公開日 /-create_datetime-/

激動の2022年も、いよいよ暮れようとしている。日本には新年を迎えるための風習がいろいろとあるが、一年間の邪気を払い長寿を願って飲む “お屠蘇”(おとそ)もその一つだ。
東日本では日本酒をそのままお屠蘇として飲むことが多い。しかし本来は屠蘇散(とそさん)と呼ばれる生薬を配合したものを、日本酒やみりんに漬け込んだ薬草酒のことだ。
お屠蘇の「屠」は邪気を払い、お屠蘇の「蘇」は心身を目覚めさせ、蘇らせるとの意味に由来するとされている。お屠蘇に用いる生薬には、身体を温め胃腸の働きを助ける効果があるとされ、暴飲暴食となりがちな正月の風習としては、理に叶っているともいえる。
そのお屠蘇の始まりは三国時代の中国で、平安時代の貴族の正月行事として広まり、江戸時代には庶民にも拡大し、正月行事として定着していったという。
さて、年の初めにお屠蘇を嗜もうというのであれば、今年は日本酒をそのまま飲むのではなく、自分で作ってみてはいかがだろうか。日本酒に漬け込むのは山椒、白朮、防風、桔梗、桂皮、八角、防風などがあるが、地域によっても違うようだ。
また、日本酒造組合中央会が運営する日本の酒情報館では、2023年1月5日~1月31日の期間限定で、「ネオお屠蘇」(1杯300円)を提供するという。「ネオお屠蘇」とは日本酒にクローブ、ガラムマサラのスパイスを用いたもので、新しいお屠蘇の楽しみ方を広める狙いのようだ。
ちなみにクローブには胃腸を整える作用があるとされ、ガラムマサラはインドの代表的なミックススパイスだ。日本酒との相性がどうなるかの楽しみなところでもある。
お屠蘇は本来、元日の朝に飲むものだが、新橋界隈にオフィスのあるビジネスパーソンなら、仕事帰りにネオお屠蘇を味わってみるのもいいかもしれない。さて、2023年はどんな年になるのだろうか。
■参考URL
PR TIMES 一年間の無病息災を願うお屠蘇
KUBOTAYA お正月に欠かせない「お屠蘇(おとそ)」の意味とは。
武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園 屠蘇散

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
海外法人との取引を成功させる!英文契約の基礎知識
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~自動消込照合率が91%まで上昇! 株式会社有隣堂~
新型コロナウィルス問題と見直しておきたい契約条項
クラウド郵便の活用事例 - リモートワークだけじゃない!様々な課題に併せたクラウド郵便サービスの使い方-
26卒エンジニア学生551名に聞く|志望度が上がる・下がるサマーインターンシップ調査レポート
「公認会計士試験 社会人1年短期合格のススメ」合格体験記を読むときに気を付けていたこと
採用ブランディングで人事キャリアを拓く|求められるスキルと市場価値(前編)
IFRSを理解する30代経理が転職市場で評価される理由(前編)
大企業のためのクラウドストレージ:セキュリティ重視のデータ保護方法4つ
Buy Now, Pay Later(BNPL)の光と影:米国EC市場で急成長する「次世代型クレジット」の行方は?
1月の提出期限に間に合わせる!支払調書作成効率化の最適解とは?
株式譲渡契約書とは?記載事項や作成時の注意点について解説!
健康経営ソリューションとして 社宅・社員寮が果たす役割
管理部門職種別 面接質問集【MS-Japan】
オフィスステーション導入事例集
【2025年最新版】Chief of Staff(CoS)とは?管理職が学ぶべき「裏方型リーダーシップ」と自律型人材の育て方【前編】
旬刊『経理情報』2025年11月10日号(通巻No.1759)情報ダイジェスト①/金融
つながらない権利を「制度化」 全社員を業務連絡から遮断する9連休が組織を強くする
2025年10月の「円安」倒産は6件 40カ月連続で発生、1-10月累計は56件
職場環境の改善を後押しする「働き方改革推進支援助成金」について中小企業診断士が分かりやすく解説
公開日 /-create_datetime-/