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転職時、資格が必須であるケースは多くありません。 しかし、資格があることで応募できる求人数が増えたり、キャリア・年収アップにつながることもあります。
今回は、実務未経験者、採用・育成領域でキャリアアップしたい方、労務のスペシャリストになりたい方、の3つの軸をメインに、人事・総務・労務など、人事領域の方に役立つ資格について紹介していきます。
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実務未経験の場合、これから人事領域でスキルを高めていきたいという意志表示のためにも、「人事総務検定」などで、基礎知識をつけておくと有利でしょう。
ただ、未経験の場合は知識だけでなく、「なぜ人事なのか」さらに「なぜその会社が良いのか」も明確に伝えられるよう準備が必要です。
また、どこの会社であっても人事部門ではPCを使用するので、未経験者の場合は、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」通称:MOSを取得しておくとよいでしょう。
マイクロソフトオフィスのワード、エクセル、パワーポイント、アクセス、アウトルックのスキルを証明する資格なので、基礎的なPC操作や事務能力のアピールができます。
更に、「ビジネスキャリア検定」も、事務系職種のビジネスパーソンが段階的・計画的に自らの職業能力を習得することを支援するための検定なので、人事職種希望者であれば有利に働く可能性があります。
試験は8分野の43試験から自分の職種に合うものを選択できるようになっており、事務系職種のほぼ全域を網羅している資格です。
試験の等級区分はBASIC級、3級、2級、1級の4等級に分かれていますので、自分の年齢やキャリアに見合った階級を目指すと良いでしょう。
キャリアコンサルタントは国家資格にあたり、教育研修やキャリアカウンセリング業務に関わる方には特に役立つ資格とされています。
実務経験または技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した方、そのほか公的資格では、「産業カウンセラー」や「コーチング検定」、「メンタルヘルス・マネジメント検定」などの資格も、人事としてのスキルアップに役立つでしょう。
近年は、人事の業務も多様化しているため、人事領域の内容を幅広く理解している人材の市場価値が高まっている傾向があります。 幅広い知識を得るためには、ある程度時間を要するので、自身がまずどのスキルから専門性をつけていきたいか、優先順位をつけ、能力を高めていくことがキャリアアップ、延いては年収アップの近道かもしれません。
社会保険労務士と衛生管理者は国家試験です。 社会保険労務士については、平均合格率が平均6~7%と、難関資格として知られていますので、労務の知識のアピール材料としては有効といえます。
対して、衛生管理者については、合格率が、第一種で約45%、第二種で約53%と、国家試験の中では比較的合格率が高めの結果が出ています。 公的資格の中では、メンタルヘルス・マネジメント検定も役に立つ資格のひとつであるようです。
試験内容は、自分をケアするメンタルセルフケアを学ぶⅢ種、部下のメンタルケアに必要な知識を学ぶⅡ種、人事職が習得しておくべき知識や職場環境の改善方法を学ぶⅠ種にランク分けされています。
Ⅲ種・Ⅱ種の取得は、職場でのコミュニケーションを円滑にする上でも役に立ちます。会社の人事に携わる立場としては、将来的にⅠ種を取得できるとより効果的でしょう。 論述問題もある難しい資格なので、役職者選考のワンポイントとして効果を発揮する力もあるでしょう。
以上、人事領域の方におすすめの資格を紹介いたしました。 人事の仕事は大きくわけて、採用・労務・教育・制度の4つがあります。 人事として市場価値を上げるには、これら4つの業務を万遍なく経験しておくとよいとされています。
さらにそれぞれの知識が深ければ、もちろん更に評価向上につながりますので、目的ごとに資格を使ったスキル向上を目指してもよいでしょう。
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