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SDGsの目標その5に掲げられた「ジェンダー平等を実現しよう」という内容に関して、今多くの企業が独自の取り組みを始めています。もちろん、SDGs全体に対する取り組みの中のひとつではありますが、この「ジェンダー平等を実現しよう」に取り組む事例は非常に多くあります。
個人ではなく企業として、このSDGs目標5に対してできる取り組みとは、いったいどのようなものがあるのでしょうか。
SDGsの目標5には、大きく分けてふたつの要素が含まれています。ひとつは「性による差別や暴力の根絶」、もうひとつは「女性や女児が能力を発揮できる社会作り」というものです。
女性の能力を発揮するための取り組みとしては、少し前からダイバーシティが叫ばれるようになり、その中で働く環境の改善など、取り組みが増加したように見受けられます。
それに加え、今ではさまざまな視点から見た「ジェンダー平等の実現」に向けた取り組みがありますので、事例をご紹介していきましょう。
【プラン・インターナショナル・ジャパン】
こちらは公益社団法人の取り組みです。
「Because I am a girl」をキャッチフレーズに、世界中で起きている女の子に対する差別的慣習を排除するべく、寄付金を集めたり啓発活動を行ったりしています。
日本国内には強制結婚や(性差別による)未就学児などはあまり目にしませんが、世界では未だ多くの女の子が犠牲となっている状況です。この国際団体は率先して女の子を差別や暴力から守るための活動を行っています。
【株式会社Woomax】
こちらの企業は、その名から推測ができるように、ダイバーシティ推進、女性活躍推進、女性リーダー育成などを手掛ける企業です。
多くの企業がダイバーシティ推進や労働環境改善に取り組むなど、女性の活躍の場を設けるよう企業努力中ではありますが、こちらの企業ではそれらのほかに「アンコンシャス・バイアス」に関する取り組みも紹介されています。
アンコンシャス・バイアスとは、無意識の偏見や思い込みがネガティブな働きをしてしまうケースのことを言います。このような無意識の差別を乗り越えるよう、Woomaxでは研修や講演会なども行われているようです。
【特定NPO法人ピースジャム】
こちらのピースジャム工房には、新生児を含む未就学児を持つ母親が集まり、ベビー用品やジャムを製造、販売しています。その収益はさまざまな活動の資金に充てられ、子育て中の母親の働く環境作りにつなげられるよう活動しています。
働き方にはさまざまな手段がありますが、こちらではお子様と一緒の空間で働くことで、母親も安心して仕事に取り組むことができる体制をとっています。これはまだ母親の手が必要な時期のお子様を持つ母親にとっては、非常にありがたい環境と言えるのではないでしょうか。
【アクセンチュア株式会社】
こちらの企業は、働き方に関してさまざまな取り組みを実施しています。
中でも短日短時間勤務や在宅勤務制度が確立されているなど、こちらも在宅の必要性を抱える女性にとって、非常に助かる制度であると言えます。また企業にとっても、優秀な人材が長時間勤務を条件にしているが故働けなくなってしまえば、人的リソースの損失につながるため、短時間や在宅などの勤務体制を選択できる環境は、双方にとって有益なものであると言えます。
【ヤクルト】
CMでもおなじみのヤクルトは、女性の雇用を充実させたり、育児休暇取得の促進を行ったり、女性や育児中の女性が活躍できる場を設けている企業の代表のひとつです。
ヤクルトでは企業内保育施設を開設し、母親が安心して働ける環境作りに取り組んでいます。
出産を経験した女性にとって、職場復帰は非常に負担の大きなものであると言えます。これは未だ育児が女性の仕事であるといった社会的風潮が大きく作用しており、その流れを変えていくのは膨大な時間を要することであると言えます。
女性の産後の職場復帰には、待機児童問題、労働環境問題、ハラスメント、無報酬労働(主に家庭における家事や育児、介護など)の問題が立ちはだかっています。これらを改善するため、国や企業のさらなる取り組みが期待されます。
【吉本興業】
3月8日が「国際女性の日」であるとご存じでしょうか。国連が1975年からこの日を記念し、今では国際女性の日には世界中でイベントが行われるようになりました。
吉本興業では同日を記念して、さまざまな女芸人が世界の女性へ向けたメッセージを発信しています。
一線で活躍をされている芸人の方のメッセージは、多くの女性に勇気を与えることと思います。このような取り組みができるのも、吉本興業ならではと言えますね。
ほかにも、株式会社KOSEでは、化粧品を通じて女性の活躍を支援したり、タンザニアの女子中学生の教育支援を行ったりしています。また、多くの企業でライフステージに合わせた勤務時間や労働条件が選択できるなど、フレキシブルな対応で女性の活躍を推進している企業が増えてきています。
女性や女子が、性別によって差別を受けたり、暴力を受けたり、持っている能力を発揮できないのは人としての人権を剥奪されているようなものです。世界がジェンダー平等の実現に向かって真摯に取り組み、一日でも早くすべての女性や女児が笑顔で毎日を暮らしていける日がくることが望まれます。
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