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2023年に実施された新入社員に対する調査からは、Z世代の仕事に関する価値観が見えてきます。それまでの世代とは大きく異なるイメージがありますが、Z世代の考え方をよく知ることで、それを今後の職場環境改善に活かせるかもしれません。
目次【本記事の内容】
産業能率大学総合研究所では、1990年度から毎年「新入社員の会社生活調査」を実施しています。第34回となる2023年度調査の概要は以下のとおりです。
・調査方法:オンライン回答選択調査
・調査対象:産業能率大学新入社員研修受講者316名
・調査期間:2023年3月29日~4月19日
Z世代は1990年代半ばから2010年代はじめに生まれ、デジタルネイティブやSNSネイティブなどと紹介される世代です。今後ビジネスでも社会生活でも中心になるこの世代は、どのような価値観を抱いて日々過ごしているのでしょうか。
調査結果では、まず働く上で重視していることについて、「長期間安心して働けること」と「仕事を通じて自分自身が成長すること」がトップ2の回答でした。意外かもしれませんが、保守的で堅実な意識をもっていることがわかります。
職場に求める働き方は、ジョブ型雇用がメンバーシップ型雇用をやや上回っています。また副業に対してもオープンであり、職場に副業制度がある場合に利用するかどうかという問いに対して、8割以上が利用したいと回答しています。
産業能率大学では、研修を通じてもZ世代の特徴を分析しています。そこで見えてきた人物像は、まず物ごとに対して現実的でシビアな面があることです。職場でも出世を望むより、よりよい条件で働きたいという意識が強く、タイムパフォーマンスを重視するのもこの世代の特徴です。
一方で自発的な行動はあまり得意ではないようで、業務の目的や手順を事前に説明されないと、不満を抱く傾向があるようです。将来に対する不安が強いことも指摘されています。
Z世代の価値観に応えるためには、それぞれの企業が長期的な安定性と将来性を明示する必要があります。職場では合理性を高める工夫も必要でしょう。非効率な業務の見直しをするチャンスにもなり、結果的に効率アップにつながる可能性もあります。
また、Z世代には多様性を重視する面があり、プライバシーの保護にも敏感な一方で、プライベートにおいてはSNSなどオープンなコミュニケーションを望みます。Z世代の価値観を取り入れることで、全世代にとって職場の風通しがよくなり働きやすくなる可能性もあるのです。
Z世代はオープンな一面と保守的な一面を併せもっているようです。今後は社会の中心となるZ世代の意見を上手に活用すれば、企業の将来にとって望ましい職場づくりが可能になるかもしれません。
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