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株式会社ワークポートは2023年11月8日、「男女の賃金格差」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2023年10月24日~31日で、20代~40代のビジネスパーソン(男女)367名から回答を得ている。本調査から、現役ビジネスパーソンが感じる男女間の賃金格差や職場に求めることなどが明らかとなった。
目次【本記事の内容】
2022年7月に「女性活躍推進法」の改正が行われ、常用労働者301人以上の大企業に対して“男女間賃金格差”の情報開示が義務付けられるなど、近年、男女の賃金格差は問題視されている。実際に現役のビジネスパーソンは、賃金格差についてどのように捉えているのだろうか。
はじめにワークポートは、「身近なところで男女の賃金格差を感じることがあるか」を尋ねた。すると、賃金について「男性のほうが高い」が49.6%、「女性のほうが高い」が0.8%で、合わせると50.4%となり、約半数が“男女の賃金格差を実感している”ことが明らかになった。また、“男性のほうが高い”とした人がその大半を占めたことから、賃金に関しては「男性が優位だ」と感じている人が多いこともわかった。
そこで、“男性のほうが賃金が高い”とした人にその理由を聞いたところ、「結婚、出産、育児、介護などを女性が負担するケースが多く、女性は管理職への登用も少ないため」(40代女性・事務)、「いまだに女性の子育てや家事の配分が多いから」(40代男性・営業)など、ライフイベントによる女性のキャリアへの影響や管理職登用の少なさを理由とする意見が多くあがったという。また、「男性は仕事、女性は家事育児というような昔ながらの風潮が残っているため」(30代男性・システムエンジニア)、「日本企業特有の男性優位の人事考課であるため」(40代女性・クリエイター)など、男性中心の社会風潮や企業体質がいまだ根強く残っていることを指摘する意見も寄せられたとのことだ。

続いて同社は、“男女の賃金格差を感じることがある”とした人に「男女の賃金格差は仕方ないと思うか」を聞いた。すると、「仕方ないとは思わない」が63.3%(まったくそう思わない:33%、あまりそう思わない:30.3%の計)だった。
そこで、“男女の賃金格差が仕方ないとは思わない”とした人にその理由を聞いた。すると、「男女平等にするべきだと思うから」(20代女性・営業)、「性別と能力は関係ないから」(30代男性・クリエイター)、「同じ仕事をしているにも関わらず性別によって賃金が異なるのは不自然だと感じるから」(40代女性・管理)など、性別を理由に区別されるべきではないとする意見があがったとのことだ。一方、「身体的特徴からくる差がある」(30代男性・営業)、「性別が違えば求められる役割も違ってくる」(30代男性・機械系エンジニア)など、男女の賃金格差は仕方ないという声もあったという。

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