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例年と違う夏休みの過ごし方

公開日2020/08/08 更新日2020/08/09

世界的な新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せないまま、今年はいつもと違う夏を迎えようとしています。子供のいる家庭であれば、例年夏休みの計画を立て始める時期なのですが、今年は多くの学校で夏休みが短縮されるうえ、どこに出かけても感染対策を第一に考えなければなりません。おまけに海外に出かけようものなら、突然の感染拡大で帰国できなくなるかもしれません。

そんな事情とリスクを考えれば、今年は自宅でビデオ三昧というのも一つの選択肢でしょう。「旅行に連れて行って」とせがむ子供も、「新型コロナが心配だから」といえば、おとなしくなるかもしれません。

しかし、新型コロナウイルスに負けない体力をつけ、健康に日々を過ごすには運動だけでなく、気分転換も大切。非日常的な体験でストレスを発散することも必要です。

そこで、今年の夏休みを楽しく過ごす方法の一つとして、新型コロナ感染に気をつけながら旅行気分を楽しむ方法を紹介しましょう。

「旅行に行きたい」は3分1にとどまる

共同通信がケーブルテレビのJ:COMの投票機能を使って「今年の夏休み、どう過ごす?」と尋ねたところ、回答のトップは「自宅で過ごす」で86%を占め、「国内旅行する」は11%、「帰省する」も4%にとどまったそうです。

また、リサーチ会社の日本マーケティングリサーチ機構がインターネットを使って、夏休みに旅行に行くかどうか調査したところ、「行きたい」と答えた人は33.46%、「まだ不安なので行きたくない」と答えた人が38.65%だったそうです。

この異なる2つの調査から浮かび上がってくるのは、3分の1ほどの人が「夏休みには旅行へ行きたい」と考えているけれども、「やっぱり無理だろうか」と感じている人がほとんどだという現状でしょうか。

確かに新型コロナウイルス感染症の特効薬も開発されていない現状では、旅行に出かけるのは不安です。ましてや海外はリスクが大きすぎます。

でも、工夫次第では旅行気分が味わえるかもしれません。

日本国内でも探せば海外気分を味わえる場所が⁉

今年の夏、神戸市内の観光で海外旅行に出かけた気分を味わってもらおうと、一般財団法人神戸観光局が、海外の風景によく似た場所を紹介するキャンペーンを始めました。

ウエブサイトで観光スポットや施設を紹介するほか、海外の有名スポットに似た神戸の写真もSNSで募集します。写真を投稿すると、抽選で周遊クーポンもあたるそうです。

神戸観光局は神戸市と周辺都市への観光客誘致や観光事業の推進、観光PRなどを目的に設立された一般財団法人。新型コロナウイルス感染症拡大で大幅に減った観光客を呼び戻そうと、キャンペーンを企画しました。

神戸市には神戸港があり、明治時代から数多くの外国人が住んでいました。このため、市内には欧米の建築家が設計した建物が数多く残っています。

たとえば、多くの外国人が住んでいた旧居留地の街並みはニューヨーク5番館に似ていて、ロンドンのアビーロードにそっくりな横断歩道もあるとか。さらに、日本では珍しいイスラム教のモスクやユダヤ教の教会も見ることができます。

また、神戸市には六甲山があり、六甲山の高原にある牧場は、まるでスイスの山岳牧場のよう。岩が切り立った尾根はトルコのカッパドキアのような景観が楽しめるそうです。

「さすが、神戸」という感じですが、このように外国に来たかのように感じられる場所はほかにもあるはず。みなさんが住む地域でも探してみて、海外気分を味わってはいかがでしょうか。

自宅にいてもオンラインで世界各地へ

国内といっても、やはり旅行は不安だという人も多いでしょう。そうした人たちには、オンラインツアーをお勧めします。自宅にいながら、旅行気分が味わえるオンラインツアーが今、人気を集めています。

オンラインツアーとは、自宅にいながら、オンライン会議システムを使って観光地を巡り、景色やイベントなどを楽しめるサービス。現地の人や参加同士で会話やチャットをすることもできます。

通信環境さえそろえば、だれでも参加でき、ウイルス感染を心配する必要もありません。観光地や施設をめぐるだけでなく、バスや電車に乗ったり宿泊したりしている気分も味わえるなど、企画する側もさまざまな趣向をこらしています。

たとえば、海外旅行を楽しみたいのであれば、「ロコタビ」の「バーチャル旅行」が人気です。世界各国に住む日本人が「ロコ」として登録されていて、オンライン上で観光地や市街地を案内してくれるほか、現地で流行しているものなどを紹介してくれます。

相手が日本人なので、気軽に質問もできますし、事前に行きたい場所や知りたいことをリクエストすることもできます。再び自由に海外に出かけられるようになる日に備え、下見をするのもよいでしょう。

また、国内の観光地でもオンラインを使ったさまざまなサービスが提供されています。ユニークなのは香川県の琴平バスが5月から始めた「オンラインバスツアー」で、文字通り、家にいながらバスに乗っている雰囲気を味わい、バスガイドの案内も楽しめます。

ツアー参加者には事前に「旅のしおり」と料理や名産品が届きますので、当日は時間どおりにオンラインでツアーに参加。ガイドの案内に耳を傾け、他の参加者と会話やクイズを楽しみながら旅を楽しみます。

これまで島根県の石見神楽鑑賞や徳島県の祖谷渓絶景旅といったツアーを企画しましたが、各回ともほぼ満席になるほどの好評ぶりだそうです。

まとめ

新型コロナウイルスで新しい生活様式を余儀なくされる日々が続きますが、今はネット社会。オンラインという新しい旅の様式も生まれました。もちろん、神戸市の試みのように、工夫次第で旅は楽しめます。

感染症対策のために自粛することも大切ですが、健康のためにはストレス発散も肝心。落ち込んだ経済を再び活発にするには、人が移動することも大事です。

今回は旅行気分を楽しむ方法を紹介しましたが、旅行に限らず、どんなことでも工夫次第で楽しむ方法は、きっとあるはず。みなさんも知恵を絞って楽しく、有意義に夏休みを過ごしてください。

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