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人事部では定期的に行う業務がいくつかあります。特に年度初めである4月前後は、人事が忙しくなる企業も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、年度初め(3〜5月)に行う人事の業務を解説します。
3月から5月は一般的に春ですが、人事にまつわる重大イベントといえば、新卒社員の入社です。入社式は4月の初めに開催されることが多く、それに向けて配属先や受け入れの態勢を整えます。
新しい社員を受け入れる際に、不安を感じる人事の方も多いでしょう。しかし新卒で入社する社員は、より大きな不安を抱えています。新卒社員の緊張をうまく和らげるために、入社式前に懇親会を行う企業も多くあります。
新卒社員を最初から現場に投入する会社もありますが、新卒社員研修を実施している企業も少なくありません。新卒社員研修がある場合は、その企画・運営を人事が担当します。ビジネスマナーなど社会人としての基礎を身につけてもらい、スムーズに現場に入れるようにするのが主な目的です。
人事異動に関する業務も、人事の重要な仕事です。4月を1つの区切りとし、年度の切り替えと同時に人事異動や昇給をする企業も少なくありません。人事異動がスムーズに行えるよう、事前に準備をしておくのが人事部の仕事です。
特に重要なのが、引っ越しを伴う異動です。同じオフィスで部署が変わるだけであればそれほど問題はありませんが、中には勤務地が変更になるケースもあります。特に全国転勤のある企業は、1月や2月から準備をするところもあるでしょう。
人事部が準備にもたついてしまうと、異動する従業員や異動先に大きな迷惑をかけてしまいます。そういう意味では、大きな役割を担っているといえるでしょう。
昇給に関する業務も外せません。年に1回のペースで昇給する場合、主に定期昇給制度とベースアップの2種類があります。
定期昇給制度とは、個人の実績などに応じて基本給が上昇する仕組みです。年齢や勤続年数に対応して昇給するのがほとんどで、いわゆる「年功序列型」の昇給制度となります。
一方ベースアップは、全従業員の給料が底上げされる昇給制度です。どのような昇給制度を採用している場合でも、昇給に関する業務は人事部が担当することになります。新年度に給与の改定を行う場合は、4月分の給与計算をする前に、改定額を確定させておかなければなりません。
新年度が始まったら、6月から7月にかけての夏期賞与に向けて、人事評価を進めていく必要があります。社会人で夏の賞与を楽しみにしていない人はいないでしょう。賞与は従業員のモチベーションにも関わる大切な要素です。
そのためにも普段から正確な人事評価をしなければなりません。特に難しいのは、評価の公平性を保つことです。たとえば人事評価をする人が年度で変わる場合、評価基準もその都度変わり、従来とは異なる評価になってしまう可能性があります。そうなれば「公平ではない」と不満を抱える人も出てくるでしょう。
もし前年度と人事評価をする人が変わる場合は、評価者研修を実施しておくのが重要です。評価者研修とは、評価者が適切に評価するためのスキルを鍛えるもので、最近では導入する企業も増えています。評価者研修をしていない企業もありますが、客観的な評価をするためにも、なるべく実施しておくといいでしょう。
次年度に採用する学生に向けて、会社説明会を開催するのもこの時期です。新卒で入社したばかりの社員の研修が終わったかと思えば、次の新卒社員の採用活動を始めなければなりません。春は「全体的に人事が忙しい時期」といえます。
採用活動をする場合は、事前に採用計画を作成し、それに沿って人材を採用していきます。大きく分けて新卒採用と中途採用に分かれていますが、どちらかの採用しか実施していない企業や、そもそも採用活動を行っていない企業もあります。
新卒採用を実施している場合は、学生に向けてPR活動を行ったり、説明会を開催したりします。昨今では採用方法も多様化しており、従来のような面接形式だけでなく、インターンシップ採用なども浸透しつつあります。
学生が人事に抱くイメージは、そのままその企業に抱くイメージとなるため、学生との接し方はとても重要です。「営業は会社の顔」とよくいわれますが、人事もまた「会社の顔」として重要な役割を担っています。
企業は学生を「選ぶ側」の立場でありながら、学生から「選ばれる側」の立場でもあります。企業イメージを良くするためにも、日々研鑽を積んでいかなければなりません。
今回は人事部の年度始めの業務を解説しました。3月から5月にかけての人事部は、やるべきことが非常に多く、息つく暇もないでしょう。会社の「人事」に関するイベントは、年度初めに集中しやすいため、どうしても多忙になりがちです。
また人事部は、通年でしなければならない業務が多い部署でもあります。これから人事部で活躍したいと考えている人は、「人事部は会社の要」であると理解しておきましょう。
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