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“伸びる社員”の特徴は“仕事センス”

公開日2019/02/10 更新日2019/02/10

将来、戦力となりうる優秀な社員となるのか、それとも期待外れのダメ社員となるのかを判断するのは、なかなか難しいものがある。しかし、それを見抜き、適材適所に人員を配置することこそ、管理部門、特に人事のもっとも重要な役割である。

そんな管理部門に、ヒントになりそうな調査が、学校法人・産業能率大学総合研究所が、従業員100人以上の企業に勤務するマネジャー1,000人に行った「仕事センスに関するアンケート」だ。

同研究所は、ビジネスパーソンが活躍するためには、知識やスキルに加え、顧客や組織のさまざまな期待に応えること、「周囲の状況を感じ取り、自分で判断してやり遂げる総合的な力＝仕事センス」が重要であると位置づけている。

そこで、常に厳しい状況に置かれ、判断に迷う場面に遭遇しながらも、仕事をやり遂げている現場のマネジャーに「仕事センス」に関する認識を尋ね、「仕事で遭遇する壁を乗り越える」「自分で考えて判断する」ために必要な力を探ろうというのが、このアンケートの目的だ。

さて、伸びる社員の特徴である。

  • 仕事に対する前向きな姿勢が他の社員の見本となり、職場内が活性化。
  • 新人でも「勘所が良い」とほめられている社員はセンスがある。
  • 報告書やメールの内容に対する質問や補足説明を求めずとも、読むだけで必要な情報、当人が何をしたいのかが分かる。
  • 周囲を巻き込んでテンポ良く仕事を進める。
  • 相手の表情や言葉から真意を見抜くのに長けている。
  • 情報収集のための労をいとわない。
  • 相手の求めることを的確に把握し実現する。
  • 社内折衝が上手く、事前に同意を得てスムーズに仕事を進めている。
  • タスクが丁寧にまとめられ、優先順位をつけながら片づけている。
  • 痒い所に手が届くように先回りした答えが返ってくる。
  • 面倒事を他人に押し付けずに自ら率先して行う姿勢にセンスを感じる。
  • 問題を単純化しポイントを明らかにして取り組む。
  • いい意味で遠慮しない、即行動する。周囲への根回しができているから、周囲に「こっちの都合も考えろよ」的な雰囲気がない。

さて、あなたの周りに、このような部下がいるだろうか。いれば、将来、会社を背負って立つ存在になるかもしれない。

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