詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

経理における転職のベストタイミングは?

公開日2023/01/14 更新日2023/01/13

かつて主流だった終身雇用の慣行は今や崩れ、近年では「ジョブホッパー」という言葉が存在する通り、転職は当たり前のことになっています。経理部門ではスキル次第で待遇が大きく変わるので、より良い環境に転職することも可能です。とはいえ、実際に転職するとなると、繁忙期に重なるとなかなか辞めづらい、入社しづらいなどの不安を感じるかもしれません。

そこで今回は、経理部門にとってベストな転職時期について解説します。



経理のキャリア相談はプロにお任せ!!
無料の会員登録はこちらから


経理の求人が増えるタイミング

1年の間で経理の転職者向け求人数が最も増えるのは、4月入社を想定した1~2月の時期です。日本では多くの企業が3月末締めであるため、繁忙期に入る前に新年度の採用を決めておきたいと考えるからです。実務経験のある新入社員の場合、入社予定日であり繁忙期にもあたる4月初旬から、即戦力として活躍する場が与えられます。

1~2月に続いて求人数が増えるのは、6~7月あたりです。株主総会が終わって経理業務にも余裕ができ、空いた時間を利用して採用活動を行う企業が増えるのです。

そして未経験者や若い世代の場合、狙い目といわれているのが10~11月です。この時期は1月入社に向けて採用活動が行われますが、1月入社の場合、3~4月の繁忙期までの1~2カ月間にしっかりと研修・教育が行われます。実績がなくポテンシャル採用などでの転職を狙うなら、10~11月の求人情報をしっかりチェックするといいでしょう。

もし経理への転職に備えて簿記などの資格取得を目指すのであれば、経理の求人が増えるタイミングの前に取得できるようにスケジュールを組むのが理想的です。資格に合格し、それを強みとして自信をもって転職活動に取り組めます。


経理の転職にベストなタイミング

求人が増える時期と合わせて考えると、1~2月に出される求人に応募する4月入社、6~7月に出される求人に応募する9月入社、10~11月に出される求人に応募する1月入社のいずれかを選ぶのがベストなタイミングといえます。

ただ、応募者のスキル・経験によってベストな時期は少し異なります。経験・スキルともに豊富で即戦力として活躍できる自信のある人なら、1~2月の求人に応募し、繁忙期にあたる4月に入社すれば、すぐに業務を開始できます。実力を発揮することにより、上司・同僚から力量を承認され、4月以降も重要な職務を任せられる可能性が高いです。

一方、企業文化に慣れる時期が欲しい場合や、教育・研修をしっかりと受けたい場合は、入社時期が年度末の繁忙期にかぶらない9月入社もしくは1月入社が望ましいでしょう。通常、企業側としても職場に慣れる時間を設けるため、経理部門の中途採用は繁忙期の4月を避けるケースも多いです。

また、一般的に求人情報が多くない時期に、急に求人を出す企業もあります。これは企業側が急な欠員補充や増員が必要になったために行う求人で、応募する側としては転職を成功させる絶好のチャンスです。そのため、転職活動を行う場合は、ベストタイミングの時期に合わせつつも、常時求人情報をチェックし続けることも重要です。


転職するタイミング次第で変わる経理の仕事

経理の仕事には、大きく分けて毎月発生する業務と、特定月にしか発生しない業務の2種類があります。


●毎月発生する業務

現預金管理、請求書や領収書の作成、仕入管理、売上管理、月次決算、給与計算などです。毎月必ず発生するルーティン業務であり、どの企業・業界でも共通する作業なので、実務経験者であれば、転職先でも比較的スムーズに業務をこなせるでしょう。


●特定月にしか発生しない業務

毎月発生するわけではなく、特定の月のみに発生する業務があります。どの月に転職するかによって、任される仕事内容が変わってくるので注意が必要です。ここでは日本企業に多い3月決算・5月申告のケースをご紹介しましょう。


4月
軽自動車税、固定資産税・都市計画税第1期分などの税金の納付。
5月
法人税等、消費税などの確定申告と税金納付。株主総会の招集。
6月
株主総会の実施。
7月
固定資産税・都市計画税第2期分などの税金の納付、社会保険料の定時決定、
納期特例を受けている場合は源泉所得税の納付。
8月
消費税などの中間報告と税金の納付(一部の企業のみ)。
11月
法人税などの中間報告と税金の納付(一部の企業のみ)。
12月
固定資産税・都市計画税第3期分などの税金の納付。
1月
固定資産税の償却資産の申告、納期特例を受けている場合は源泉所得税の納付、
法定調書・給与支払報告書の提出、支払調書の作成。
2月
固定資産税・都市計画税第4期分などの税金の納付、消費税などの中間報告と税金の納付(一部の企業のみ)。
3月
棚卸業務。


入社月がどの月かによって、どの業務に取り組むことになるのかが変わってきます。特に経理業務の経験がない人は、入社後に戸惑うことがないように、事前に入社月にどのような経理業務が発生しているのかをチェックしておくといいでしょう。


まとめ

経理の求人が増えるタイミングは1~2月、6~7月、10~11月の頃で、おおむね採用決定から2カ月後の入社を想定して行われます。3月決算の企業だと、新年度が始まる4月入社を想定した1~2月の求人は、繁忙期にあたるため即戦力を求めていることも多いです。一方、6~7月、10~11月の求人は、職場に慣れる時間や教育・研修の時間を想定した求人も多く、未経験者やポテンシャル採用での転職を成功させやすい時期といえます。

また、経理業務には特定月にのみ発生するものが多く、転職するタイミングによって従事する仕事内容が変わってきます。入社月にどのような業務を行っているのか、事前にチェックして予習しておくと、入社後にスムーズに業務を始められるでしょう。



経理のキャリア相談はプロにお任せ!!
無料の会員登録はこちらから

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

関連ニュース

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報