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就きたい仕事と就いてよかった仕事は、必ずしも一致するものではありません。「憧れの仕事をしているけど、思っていたよりも満足度が高くない」「なんとなく選んだ仕事のわりには、やりがいや楽しさを感じる」など、人によってそれぞれでしょう。
世間の声はどうなのでしょうか。株式会社ライズ・スクウェアの調査結果「就いてよかったと思える仕事に関する意識調査」(2022年8月4日公表)を紹介します。就いてよかったと思える仕事の条件や選び方も取り上げます。
調査方法:インターネットによる任意回答
調査対象:就業経験のある全国の男女500人(女性321人/男性179人)
調査期間:2022年6月17日~18日
男性の就いてよかった仕事ランキングを紹介します。1位~7位までは、以下のとおりです。
男性の就いてよかった仕事ランキングTOP7 | |
---|---|
1位 | 接客・販売 |
2位 | 医療系専門職 |
3位 | 製造 |
4位 | 事務 |
5位 | 営業 |
6位 | 介護・福祉職 |
7位 | 教師・講師、配送・物流 |
女性の就いてよかった仕事ランキングTOP7を紹介します。男性との違いに注目してご覧ください。
女性の就いてよかった仕事ランキングTOP7 | |
---|---|
1位 | 接客・販売 |
2位 | 事務 |
3位 | 教師・講師 |
4位 | 医療専門職 |
5位 | 介護・福祉職 |
6位 | 調理師・キッチン |
7位 | 保育士・幼稚園教諭 |
具体的に、どういった理由があると就いてよかったと感じることができるのでしょうか。ランキングの結果からも、下記のような理由が考えられそうです。
●強みや得意を発揮できる
ほかの人にはない自分だけの強みや得意を仕事で活かせることが、就いてよかったと思える仕事の条件です。
苦手なことや自分には適性がない仕事を選んでしまうと、どうしても無理をしなければなりません。また、自分のスキルや能力を他人と比較して、勝てない部分があると、劣等感を持ちやすくなります。
ほかにも特別な資格を活かせることや、好きなことや興味のあることに仕事で関われると、日々の業務にストレスなく、むしろ意欲的に携われるでしょう。
●安定した働き方ができる
給与や福利厚生などを含む労働条件が安定している、もしくは昇給やキャリアアップなどがしやすい仕事であれば、就いてよかったと思える可能性が高くなります。
収入が不安定で、頑張って成果を上げても報酬に反映されない仕事では、うまく業務に集中できず、本領も発揮できません。また残業が多く、かつ休暇も取得できない仕事に就いてしまうと、働くことが継続しづらくなります。
いわゆるワーク・ライフ・バランスが取れる環境であれば、安心して仕事に専念できるでしょう。ワーク・ライフ・バランスについては、内閣府でもその実現を目標に掲げており、職場環境として重視されているポイントです。
●自己成長や企業・組織の発展を実感できる
仕事をとおして自分の能力や実力が鍛えられると、自分が成長したと変化を感じられるようになります。
とくに変化を実感するのは、掲げた高い目標を達成したり、新しい事業や企画に挑戦して成功したり、一段上のステージに登ったときです。仕事に就く前の自分と、就いた後の今の自分を比べて、ビジネススキルが格段に向上していることから、就いてよかったと思えるようになります。
しかし、保守的な経営方針の企業に所属していると、こういった体験は難しいでしょう。自分の成長とともに、企業や組織も成長できれば、より充実感を得やすくなります。
就いてよかったと思える仕事を選ぶには、実際仕事に従事している正社員の声や満足度、実態などが参考になります。具体的な方法を説明します。
●正社員の声を求人サイト・口コミサイトなどで確認
求人サイトや口コミサイトを見れば、現役の従業員による声、もしくは退職した人の体験談が掲載されています。どういった点で評価が高いのか、どんな点に課題があるのかを確認してみましょう。
すべての情報を見るのではなく、仕事のやりがいや給与・待遇、人間関係、組織の風土など、気になるポイントや優先度の高い内容を中心に調べることをおすすめします。共感できる声や、興味の湧いた口コミをメモなどに取っていくと、仕事の比較検討や選定がしやすくなります。
●従業員満足度や離職率を調査
従業員満足度とは、その名称のとおり社員の満足度を表す指標です。ES(Employee Satisfaction)とも呼ばれています。職務内容や労働環境、人間関係、金銭待遇、福利厚生などの指標で評価します。
従業員満足度が高いと従業員の働く動機づけになりますが、日本企業の多くは国際社会の中で、従業員満足度が低い傾向にあります。「従業員満足度 ランキング」などでWeb検索をすると、各企業の情報を収集できます。
ただし、従業員満足度がわからない企業もあるので、そういった場合には離職率に注目してみましょう。離職率が高い企業は、慢性的な人手不足で従業員一人ひとりへの負担が大きいなど、何かしらの課題を抱えています。離職率が低い企業は、人材の定着がうまくいっている証しです。ただし、数字だけを見るのではなく、実際の従業員による声・口コミもあわせて確認しておきましょう。
就いてよかった仕事ランキングTOP7を、男女にわけて紹介しました。
給与や福利厚生、やりがい、人間関係など、就いてよかったと思えるポイントは、人によってさまざまです。しかし、その企業に入ってみないと実際に就いてよかった否かがわからないことが難しいところでしょう。
就職活動や仕事探しでは、就きたい仕事はもちろん、就いてよかったと思えそうな仕事かどうかも考えた上で、しっかりと情報収集して企業選びをすることが大切です。
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