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Excelの絶対参照とは?相対参照との違いも解説

公開日2023/05/23 更新日2023/05/22


Excelの関数を使いこなすには、絶対参照や相対参照が便利です。しかし定義が少し分かりにくいこともあり、初心者がExcelで挫折しやすいポイントの一つとなっています。
そこで今回の記事では、Excelの絶対参照について解説します。



セル参照とは

絶対参照を理解するための基本として、まずは「セル参照」について考えてみましょう。
セル参照とは、Excelの数式において、セル番地を指定することです。表計算ソフトに広く用いられている機能であり、必修の知識と言っても過言ではありません。


具体例を見てみましょう。まずはB3のセルに「100」という数値を入力します。


その後、B4のセルに「=B3」と入力、つまりセル番地の指定を行います。


すると、セルB3の数値である「100」が参照され、セルB4の数値も「100」となります。ちなみに今はB4でセル番地を指定しましたが、A1でもD10でも、「=B3」と入力さえすれば、参照元の数値である「100」が入力されます。


絶対参照とは

セル参照の知識があれば、絶対参照も理解しやすくなります。絶対参照とは、数式におけるセル番地を固定することです。主に、数式をコピーする際に役立ちます。


たとえば商品の価格が100円であり、1月1日に12個売れた場合、売上の計算式は「=C3*F3」(1,200円)になります。


1月2日以降の売上を記録する場合は、1つ1つ計算することもできますが、コピーをした方が圧倒的に早くなります。


しかしこのまま計算してしまうと、1月2日以降の売上がExcel上に反映されません。数式におけるセル番地が「C3、C4、C5…」と下にずれていくように、「F3、F4、F5」とずれてしまうからです。つまり上の画像では、1月2日が「=C4*F4」、1月3日が「=C5*F5」という計算式になっています。


ここでやりたいことは、計算式に使う価格のセル「F3」を固定しつつ、「=C3*F3」「=C4*F3」「=C5*F3」の計算をすることです。


絶対参照をする場合は、数式で固定したいセルを選択した際に、「F4キー」(もしくは「Fnキー」+「F4キー」)を押します。


「$F$3」と、$マークが2つ付いていれば、絶対参照に成功しています。


後はそのまま数式をコピーすると、F3が絶対参照されているため、正しい計算結果が表示されるようになります。


絶対参照と相対参照の違い

絶対参照と混同しやすいものとして、相対参照があります。相対参照は、通常時の参照方法であり、「コピーに応じて参照するセルが自動的に変化すること」です。つまり先ほどの画像で、「=C3*F3」の数式を下にコピーすれば、「=C4*F4」「=C5*F5」と続いていきます。


絶対参照と相対参照以外にも、以下の二つがあります。


行の絶対参照

「F4キー」(もしくは「Fnキー」+「F4キー」)を2回押す。「F$3」などの表記になっていればOK。通常の絶対参照とは異なり、「行」のみを固定する。


列の絶対参照

「F4キー」(もしくは「Fnキー」+「F4キー」)を3回押す。「$F3」などの表記になっていればOK。通常の絶対参照とは異なり、「列」のみを固定する。


ただし、Excel初心者の場合は、ひとまず通常の絶対参照を使いこなすことを考えましょう。


まとめ

絶対参照を上手く活用できれば、Excelを使ってできることが多くなります。最初は考え方に苦労するかもしれませんが、実はそこまで難しい分野ではなく、慣れてしまえばすぐに使いこなせるようになるでしょう。


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