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無料の会計ソフトは、費用がかからないため、使用感を試したい場合やコストを抑えたい場合に適しています。
しかし、会計ソフトは種類が多く、以下のようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
どの会計ソフトが自分に最適かわからない
有料ソフトに比べると使いにくいのか
何を基準に選べばよいかわからない
本記事では、完全無料で利用できるおすすめの会計ソフトや、選ぶ際のポイントを解説しています。
また、無料会計ソフトでできることや、無料トライアルが用意されている会計ソフトについても紹介しています。
無料で会計ソフトを試してみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次【本記事の内容】
無料の会計ソフトでできることとして、主に以下の3つがあります。
●データ入力
●各書類の作成、発行
●税制改正への自動対応
無料の会計ソフトでも、帳簿や仕訳帳、決算報告書などの作成が可能です。
また、法改正や税制の変更が行われるたび、対応できるように更新されるため、安心して使用できます。
無料会計ソフトの特徴として、以下の4つが挙げられます。
●サポートが少ない
●機能が制限されている
●期間が制限されている
●クラウド型かインストール型が多い
無料会計ソフトは、有料会計ソフトに比べると、サービスに物足りなさを感じてしまいます。
それぞれの特徴について詳しく解説していきますので、無料会計ソフトを選ぶべきかどうか悩んでいる人は参考にしてください。
無料会計ソフトは、サポートが少なかったり、なかったりする場合があります。はじめて会計ソフトを使う場合、以下のポイントがわからなくなりやすいので、注意が必要です。
●初期設定の方法
●操作方法
●エラーの対処方法
会計ソフトは専門用語が多く使われるため、会計業務に不慣れな方は用語を理解できず、問題を解決できない事態に陥ってしまいます。
運営会社に問い合わせをしたくなることもありますが、無料会計ソフトでは、電話やメールを使ったサポートがないケースが少なくありません。
サポートがある会計ソフトでも、サポート自体は有料オプションになっていることがあります。
サポートのない会計ソフトを選んだ場合、わからないことがあったら、自身で調べて解決しなければなりません。
会計業務になれていない方は、使い方がわかりやすい会計ソフトを選びましょう。
無料会計ソフトは、使用できる機能が制限されている場合があります。
具体的な機能制限の例は以下のとおりです。
●請求書は1月に3件までしか発行できない
●自動仕訳機能は使用できない
●アプリ版は有料プランでしか使えない
主に回数制限が付けられている場合と、機能そのものが制限されている場合の2種類に分けられます。
回数制限が付けられている会計ソフトの場合、取引先が少ない個人事業主・フリーランスの方や小規模の企業であれば使用しても問題ありません。
ただし、料金に関わらず自身の求めている機能が入っているソフトを選ぶことが大切です。
機能が制限される無料の会計ソフトを選ぶ場合は、必要な機能があるかどうかを調べてから導入を検討しましょう。
有料会計ソフトの中にも、無料で利用できるものがありますが、期間が制限されています。
有料プランのお試し期間であるため、期間が過ぎると機能が制限されたり、利用できなくなったりしてしまうのです。
すべての機能を便利に使いたい場合は、有料プランへの移行も検討しましょう。
無料で会計ソフトを使い続けたい場合は、完全無料の会計ソフトを選ぶ必要があります。
無料の会計ソフトは「クラウド型」か「インストール型」が多くなっています。
会計ソフトは大別すると以下の3種類に分けられます。
●クラウド型
●インストール型
●ERP(統合基幹業務システム)
クラウド型は、データをクラウド上に保存するタイプの会計ソフトで、ブラウザからログインすることで利用できます。
インストール型は、パソコン上にソフトをインストールするタイプの会計ソフトで、オフライン環境でも利用できる点がメリットです。
一般的に、無料の会計ソフトはクラウド型かインストール型のどちらかのタイプが多くなっています。
対してERPとは、会計や販売、給与など、企業のすべての業務を管理するシステムです。
売上や商品の在庫などと一緒に会計も管理できるため、業務を一元化できるメリットがあります。
しかし、導入に費用がかかってしまうのがデメリットです。
ERPはすべての業務をまとめるため、会計ソフトだけを無料でシステムに組み込めません。
無料の会計ソフトを使いたいのであれば、クラウド型やインストール型の会計ソフトを導入する必要があります。
以下の3つに当てはまる方は無料の会計ソフトが向いています。
●個人事業主・フリーランスの方や小規模企業
●会計の知識がすでにある人
●会計ソフトを試してみたい人
上記のうちどれかに該当しているかどうかを確認したい人は、ぜひ参考にしてください。
無料の会計ソフトは、個人事業主やフリーランス、小規模企業に適しています。
取引先の多くないため、制限された機能でも問題なく会計処理ができる可能性が高いからです。
無料の会計ソフトを利用することで、資金に余裕がなくても会計業務を効率化できます。
会計の知識をある程度所有している人は、無料会計ソフトを利用しても問題ありません。
無料の会計ソフトは、有料のものに比べてサポートが少ないため、会計業務に不慣れな方の場合は、用語の理解に時間がかかってしまい、業務効率が下がってしまうことがあります。
しかし、経理担当者の場合は、すでに会計知識があるのでサポートがなくても問題ありません。
無料の会計ソフトを利用することで、会計業務にかかる費用を軽減できます。
無料会計ソフトは、会計ソフトを試してみたい方にもおすすめです。コストをかけずに操作感や画面デザインなどを確認できます。
有料の会計ソフトは試すのはリスクが高いので注意が必要です。導入後に会計ソフトが不要だと気付いた場合、ムダなコストになってしまいます。
ムダな出費を減らすためにも、会計ソフトを試すなら無料のものを活用しましょう。
すでに有料会計ソフトを検討している方は、無料トライアルの利用がおすすめです。
無料トライアル期間はソフトによってさまざまで、長いものでは1年間も試せます。
途中で会計ソフトを替える場合、データの移行に手間がかかってしまうため、はじめに無料トライアルを利用して自分に合った会計ソフトを選ぶようにしましょう。
無料会計ソフトは、以下の4つのポイントに注目して選ぶことが大切です。
●無料で使える期間や機能の範囲で選ぶ
●個人事業主向けか法人向けかで選ぶ
●クラウド型かインストール型かで選ぶ
●使いやすさで選ぶ
それぞれのポイントについて解説していきますので、会計ソフトを選ぶ際の参考にしてください。
無料会計ソフトには、完全無料のものと無料トライアル後に有料になるものがあります。
完全無料のものは、永久に無料で使えますが、機能が限られている場合があります。
一方、有料になるものは、トライアル期間が終わると費用が発生してしまいますが、機能が充実しているのが特徴です。
どちらのタイプを選ぶかは、自分の目的や予算に合わせて決めましょう。
白色申告の個人事業主や取引先の少ない方は、簡単な帳簿管理だけでよく、完全無料のもので十分です。
複雑な会計処理や税務申告をしたい場合は、有料会計ソフトを導入しましょう。無料トライアルを利用して操作性や視認性を把握してから選ぶことをおすすめします。
自分が必要とする機能を明確にして、無料で使える期間や機能の範囲を比較してから選びましょう。
会計ソフトには、個人事業主向けと法人向けのものがあるため、自身の業態にあわせて選びましょう。
個人事業主と法人では、必要な会計処理や税務申告が異なります。
個人事業主やフリーランスの方は、確定申告書を作成し提出することで会計処理が完了します。
しかし、法人の場合は、税理士が必要になる書類も多く、複雑な手続きが必要です。
法人向けの会計ソフトを検討している場合、税理士とデータを共有できるものを選びましょう。
無料会計ソフトは、大きく分けてクラウド型とインストール型の2種類があります。
それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。
クラウド型とインストール型の無料会計ソフトは、それぞれに特徴があります。
自分の利用環境やニーズに合わせて、適切なほうを選びましょう。
無料会計ソフトを選ぶ際には、使いやすさも重要なポイントです。
とくに経理に慣れていない方は、操作性が高く、仕訳を補助してくれるシステムを選びましょう。
具体的に使いやすい会計ソフトには、以下のような特徴があります。
●操作画面がわかりやすい
●疑問を解消できる仕組みがある
●仕訳ルールを学習してくれる
●銀行やクレジットカードと連携ができる
会計ソフト内に専門用語が多く、使い方がわかりにくい場合、業務効率が落ちてしまいます。
誰が使っても使いやすい会計ソフトを選ぶことが大切です。
完全無料で使える会計ソフトは、初期費用と利用料金がかかりません。
有料の会計ソフトに比べると機能が制限されていますが、個人事業主やフリーランス、中小企業の経理業務で使う際には、十分力になってくれます。
完全無料で使える会計ソフトとして、以下の5つがおすすめです。
●フリーウェイ経理Lite
●円簿会計
●やよいの白色申告オンライン
●ちまたの会計
●Main財務管理
それぞれの会計ソフトの特徴について詳しく解説していきますので、完全無料の会計ソフトが気になっている方はぜひ参考にしてください。
円簿会計は、すべての機能が完全無料で利用できる会計ソフトです。
法人向けの円簿会計のほかに、個人事業主・フリーランス向けの円簿青色申告もあるため、法人・個人問わずに利用できます。
無料の会計ソフトを考えている方は、まず円簿会計から試してみることをおすすめします。
やよいの白色申告オンラインは、個人事業主の中でも白色申告を選んだ方に特化した会計ソフトです。
完全無料ですべての機能を使用できます。有料プランとの違いはサポートの有無だけです。
提供している弥生株式会社も会計ソフトの大手なので、信頼性が高い点が特徴です。
ちまたの会計は「小さな団体の会計」をテーマに非営利組織に向けて作られた会計ソフトです。主に以下のようなグループの人たちに向いています。
●部活動
●サークル
●自治会
●PTA
ほとんど設定がいらず、シンプルな設計のため、会計初心者でも安心して利用できます。
フリーウェイ経理Liteは、個人事業主と中小企業を対象に提供されている無料会計ソフトです。
機能の制限がありませんが、有料プランでは以下のような法人向けの機能を備えています。
●クラウド上でのデータの保存
●部門別の損益管理
●工事データの管理管理
●経営分析レポートの作成
他の会計ソフトと比較すると、法人向け機能をリーズナブルに利用できるため、中小企業の場合は、有料プランへのアップグレードを考えましょう。
Main財務管理は、中小企業向けのインストール型会計ソフトです。
会計ソフトに加え、以下の3つのサービスが提供されます。
●販売管理ソフト
●給与ソフト
●グループウェア
銀行口座やクレジットカードからのデータ取り込みや自動仕訳などの便利な機能はありませんが、有料でオーダー開発を受け付けています。
無料プランの場合、公式サイト上のマニュアルしかサポートがないため、会計知識のある経理担当者がいる場合におすすめです。
無料トライアルのある会計ソフトのおすすめを9つ紹介します。
●freee会計
●やよいの青色申告オンライン
●マネーフォワード クラウド確定申告
●勘定奉行クラウド
●Dynamics 365 Finance
●会計王
●MJSかんたん!法人会計
●さくら会計
●ジョブカンDesktop 会計
それぞれの会計ソフトについて、詳しく解説していきます。
freee会計はクラウド型の会計ソフトで、経理初心者でも簡単に利用できるという特徴があります。
個人・法人問わずにおすすめできる会計ソフトです。
とくに、スマホアプリを利用した写真取り込み機能は、レシートや領収書の写真を撮るだけで自動でデータを取り込んでくれるため、外出先でも経理業務ができます。
また、多くのサービスと連携しているため、大幅な業務効率のアップが期待できます。
やよいの青色申告オンラインは、青色申告を行う個人事業主向けのクラウド型会計ソフトです。
日々の取引から確定申告まで完結できるうえに、経営状況のレポートを作成できます。
ほかの会計ソフトよりも圧倒的に長い、1年間の無料トライアルが用意されているため、確定申告までの会計の流れを体験できます。
マネーフォワード クラウド確定申告は、個人事業主・フリーランス向けのクラウド型会計ソフトです。
銀行口座やクレジットカードとの連携が可能で、自動で明細データを取り込めます。
作業効率を向上できるため、本業に注力したい個人事業主に最適です。
勘定奉行クラウドは、法人向けのクラウド型会計ソフトです。
請求書や領収書等の書類をアップロードすると、自動で仕訳してくれる機能があります。
紙で管理している情報を会計ソフトへ入力する時間や労力をカットできるため、業務の負担を増やさずにデジタルへ移行できます。
業務の大きな変更がないため、導入しやすい点がメリットです。
Dynamics 365 Financeは、Microsoftが運営する会計ソフトです。
ほかの会計ソフトと違い、お金の流れを最適化する機能がついています。
財務の流れをAIによって測定してくれるため、自社のお金に関する問題点を洗い出せます。
自社のビジネスを見直したい場合におすすめの会計ソフトです。
会計王は、法人向けのインストール型会計ソフトです。
部門管理機能が搭載されているため、複数の部署がある企業の会計にも適しています。
電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しているため、法改正後も安心して使用できます。
MJSかんたん!法人会計は、法人向けのインストール型会計ソフトです。
ほかのインストール型会計ソフトと比較すると、リーズナブルに利用できます。
無料トライアル期間からすべての機能が利用できるため、使用感を確認したい人はぜひ利用してみましょう。
さくら会計は、法人向けのインストール型会計ソフトです。
海外支店のある会社に寄り添っており、「多言語・他通貨・他地域」へ対応している点が魅力です。
会計ソフトとしても優秀で、入力支援やテンプレートなどの機能がついており、会計業務の効率化が期待できます。
各国の会計基準に合わせた決算書を作成できるため、海外支社のあるグローバル企業におすすめです。
ジョブカンDesktop 会計は、株式会社ジョブカン会計が提供するインストール型の会計ソフトです。
e-Taxと連携した電子申告が可能で、法令改正にも対応しているため、安心して利用できます。
前年度のデータを参照できる機能もついているため、決算書やその他帳簿の作成が簡単に行えます。
無料の会計ソフトは、中小企業の経理担当者や個人事業主・フリーランスに適したツールです。コストを抑えながら業務効率を上げられるため、上手に活用していきましょう。
しかし、業績が増え、事業が拡大していくとともに無料会計ソフトの機能だけでは不十分になる可能性があります。事業の拡大とともに有料プランへの移行を検討しましょう。
自社に最適な会計ソフトを選ぶ際には、資料請求もおすすめです。各資料には、それぞれの会計ソフトの特徴や価格から、導入事例まで記載されているため、安心して会計ソフトを導入できるようになります。
マネジーでは、さまざまな会計ソフトの資料請求が可能ですので、ぜひご利用ください。
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