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厚生労働省は、2024年の春闘に向けて2月頃に開かれる政労使会議で賃上げについて協議するよう、全国の労働局に通知しました。
春に近づくとよく聞くようになる春闘ですが、具体的な内容までは知らない人が多いのではないでしょうか。そこで、今回はいまさら聞けない春闘の目的や仕組みについて解説します。
目次【本記事の内容】
「春闘」とは、労働者の地位を向上させることを目的とした労働運動です。具体的には、賃金の引き上げなど労働条件の改善を目的に、労働組合が企業と交渉を行います。
春闘についてより深く理解するため、ニュースなどで使われる基本用語を確認しておきましょう。略語が多いので正式名称を知っておくとわかりやすくなるでしょう。
・春闘=春季闘争、または春季生活闘争、春季労使交渉
・労組=労働組合
・連合=日本労働組合総連合会(地方、産業別の労働組合を総括する組織)
・単組=企業ごとの労働組合
・産別=産業別の労働組合
・定昇=定期昇給
・ベア=ベースアップ
これらの用語を知っていれば、春闘の目的や仕組みについても理解が深まると思います。
1950年代はじめ、朝鮮戦争の特需が終わった日本経済は不況に陥り、多くの企業でリストラが行われるような状況でした。そこで1955年1月に東京虎ノ門会館で、労働条件の向上を求めて「春季賃上げ共闘総決起大会」が開かれました。これが事実上の春闘の始まりとされています。
この大会には6つの単産(労組)が参加しましたが、実際にはその後単産が8つに増えた時点からが、現在に至る春闘の始まりといわれています。このように複数の労組がまとまって、企業側との労使交渉を実施するのは、世界中でも日本だけの慣習のようです。
春闘の準備は前年8月頃に始まります。まず連合が全体的な要求の検討を進め、12月上旬に春闘の方針を発表します。次にその方針をもとに産別が要求をまとめ、最後に単組が具体的な内容を決定します。
単組の要求提出日や企業側の回答日など、スケジュールの調整を行うのは産別です。単組からの要求提出は、毎年2~3月に一斉に実施され、3月中旬に大企業の回答があり、3月末までに中小企業の回答が済んで春闘が終わります。
春闘の目的は、基本給の増額を求める定昇と、賃金水準を引き上げるベアにおける賃上げ率の決定です。ただし最近は交渉の内容も多様化して、育児・介護と仕事の両立、非正規雇用者の権利確保、ワークライフバランスなどの問題も採り上げられています。労働条件や労働環境の改善を求めることも、春闘の重要なテーマなのです。
2023年10月19日、連合は2024年春闘の基本構想について会見を行いました。最大の目標は持続的な賃上げの実現で、ベア相当分で3%以上、さらに定昇分を含めて5%以上の賃上げを要求するということです。5%以上という要求は、ここ10年で最高の水準です。
春闘の賃上げ要求は、ここ10年ほど4%以上という水準が続いていましたが、2023年には5%程度となり、さらに2024年には5%以上という強気の数字になっています。連合は経済・賃金・物価がそろって、安定的に上昇する社会の確立を目指しています。そのためには中小企業の業績が改善し、大企業と同様に春闘の目標を達成することが求められるでしょう。
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