公開日 /-create_datetime-/
帝国データバンク(TDB)は2023年12月20日、「2024年の景気見通しに対する企業の意識調査」の結果を発表した。調査期間は2023年11月16日~30日で、調査対象2万6,972社のうち、1万1,396社から回答を得ている。なお、本調査はTDB景気動向調査2023年11月調査とともに行っており、過去のTDB景気動向調査(2019年~2022年)の結果も踏まえて比較している。本調査から、2024年の景気に関する見通しや懸念材料、および景気回復に必要な政策が明らかとなった。
目次【本記事の内容】
新型コロナの5類移行後はレジャー産業が国内消費をけん引し、全国的な公共工事や都市圏での大規模開発、地方での半導体関連工場の新設など設備投資も大きく動き出している。市場は景気回復の兆しもみられるが、個人の消費環境については、賃金の上昇が物価の高騰に追いつかず依然として厳しい状況だ。そうした中、企業は2024年の景気に対しどのような見通しを持っているのだろうか。
はじめに帝国データバンクは、「2024年の景気見通し」について、過去のTDB景気動向調査の結果を踏まえてまとめた。すると、「踊り場局面」との回答が42.1%で最も多く、2年ぶりに4割を超えた。また、「回復局面」とした企業は、2023年の景気見通し(2022年11月調査)から1.3ポイント増の12.8%だった。一方で、「悪化局面」とした企業は同5ポイント減の20.3%で、5社に1社となった。
企業からは、「正常な経済活動に戻りつつあることは良い兆しだと思う。積極的な設備投資・事業推進を期待したい」(専門サービス)といった声が聞かれたという。他方で、「世界情勢・国内情勢ともに明るい話題がないため、マイナス方向に動く感じがする」(運輸・倉庫)、「物価高騰・増税・人手不足・高齢者人口の増加・2024年問題など、明るい材料が見当たらない」(建設)など、先行きを不安視する声も寄せられたとのことだ。
続いて、「2024年の景気に悪影響を及ぼす懸念材料」を複数回答で尋ねた。その結果、トップが「原油・素材価格(の上昇)」で59%(前年比13.7ポイント減)だった。2023年の後半に入ってから大幅な価格変動がみられないことなどもあり、前年から大きく低下する結果となっている。以下、「人手不足」が40.5%(同14.4ポイント増)、「為替(円安)」が37.4%(同6.1ポイント減)、「物価上昇(インフレ)」が26.7%(同6.6ポイント減)と続いた。
そのほかの懸念材料としては、……
記事提供元
採用、教育・研修、労務、人事戦略といった最新のHR情報を扱う日本最大級の人事ポータルサイトです。HRの専門家によるコラムや、HR総研調査レポート、人事に役立つeラーニング「HRプロ講座」など人事はもちろん、マネジメント層や経営者などにも役立つ情報が満載です。
海外法人との取引を成功させる!英文契約の基礎知識
業務委託契約書の書き方のポイントは?知っておくべき基礎知識
ラフールサーベイ導入事例集
社員と会社の両方が幸せになる生活サポートとは?
~質の高い母集団形成と採用活動改善へ~内定辞退者ネットワークサービス資料
残業時間の上限は月間・年間で何時間?労働基準法や36協定を交えながら解説
幹部候補生に外国人材を採用のCSSホールディングス―グローバル人材戦略の一環で国境を越えた経営人材育成へ
【中小企業向け】業務改善×AIでコスト削減と生産性アップ!業務別活用シーンと成功事例6選
給与計算とは?業務の基礎知識や計算方法・注意点を紹介
メンタル不調の「3つの予防」とは?
契約書作成の際に必ず押さえておきたい8つのポイント
総務・経理・営業の生産性に影響する法人車両の駐車場管理における落とし穴
アフターコロナの採用戦略とコスト最適化
BillOneの導入で請求書業務はこう変わる
工事請負契約書とは?作成時の注意点などを解説!
どう声をかけるべき?女性の健康課題への管理職の対応
改ざんされないファイル管理とは?原本性を守るバージョン管理と電子帳簿保存の基本
人的資本経営×健康経営がスタンダードの時代へ。評価指標や対策は?
EAP(従業員支援プログラム)とは?メリットや導入する際の確認事項
9割超が仕事や勉強に支障を実感する「天気痛」 全国2万人調査から症状とその対策を探る
公開日 /-create_datetime-/