公開日 /-create_datetime-/
ビジネスの場に限らず、世代が違う人とのコミュニケーションで起こりがちなのが「世代間ギャップ」です。「ジェネレーションギャップ」と呼ばれることもあります。
異なる時代を生きてきた人たちの会話では、ちょっとしたところで常識のズレが生じ、ある時にはトラブルの種になることもあります。
特に異なる世代と話すことの多い職場では、世代間ギャップを感じる若手社員も多いようです。今回は世代間ギャップにフォーカスし、実際にどのような場面で感じやすいのか、また対策の必要性について解説します。
一般的に年齢差が5歳以内であれば、それほど大きな世代間ギャップを感じないと言われています。例えば25歳と30歳では、多少のズレはあるものの、おおよその話は合わせられます。
世代間ギャップを大きく感じる基準としては、「10歳以上」になるようです。10歳程の単位で、「ゆとり世代」や「氷河期世代」「バブル世代」など、おおまかな世代に区切られるからです。
例えば氷河期世代とバブル世代では、就職活動の状況がまったく違っていました。異なる時代では、また異なる価値観が生成されるため、ふとした時に世代間ギャップを感じる人が多いようです。
それでは、実際にどのような世代間ギャップを感じるのでしょうか。次の項目から、代表的な世代間ギャップについて紹介します。
職場で最もよく見られる世代間ギャップは、「話題のズレ」です。「昔にあれが流行ったよね」「あの曲をよく聴いていたなあ」といった話題で、懐かしむ40代や50代と、まったく話についていけない20代といった構図はよくある話です。
例えば尾崎豊は、1980年から1990年にかけて、爆発的な人気を誇っていました。しかし今の10代や20代は、尾崎豊を知らない人も多いでしょう。「まったく知らないアーティストや曲名が出てくる」など、ちょっとした話題で世代間ギャップを感じる人が多いようです。
また、世代間ギャップをよく感じやすいアイテムとして知られているのが、たばこです。例えばメビウス(旧マイルドセブン)は、1985年4月時点で200円でした。しかしたばこ増税が相次ぎ、現在では500円台と2倍近くの価格になっています。
さらに昭和は、屋内はもちろん、駅のホームや新幹線でもたばこを吸える時代でした。喫煙マナーに関する常識は、現代とはまったく異なります。
こうしたことも、今の10代や20代の人からすると、衝撃的な事実のようです。
「話題のズレ」以外でよくある世代間ギャップは、PCなどデバイスへの疎さです。20代から30代にかけての人々は、デジタルネイティブ世代と呼ばれ、幼少期または学生時代からPCやスマートフォンを使っていました。
しかし50代など、年齢が高い人々は、社会に出てからPCを使い始めた人がほとんどです。「アプリやソフトウェアの使い方がよくわからない」「キーボードのタイピングやスマホのフリック入力ができない」など、問題は多種多様です。
もちろん若手に追いつこうと努力をしている人が多いのも事実ですが、新しい技術に文句をつけるばかりの人もいます。若い世代も、「なぜこの人はITに疎いんだ」と感じてしまい、コミュニケーションに溝が生じてしまうこともあるようです。
「人生観・仕事観」の違いもよく見られます。一般的には年齢を重ねるほど、人生観・仕事観が成熟していきます。特に家計を支える立場になると、プライベートよりも仕事を優先する人が多いようです。
しかし結婚をしていない若手からすると、「仕事優先で凄い」という意見や、「どうしてプライベートを犠牲にしてまで頑張るのかよくわからない」という感想もあります。
世代間ギャップは、すべてが悪いわけではありません。それぞれの時代で流行ったものを話すなど、むしろ世代間ギャップが話の種になることも多々あります。
対策した方がよい世代間ギャップとしては、時代錯誤な考え方・言動など、ハラスメントに関わるものです。現代はコンプライアンスが厳しくなっており、ちょっとした発言がパワハラ・セクハラにつながることがあります。
昭和では何でもなかった発言が、現代では1発アウトなんてことも珍しくありません。ハラスメント防止などの施策をしっかりと実施し、世代間の対立が起こらないように調整するべきでしょう。
世代間ギャップは、職場の至るところで見られます。話題についていけないなど、ちょっとしたことであれば、特に問題はないでしょう。
しかしハラスメント関連や、ワークライフバランスの考え方は、昔とは大きく変化してしまいます。特に昔の価値観を強要してしまうようなことがあると、若手社員に悪い印象を与えてしまうでしょう。
一方で長年のスキルや経験、メンタルの部分は、若手社員にはないミドル層・シニア層の強みです。部下や後輩への指導で、さりげなく自分の能力を示せると、よい印象を持たれるかもしれません。
これなら先方も納得!取引先と請求書電子化をスムーズに進める3つのコツとは?
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~自動消込照合率が91%まで上昇! 株式会社有隣堂~
食の福利厚生【OFFICE DE YASAI 】
労働契約と業務委託契約の違いとは?契約書に記載すべき重要ポイントを解説
世界No.1の電子署名で業務効率化、コスト削減、セキュリティ強化を実現
ソフトバンク「端末レンタルサービス」を徹底解説|注意点も
【公認会計士・税理士執筆】日本基準にものれんの非償却に向けて会計基準の改正が行われるか。その背景を解説
”自己健康保持義務”を会社は社員にどこまで求められる?~自己健康保持義務とは~
テレワークならではのファイル共有の課題&解決方法
【社労士執筆】夏季休暇の労務管理とは?休日と休暇の違いや年次有給休暇についてわかりやすく解説
顧問契約書/コンサルティング契約書の作成で気を付けておくべき事
通勤車両/社用車の駐車場利用・管理におけるガバナンス見直しチェックガイド
クラウド郵便の活用事例 - リモートワークだけじゃない!様々な課題に併せたクラウド郵便サービスの使い方-
【電子署名の導入を検討中の方にオススメ!】電子署名ガイドブック
【郵便料金値上げ対策にも!】失敗しない!請求書電子化の3つのポイント
「定年まで働く」が減少し、「チャンスがあれば転職」増加~東商「2025年度新入社員意識調査」を解説~
海外出張でアメリカに渡航するには?ビザ申請やESTA利用の条件を徹底解説
【社労士執筆】AI時代に社労士はどう生き残るか──奪われる業務・奪われない業務の分岐点
3人に2人が経験? 「水分を取らない」は要注意 熱あたりリスクを見直すチェックリスト公開
企業倒産、破産の割合が9割超で過去最大 ~ 背景に「手形減少」と「準則型私的整理」 ~
公開日 /-create_datetime-/