなければならなくなります。採用数だけが企業の成長度合いを示すものではありません。

企業が置かれている状況を正確に把握するためには、新規採用数だけでなく、従業員数と新卒採用数の比率、平均勤続年数や平均勤続年齢、新卒3年後離職率などを、細かくチェックすることが必要になるのではないでしょうか。

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