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国土交通省が11月28日、ビジネスマンの通勤や業務における移動回数が、調査開始以来、過去最低の値を記録したという調査結果を公表した。
2021年10月下旬から11月末に実施した「第7回全国都市交通特性調査」結果の取りまとめたもの。該当する調査期間は、新型コロナウイルス感染症オミクロン株の流行前。感染者数が増加していた時期や、緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の期間には当たらない。
同調査の速報(2022年11月)では、新型コロナ感染症による行動変化があらわになったことを明らかにしていた。
就業者の「業務」における平日の目的別1日当たりの移動回数は、調査開始時から減少傾向だったが、今回の調査では1日当たり0.19回と過去最低を記録。
「通勤」目的の移動も、6年前の前回調査時(2015年)より0.7ポイント減少、1日当たり0.59回で、こちらも最低記録を更新した。さらに、平日の「私用」での移動も前回調査時より0.4ポイント減少しており、コロナ禍を経てビジネスマンの移動回数が全体的に減っていることが示された。
目的別1日当たりの移動回数(平日)
「通勤」や「業務」といった仕事に関する移動の減少について、同調査では、テレワークを要因の1つとして挙げる。特に三大都市圏で顕著に現れており、速報版では「就業者の目的別移動回数(平日)」の推移について、以下のようなデータが示されている。
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