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株式会社アールナインの中途採用に関する実態調査*によれば、中途採用を行っている企業は90%になります。多くの企業が中途採用を行っている中、それぞれどのような目的で実施しているのでしょうか。
さらに、中途採用における課題に直面している企業もあります。今回の記事では、上記の調査を参照しながら、企業の中途採用事情について詳しく解説します。
*調査概要
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:民間企業
・調査期間:2022/12/1(木)~2022/12/15(木)
調査地域は全国に渡っており、有効回答数は50となっています。
目次【本記事の内容】
調査の結果、中途採用を行っている企業は、90.0%であるとわかりました。つまり、有効回答数の50のうち、45の企業が中途採用をしていることになります。
中途採用を行っている目的で、最も多かったのは「人員不足・離職者の補充」(74.5%)であり、「既存事業の拡大」(51.1%)「将来の幹部候補の確保」(29.8%)と続きます。
中途採用で活用している方法で、最も多かったのは「自社ホームページでの募集」(74.5%)であり、「人材紹介会社での募集」(68.1%)「転職サイトでの募集」(59.6%)と続きます。最も重点を置いている施策としては、「人材紹介会社での募集」の回答数が高くなりました。
中途採用の課題については、「応募者が少ない」が最も多く、回答率は66.0%となっています。「応募者の質が好ましくない」(34.0%)「採用の人手が足りない」(21.3%)と続きます。
「応募者が少ない」「応募者の質が好ましくない」といった課題の発生は、母集団形成がうまくいっていないことに起因します。まず、母集団形成に力を入れることが大切です。
応募者を増やすためには、さまざまな採用手法を取り入れる必要があります。とくに中小企業など、求職者にあまり知られていない企業は、プロモーションを通して「認知」をしてもらわなければなりません。SNSの活用や、求人広告の原稿作成を工夫するなどの手法で、他社との差別化を図りましょう。
応募者の質を高めるためには、ターゲット・ペルソナを明確に設定し、選定作業を徹底することです。ターゲットが曖昧になっていると、自社にマッチしていない人材を多く応募することになり、結果的に工数が増えてしまいます。募集する職種にもよりますが、応募資格は吟味して作成するのが重要です。
また中途採用を成功させるためには、場合に応じてアウトソーシングをするのも大切です。具体的には、上記の調査における「採用の人手が足りない」などの課題を克服できます。
昨今では採用手法が多様化しており、それに関連したサービスも多く台頭してきました。たとえば、候補者に直接アプローチする方法を「ダイレクトリクルーティング」と呼び、それを代行してくれるようなサービスもあります。
もちろん企業のリソースにもよりますが、外部のサービスをうまく活用することで、課題解決に役立てられるかもしれません。
中途採用には、さまざまな課題があります。まずは自社の中途採用を分析し、現状でどのようなパフォーマンスになっているのか、そしてどのような課題があるのかを明確化しましょう。
昨今では、採用アウトソーシングと呼ばれる、代行サービスも増えています。必要に応じて、これらを活用するのもおすすめです。
■参考サイト:
PR TIMES|「応募者が少ない」と感じる企業が約7割
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