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お盆にお墓参りをした人も多いだろうが、株式会社プラネットの調査によると、お寺・神社を最もよく訪ねている職業は「会社役員・経営者」が80.0%と、断トツの1位だった。
経営者ともなると、開運、運気アップに事業の成功など、いろいろ叶えたいことが多くなり、つい神に頼りたくなるということなのか。
お寺と神社のどちらに行くかの問いには、「お寺」が9.1%、「神社」が23.9%、「両方とも行く」が33.4%で合計すると66.4%となり、3人に2人がお寺か神社のどちらかによく行くと答えている。
これを年代別に見ていくと、年代が上がるほどお寺や神社に行く傾向が高くなり、最も高かったのは男性の70代以上の79.4%、「両方とも行く」は男女合わせると約8割という結果だった。30代では、男女とも6割を切り、若年層ほどお寺や神社へ行く割合は低くなっている。
では、どんなときにお寺や神社に行くかといえば、お寺は「お葬式、法事などの仏事」が70.3%で1位、「供養・お墓参り」が50.1%で2位。神社は「初詣」が86.0%と圧倒的な1位で、次いで「観光・名所めぐり」48.9%、「厄落とし・ご祈祷」32.8%と続いている。
さて、お寺や神社でどんな願掛けをしているのだろうか。お寺・神社ともに1位は「安全(家内・交通など)」、2位「健康運アップ」、3位「開運・運気上昇」という結果だったが、「会社役員・経営者」に限ってみると、「開運・運気上昇」と「金運アップ」が願掛けのトップだった。
IoT、AI、ロボットなど、革新技術が進化するなか、8割の会社役員や経営者が、アナログを代表するような“神頼み”をしていることに、違和感を覚えるとともに、どこかホッとする面もある。
経営者や役員など組織の上に立つ者に必要なのは、経営能力や実行力だけでなく、神仏の力も疎かにしないという幅の広さ、ということなのだろうか。
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