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弁護士の転職ならMS-Japan|弁護士の転職成功のポイントを徹底解説!
35年以上に渡って弁護士人材の転職をサポートしてきた管理部門・士業特化型転職エージェント「MS-Japan」が弁護士の転職ノウハウやオススメ求人を紹介。
この記事では、そんな複雑化している弁護士の転職を支援する転職エージェント20選を比較し、サービスの選び方やおすすめの登録方法について解説しています。
他にも弁護士の転職に役立つ情報を紹介していますので、転職をお考えの弁護士の方はぜひご確認下さい。
MS-Japan | doda | ビズリーチ | |
求人領域 | 管理部門 &士業 |
全業種 | ハイ クラス |
種類 | 特化型 | 総合型 | スカウト型 |
主な サービス |
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弁護士の転職において最適な転職エージェントを選ぶ際、いくつかの重要なポイントがあります。
転職エージェントには、様々な業界業種の転職を支援している総合型のエージェントと、業界業種を絞って支援している特化型のエージェントがあり、それぞれにメリットがあります。
弁護士特化の転職エージェントであれば、より業界に特化した転職市場の情報を熟知しているため、具体的なキャリア相談や転職サポートが可能です。
一方、総合型の転職エージェントでは、特化型に比べて幅広い求人の紹介を受けることが可能です。
求人数が多ければ自分の希望に合う求人に出会える可能性が高くなるので、転職エージェントを選ぶ際の重要なポイントと言えるでしょう。
しかし、各転職エージェントが公表している求人数だけで判断してはいけません。
特に総合型の転職エージェントの場合、弁護士以外の求人を含めた求人数となっているため、実際には弁護士の求人は数件しかないということもあります。
弁護士に強い転職エージェントを選ぶ際は、弁護士の求人数を豊富に扱っているかをしっかりと確認するようにしましょう。
弁護士に特化した転職エージェントの中でも、法律事務所や企業内弁護士(インハウスローヤー)、コンサルなどのキャリアごとに得意としているエージェントが異なります。
昨今、弁護士の中で人気となっている企業内弁護士へのキャリアであれば、弁護士だけでなく管理部門にも強いエージェントを利用したほうが、転職に役立つ情報を得られる可能性が高くなります。
また、コンサルは弁護士のキャリアの中でもさらに専門性が高くなるため、その領域を最も得意としているエージェントを利用することをおすすめします。
弁護士の各キャリアごとにおすすめの転職エージェントは「【転職先別】弁護士におすすめの転職エージェント・転職サイトは?」をご確認ください。
「自分のキャリアはこれでいいのだろうか」「職務経歴書の書き方が分からない」など、転職活動には不安要素がつきものです。特に初めての転職や法律事務所から企業へのキャリアチェンジを考えている場合は、1人で転職活動を進めていると不安なことが多々あると思います。
転職エージェントでは、そのような不安や悩みを解消するための様々なサポートサービスがあります。
しかし、サービスの充実度は各エージェントによって異なりますので、自分に必要なサービスを受けられるエージェントを利用するようにしましょう。
特に、キャリアについて悩んでいる弁護士であれば何度でも受けられる「キャリア相談会」、初めての転職で不安がある弁護士であれば「職務経歴書の作成サポート」などのサービスがあるかを確認しましょう。
転職エージェントの中には、企業から直接オファーを受けることができるスカウトサービスにも登録できるエージェントがあります。
スカウトサービスを利用することで、自分では想像もしていなかった企業からオファーが来る可能性があります。
また、登録している職務経歴書をもとにオファーが届いているので、面接が確約されているなど、多忙な弁護士でもスムーズに転職活動を進めることができます。
上の5つのポイントを網羅するには
「特化型転職エージェント(MS-Japan)」+「総合型転職サイト(doda)」+「スカウト型転職サイト(ビズリーチ)」の3サービスへの登録がおすすめ!
登録するサービスは多すぎても少なすぎても上手に使いこなせないので、3つ程度に絞りましょう!
サービス名 | 特徴 |
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MS-Japan |
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doda |
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ビズリーチ |
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LEGAL NET |
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MS Career |
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リクルートエージェント |
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JAC Recruitment |
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その他: NO-LIMIT/弁護士ドットコムキャリア/弁護士転職.jp/弁護士求人ナビ/リーガルジョブボード/リーガルブライト/SACTリーガルキャリアナビ/ひまわり求人求職ナビ/Lawyers Info/アガル-トキャリア/ヒュープロ/BEET-AGENT/エリートネットワーク |
「MS-Japan」は、管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
管理部門・士業の登録者数は国内トップクラスで、創業35年以上の実績ならではの質の高い転職サービスが特徴です。
おすすめポイント
✔ 弁護士のキャリアに精通した”プロ”が転職をサポート!
✔ 弁護士の幅広いキャリアにあった求人を紹介!
✔ ロー生や司法試験合格者の転職もサポート!
管理部門・士業に特化した転職エージェント「MS-Japan」では、専門分野ごとに分かれたキャリアアドバイザーがいるため、弁護士の転職やキャリアについて精通したアドバイザーに相談することができます。
弁護士に精通したアドバイザーに転職をサポートしてもらうことで、「情報戦」とも言われる転職を有利に進めることができます。
「MS-Japan」では、弁護士のキャリアの選択肢になりうる法律事務所や企業内弁護士(インハウスローヤー)、コンサルティングファームなど様々な求人の紹介が可能です。
また、創業35年以上の老舗エージェントとして求人企業とのネットワークも強いため、「MS-Japan」にしかない非公開求人も多数扱っています。
「MS-Japan」では、弁護士だけでなく、ロー生や司法試験合格者の転職・キャリア支援も行っています。「まだ転職は考えていない...」という方でも参加できる相談会も行っているので、気軽にキャリア相談をすることができます。
以下は、MS-Japanが解説している弁護士の転職のポイントをまとめた記事です。
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
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求人領域 | 管理部門(経理・人事・法務など)、士業(会計士・税理士・弁護士) |
求人数 | 弁護士の求人数:約400件 ※非公開求人を除く |
主なサービス |
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「MS Career」は、株式会社MS-Japanが運営する管理部門・士業に特化した転職支援サービスです。
キャリアアドバイザーによる転職サポートや、気になる求人への直接応募、企業やエージェントからのスカウトなど、様々なサービスがあるため、ご自身のペースで転職活動を進めることができます。
おすすめポイント
✔ 弁護士のキャリアを網羅した求人情報!
✔ 自分にあった転職サービスを選んで使える!
✔ 提携エージェントの同時利用も可能!
「MS Career」では、法律事務所や企業内弁護士(インハウスローヤー)をはじめ、弁護士のキャリアを網羅した求人を掲載しています。
また、リモートワークや残業時間など様々な条件を絞ることができるので、希望するキャリアや働き方に合わせた求人を検索することができます。
「MS Career」への登録時、同時にエージェントサービスやスカウトサービスにも登録することができるため、自分にあった転職サービスを選んで使うことができます。
積極的に転職活動を進めたい方は、全てのサービスに登録しておくことをおすすめします。
「MS Career」の利用認定を受けている提携エージェントが掲載している求人への応募やスカウトを利用することができます。
複数の大手エージェントサービスと提携しているため、転職の可能性を広げることができます。
運営会社 | 株式会社MS-Japan |
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求人領域 | 管理部門(経理・人事・法務など)、士業(会計士・税理士・弁護士) |
求人数 | 弁護士の求人数:255件(2025/7/1時点) ※非公開求人を除く |
主なサービス |
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「リクルートエージェント」は、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。
一般に公開されていない非公開求人の保有数は業界トップクラスで、約10万件にも上ります。
おすすめポイント
✔ 転職支援実績No.1!
✔ 約10万件の非公開求人を保有!
✔ 独自ツールで効率的に転職活動!
35年以上にわたって蓄積されてきた転職支援ノウハウや転職成功事例をもとに転職希望者のサポートを行っており、転職支援実績は業界No.1です。
リクルートグループならではの企業とのパイプを活かし、保有している非公開求人は業界最大級の約10万件。
グローバル、金融・コンサルタント、経営幹部等のハイクラス求人も多数取り扱っています。
初めての転職でもスマホだけで簡単に職務経歴書を制作できる「職務経歴書エディター」や、応募や面接などの進捗管理ができる転職支援専用システム「Personal Desktop」で効率的に転職活動を進められます。
運営会社 | 株式会社リクルート |
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求人領域 | 全ての業界業種 |
主なサービス |
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「JAC Recruitment」は、株式会社ジェイエイシーリクルートメントが運営するハイクラス・ミドルクラス向けの転職エージェントです。
ハイクラス・ミドルクラスの転職で6年連続オリコン満足度No.1を受賞しています。
おすすめポイント
✔ 管理職・専門職のハイクラス転職に特化!
✔ 外資やグローバル企業への転職支援実績多数!
✔ 各業界、職種に精通したコンサルタントが担当!
「JAC Recruitment」は、企業の採用責任者との強固な信頼関係を背景に、管理職やエグゼクティブ、弁護士を含む専門職向けの転職支援を行っています。
特に、法律事務所でのパートナー候補や企業内弁護士(インハウスローヤー)といったハイクラス求人の紹介に強みを持っています。
ロンドン発祥の日系転職エージェントとして、世界12ヵ国、27拠点にわたるグローバルネットワークを有しています。
外資系企業や海外進出企業への転職支援で豊富な実績を持ち、英文レジュメ作成や英語面接対策など、国際的な転職活動を全面的にサポートします。
「JAC Recruitment」には、各業界や職種に特化した約1,400名のコンサルタントが在籍しています。
弁護士のキャリア形成に詳しいコンサルタントが求職者の経歴やスキルを正しく評価し、最適な求人を提案します。
また、法律業界の内部情報に基づいたリアルなアドバイスや面接対策が受けられる点も魅力です。
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
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求人領域 | 管理職・専門職 |
主なサービス |
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サービス名 | 特徴 |
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MS-Japan |
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doda |
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ビズリーチ |
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LEGAL NET |
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MS Career |
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リクルートエージェント |
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JAC Recruitment |
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その他: NO-LIMIT/弁護士ドットコムキャリア/弁護士転職.jp/弁護士求人ナビ/リーガルジョブボード/リーガルブライト/SACTリーガルキャリアナビ/ひまわり求人求職ナビ/Lawyers Info/アガル-トキャリア/ヒュープロ/BEET-AGENT/エリートネットワーク |
各転職サービスの特徴はなんとなく分かったけど、「転職エージェントと転職サイト...何が違うの?」と疑問に思われた方は、「弁護士が転職エージェントを利用するメリット」を確認しましょう!
転職活動を行う上で転職サイトと転職エージェントのどちらを利用するか迷っている弁護士の方には、転職エージェントの利用がおすすめです。
ここでは、弁護士が転職エージェントを利用する主なメリットを5つご紹介します。
弁護士の転職支援実績を豊富に持つ転職エージェントのアドバイザーは、弁護士業界の転職事情に精通しています。
これまで培ってきたノウハウとネットワークを活かし、キャリアパスや、現在のスキルで挑戦可能な事務所、必要な心構えなどについて具体的なアドバイスを行ってくれます。
法律事務所や企業の内部情報は一般には公開されていませんが、転職エージェントは求人の依頼を受けた時点で企業に対して入念にヒアリングを行い、直接情報を収集しています。
そのため、転職エージェントを利用することで求人票には掲載されていない情報を手に入れることができ、転職活動を有利に進められるだけでなく、転職前後で企業に対して感じるギャップも少なくなります。
弁護士向けの多くの求人は非公開であり、特に企業にとって重要なポジションであるインハウスローヤー(企業内弁護士)の求人は非公開求人として募集される傾向です。
一般的に、非公開求人は転職エージェントのみが取り扱っている求人ですので、転職エージェントに会員登録することで、これらの求人に応募することができます。
初めての転職活動やキャリアチェンジの転職活動の場合、選考が通りやすい職務経歴書の書き方や面接での受け答えについて分からないことが多いでしょう。
サポートが充実している転職エージェントに登録することで、専任の転職エージェントが書類の添削や面接対策を無料で行ってくれます。
転職エージェントでは、給与やポジションなどの希望条件について、求職者に代わって交渉を行ってくれます。
直接、事務所や企業と交渉が出来ない方でも、転職エージェントを利用することで納得できる条件での入社が可能です。
転職エージェントの活用手順は、以下の6つのステップです。
まずは転職エージェントに会員登録をしましょう。
経歴や保有している資格、スキル等を詳しく登録しておくことで、紹介カウンセリングがスムーズに進行します。
転職エージェントのキャリアカウンセリングでは、会員登録した情報をもとに、キャリアアドバイザーが職務経歴や希望条件などをさらに詳しくヒアリングします。最近では、ほとんどの転職エージェントが直接対面ではなく、オンラインや電話でのカウンセリングを行っています。
弁護士としてどのようなキャリアを歩んでいきたいのかを詳しく伝えることで、より希望に合った求人を紹介してもらうことができます。
キャリアカウンセリングの内容をもとに、求人の中から希望に沿った求人情報を紹介してもらえます。
採用企業とのコネクションが強い転職エージェントや、求人営業を行うリクルーティングアドバイザーがいる転職エージェントでは、求人票には記載していない求人の背景や企業の風土、実際に働いている方の情報なども紹介してくれる可能性があるので、気になった求人があれば確認してみましょう。
希望する求人が見つかったら、転職エージェントが応募手続きを代行します。
希望者の方は、履歴書・職務経歴書などの応募書類の添削や面接のアドバイスも受けることも可能です。また、面接日程調整や選考結果の連絡も転職エージェントの担当者が行います。
中途採用の場合、内定前後に条件面の交渉があります。
働き方の改善や年収アップを目的に転職活動を行っている弁護士にとっては重要な交渉になるため、転職エージェントのサポートを受けながら納得して入社できるように交渉を行いましょう。
内定後の入社日の調整なども転職エージェントが代行します。
また、入社後の悩みやキャリアパスについても相談することができるため、「転職エージェントは転職活動の相談だけ」と考えずに、積極的に利用しましょう。
転職エージェントを利用する際、担当アドバイザーとの相性が合わない可能性もあります。相性の合わないアドバイザーからキャリアや転職活動のアドバイスを受けても、素直に納得できないこともあると思います。
何度かやり取りをする中でアドバイザーとの相性が合わないと感じたら、素直に担当変更の依頼をしましょう。
キャリアカウンセリングで希望条件を伝えても、自分に合わない求人を紹介されることもあります。
希望条件に当てはまる求人が少なく条件に近い求人を紹介しているケースや、キャリアアドバイザーが希望条件を理解できておらず、条件から外れた求人を紹介しているケースなど原因は様々です。
紹介してもらった求人に関しては、随時フィードバックをすることで、自分に合う求人を紹介してもらいやすくなりますので、転職エージェントを利用する際は積極的にアドバイザーと連絡を取るようにしましょう。
サービス名 | 特徴 |
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MS-Japan |
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doda |
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ビズリーチ |
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LEGAL NET |
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MS Career |
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リクルートエージェント |
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JAC Recruitment |
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その他: NO-LIMIT/弁護士ドットコムキャリア/弁護士転職.jp/弁護士求人ナビ/リーガルジョブボード/リーガルブライト/SACTリーガルキャリアナビ/ひまわり求人求職ナビ/Lawyers Info/アガル-トキャリア/ヒュープロ/BEET-AGENT/エリートネットワーク |
自分に合う転職エージェント・転職サイトは見つかりましたか?
ここからは弁護士の転職を成功に近づけるためのポイントや最新の転職市場について紹介します!
転職活動を行う上で、最新の転職市場を把握しておくことは重要なポイントです。ここでは、2024年最新の弁護士転職市場について解説します。
求職者の特徴としては、幅広い年齢層の弁護士が転職活動を行っていますが、特に30代から40代の中堅弁護士の転職希望者が多く見受けられます。この年代の弁護士は、法律事務所や企業法務での経験を積み、新しいキャリアの可能性の探求を希望していると考えられます。
求人動向としては、法律事務所が事務所規模を問わず弁護士数の増加を図って、採用を強化しています。また、企業の法務部門でも、コンプライアンス強化や新規サービス展開に伴い、法的な支援が必要とされており、こちらも求人数が増加傾向です。
このように求人数が増加傾向にある近年、弁護士は多様なキャリアの選択が可能で、法律に関する専門性を生かして多方面での活躍が期待されています。
働き方の特徴では、2020年の新型コロナウイルス流行により、様々な企業・法律事務所でリモートワークが導入されました。2023年の5類移行後も一部の企業・事務所では福利厚生としてリモートワークを継続しています。
ここで、今回ご紹介した「MS-Japan」で2023年に募集した弁護士求人におけるリモートワークの割合を見ていきましょう。
上記のグラフを見ると、2023年に「MS-Japan」で募集した弁護士求人は、半数強がリモートワークを導入していることが分かります。
今後も弁護士のニーズが高まる中で、人材獲得のために働き方の自由度を高める企業・事務所が増えると考えられます。
弁護士に人気のある転職先は、「法律事務所」「企業内弁護士(インハウスローヤー)」「M&A・コンサルティングファーム」「任期付き公務員」の4つです。
それぞれについて、以下で簡単にご紹介します。
弁護士の最もメジャーな就職・転職先が法律事務所です。法律事務所の中でも扱う案件の種類により以下4つの事務所に分類されます。
企業法務系法律事務所は、クライアント企業の法的問題を扱う法律事務所です。企業法務系法律事務所の弁護は、企業の法的問題を扱うため、単に法律の知識だけでなく、ビジネス的な観点で考える能力が求められます。
一般民事系法律事務所は、主に離婚や相続などの問題を抱えた個人をクライアントとして扱う法律事務所です。
クライアントの規模が企業法務系法律事務所と比較して小さいため、個人事務所や中小の法律事務所の割合が多くなりますが、将来独立を考えている弁護士にはおすすめの分野です。
総合法律事務所は、一般民事から企業法務まで幅広い分野の案件を取り扱う法律事務所です。
ブティック系法律事務所とは、小規模で特定の分野に絞った案件を扱う法律事務所です。具体的には、知財分野や金融、労働などの分野に絞ったブティック系法律事務所があります。
特定分野の案件を扱うことができるので、自然とその分野の専門性を高めることができます。
近年、企業内弁護士(インハウスローヤー)の需要が増加傾向です。
企業内弁護士(インハウスローヤー)は、企業内で法律の専門家として活躍することができ、経営陣の一員としての役割を担うこともあります。
法律事務所よりも多様な業務に触れられる機会が多く、最近ではコンプライアンス意識の高い企業で特に重宝されています。
M&A・コンサルティングファームでも、弁護士の法的知識を活かすことができます。
特に、企業法務での経験がある弁護士はコンサルティング会社での即戦力として期待されるでしょう。
弁護士には任期付き公務員というキャリアの選択肢もあります。
任期付き公務員とは、行政が新卒採用による内部での育成ではなく、有能な人材として任期付きで採用された公務員を指します。
任期付き公務員として採用されれば、国や地方自治体、公益法人や学校法人など、さまざまな公的機関で法律の専門知識を活かすことができます。
任期付きとはいえ公務員として採用されるため、法律事務所や企業とは異なる安定した働き方ができるのが魅力です。
「弁護士におすすめの転職先」で紹介したように、弁護士が活躍できる転職先は多岐にわたり、各キャリアで得意としている転職エージェントも異なります。
この章では、弁護士の主なキャリアである法律事務所と企業内弁護士に分けて、おすすめの転職エージェントを、公開求人をもとに紹介します。
おすすめ転職エージェント | 法律事務所の求人数 |
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MS Agent | 約250件 |
リクルートエージェント | 約140件 |
DODA | 約130件 |
管理部門・士業特化型のMS Agentが多い求人数を保有しております。
ほかの特化型転職サイト・エージェントも同様に数多くの求人を保有しているため、興味がある方は調べてみることをおすすめします。
おすすめ転職エージェント | 企業内弁護士の求人数 |
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リクルートエージェント | 約390件 |
MS Career | 約250件 |
企業内弁護士の求人数は、「リクルートエージェント」「MS Career」が多く掲載しています。
また、「MS Career」は弁護士だけでなく管理部門にも特化した転職エージェントのため、企業内弁護士という括りではありませんが、企業法務の求人を豊富に扱っています。求人票には弁護士募集と記載されていなくても、弁護士資格を活かせる法務の求人が多いため、企業法務の求人も合わせて見てみましょう。
「弁護士の転職に強い」と言っても、転職エージェントによって求人数は違います。
進みたいキャリアが決まっているなら、とりあえず求人数上位3サービスには登録しておきましょう。
弁護士の転職成功にはいくつかの重要なポイントがあります。
転職活動の準備として、まず現職を退職する理由や、次の転職先で成し遂げたい目標など転職の目的を明確にすることが重要です。
どの業界業種も人手不足になっている昨今、弁護士が転職活動をしていると想像していた以上に待遇の良い求人や大手企業などの魅力的な求人が見つかる可能性があります。
しかし、本来の転職の目的とずれた視点で求人を選んでしまうと、仮に内定が出て入社しても、入社後に「やっぱり違う...」と感じてしまうかもしれません。
転職の目的を明確にすることで、他の求人に目移りすることなく、目的に合った求人を選ぶことができます。
しかし、転職活動をしている中で転職の目的が変わることはあるかもしれません。そのような時は、一度転職エージェントに目的を変えることは正しい判断なのか相談してみましょう。
転職の目的ごとにおすすめの弁護士転職エージェントは「【転職目的別】弁護士におすすめの転職エージェントは?」をご確認ください。
この記事でも紹介しているように、転職エージェントは各サービスごとに特徴が異なりますので、複数の転職エージェントを同時に利用することをおすすめします。
進みたいキャリアが決まっている場合は、「【転職先別】弁護士におすすめの転職エージェント・転職サイトは?」で紹介したキャリアごとにおすすめのエージェントを、キャリアに悩んでいる場合は、「弁護士専門の転職エージェント」+「総合型転職サイト」+「スカウト型転職サイト」を参考に登録しましょう。
また、多くの転職エージェントに登録し過ぎても、上手く使いこなせないので、3サービスを目安に登録するようにしましょう。
弁護士の法律に関する専門知識は、業界業種問わずニーズが高く、幅広い転職先の選択肢があります。
そのため、希望する仕事内容や働き方を実現するための具体的なキャリアプランを立てた上で、必要な経験やスキルを考慮して転職先を選ぶことが重要です。
転職活動を始める際にキャリアプランについて考え直すことで、転職後のミスマッチを避け、長期的なキャリアの発展を目指すことができます。
昨今の転職活動は「情報戦」と言われており、どれだけ企業情報や転職市場を理解しているかがポイントです。
特に弁護士が企業で担う役割は重要なポジションであることが多いため、事業や業界での立ち位置などを理解しておくことで、選考で有利となります。
情報収集は、自分でHPや四季報などで見て行うことも出来ますが、忙しい弁護士の方は、転職エージェントを活用して情報収集を行うことをおすすめします。
また、転職エージェントでは求人票やHPなどには公開されていない企業や求人情報を得られる可能性がありますので、積極的に活用するようにしましょう。
書類選考では、同じ文章を使いまわすのではなく、応募先企業や事務所に適した書類を作成することが重要です。また、面接でも企業や事務所のニーズに合わせた対策をおこないましょう。
数ある企業・事務所の中から、なぜ応募先企業・事務所を希望するのかを伝える具体的な志望動機だけでなく、応募先企業・事務所が求める人物像に合わせた自己アピールを考える必要があります。
転職エージェントでは、応募書類の添削と面接対策を行っているため、トータルケアをしてもらうことが可能です。
転職活動を開始してもなかなか思うようにうまくいかず、転職が難しいと思っている弁護士の方もいるのではないでしょうか。
転職活動がうまくいかない理由は人それぞれですが、ここではよくある転職活動が難航してしまう理由を紹介します。
法律事務所はHPなどで一般に公開していませんが、事務所独自の採用基準を持っているケースが多いです。
例えば転職回数や年齢といった一般的な基準に加え、弁護士の場合は司法試験の受験回数(何回目の試験で合格したか)、試験の合格順位、出身大学・ロースクールなども選考要素になり得ます。
自らの経歴や実績にマッチしない事務所ばかりに応募してしまうと、書類選考になかなか合格できず、転職活動が難航してしまうでしょう。
しかし、前述の通りこういった事務所独自の採用基準は一般公開されていないため、自分でリサーチする範囲には限界があります。
そこで、本記事で紹介したような転職エージェントを活用することをおすすめします。
弁護士専門の転職エージェントであれば、求人事務所の独自の採用基準を把握しているため、書類選考通過の可能性が高い事務所を効率的に探すことができるでしょう。
弁護士の場合「事務所の人間関係が悪い」「現事務所が忙しすぎる」といった理由から転職活動を開始するケースも多いです。
こういった理由で転職活動を開始した方に多いミスが、転職理由があいまいなことです。
現職のネガティブ要素を改善することばかりに目が行ってしまい、次の転職先で弁護士キャリアとしてどのようなことを実現したいのかがはっきりと定まっていないと志望動機に説得力が出ず、面接で落ち続けてしまう可能性もあります。
弁護士の転職に精通した転職エージェントであれば、応募している法律事務所のラインナップを見て、その人が転職で何を叶えたいのかがなんとなく分かるものです。
あまり共通項の無い法律事務所に複数応募している場合、志望動機が固まり切っていないケースが多いため、面接に行く前に相談に乗ったり、状況整理を手伝うこともできます。
こういった転職活動時の壁打ち相手になってくれるという意味でも、転職エージェントは弁護士の転職にとって有効なのです。
転職によって年収アップを目指す方も多いのではないでしょうか。
弁護士の収入や所得は弁護士白書で確認することができますが、これは独立した弁護士なども含まれているため、年収の幅が広く、転職時の指標としては参考にしづらい側面があります。
そこで、MS-Japanが公開している「転職活動を開始した弁護士の平均年収」から、リアルな弁護士の年収事情を見てみましょう。
年齢 | 平均年収 | 年収中央値 |
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~29歳 | 783万円 | 720万円 |
30~34歳 | 822万円 | 775万円 |
35~39歳 | 907万円 | 830万円 |
40~44歳 | 1,035万円 | 1,000万円 |
45歳~ | 1,172万円 | 1,030万円 |
全体 | 918万円 | 840万円 |
※調査対象:2023年6月~2024年5月の間にMS-Japanを利用して転職活動を開始した弁護士。
弁護士の年収は年齢とともに着実に上昇する傾向が見られますが、その幅は比較的緩やかであり、平均年収・年収中央値が1,000万円を超えるのは40代以降になります。
メディアなどでは若くして数億円稼ぐ弁護士などが取り上げられるため、弁護士は超高年収といったイメージが世間一般ではありますが、そういった弁護士はほんの一握りであり、リアルな年収事情としては上記のような調査結果が参考になるでしょう。
転職時は年収だけにとらわれず、業務内容や今後のキャリア形成、ワークライフバランス等、自らの価値観を大事に、総合的なバランスを考えて転職先を選ぶことが、弁護士キャリアの充実につながるでしょう。
転職活動を始める弁護士の方には、ポジティブな内容にしろ、ネガティブな内容にしろ、何かしらの転職理由があるはずです。
前章で、「転職の目的をはっきりとさせること」が転職を成功させるポイントと解説しましたが、転職の目的を明確にするためには、転職理由についても確認する必要があります。
この章では、弁護士の良くある転職理由を3つ紹介します。
弁護士は、クライアントの人生や経営を左右する責任の大きな仕事をしており、さらに1人で複数の案件をカバーするとなると、弁護士の仕事が忙しいことは言うまでもありません。
また、法改正があればその都度知識もアップデートする必要があるなど、自己学習の時間も必要になります。
このように弁護士の中には、平日休日関係なく働いている方もおり、プライベートの時間を確保することが難しいため、ワークライフバランスを実現したいという理由で転職活動を始められる方が多くいます。
ワークライフバランスを実現したい弁護士におすすめの転職先は、上場企業や大手企業の企業内弁護士です。
企業によって忙しさは異なりますが、特に上場企業では残業時間が厳密に管理されているため、比較的ワークライフバランスを重視した働き方が実現できます。
法律事務所に勤める弁護士は、多くの場合アソシエイトから始まり、年数や実績をもとにキャリアアップしていきます。しかし、事務所によってはなかなかキャリアアップができないという弁護士の方もいるそうです。
キャリアアップのために転職をしたい弁護士は、転職活動の際に仕事内容や昇給基準が明確な求人を選ぶようにしましょう。
また、このような情報は求人票に全て書いていない可能性もあるので、企業に直接確認するか、転職エージェントを利用して確認するようにしましょう。
弁護士と言うと高年収の職業と思われがちですが、所属する事務所や企業によっては、期待通りの年収がもらえていない弁護士も多くいます。
年収アップのためには、専門性を身につけるなど、現在の職場で目指すこともできますが、既に現在の年収以上のスキルや経験がある場合は、良い条件の企業に転職する方が手っ取り早いです。
一般的に大手法律事務所や外資系の法律事務所であれば、高年収を期待できるケースが多く見られます。また、企業内弁護士の場合は、CLOなど経営に近い重要なポジションほど高年収になるため、ハイクラスの弁護士求人を選ぶようにしましょう。
注意点としては、ハイクラス求人は非公開求人になっていることが多いので、公開求人だけを見ても分からない可能性があります。
この章では、前章で紹介した弁護士の転職理由をもとに、転職目的別のおすすめ転職エージェントを紹介します。
おすすめ転職エージェント | 上場企業の求人数 |
---|---|
MS Career | 約150件 |
リクルートエージェント | 約100件 |
ワークライフバランスを実現したい弁護士には、上場企業の企業内弁護士の求人を豊富に扱っている「MS Career」がおすすめです。
「MS Career」は管理部門に特化した転職サービスのため、企業法務の求人も多く掲載しており、ワークライフバランスを実現できる求人を見つけることができます。
年収アップしたい弁護士には、ハイクラス(年収1,000万円以上)の求人を豊富に扱っている転職エージェントの利用がおすすめです。
「LEGAL NET」は紹介エージェントの中でも特にハイクラス求人が多いため、年収アップしたい弁護士におすすめです。
次に、弁護士が求人を探す際の重要なポイントを4つ解説します。
法律事務所や弁護士法人には、幅広い分野の案件を扱う総合型や、特定分野の案件のみを扱うブティック系など、他にも様々な種類があります。
また、企業への転職を目指す際にも、業界業種によって扱う法律の分野が異なります。
「これまでの経験をどう活かせるか」や「自分が目指すキャリアパスに合致する専門性を持っているか」などを確認することが重要です。
求人の応募要件欄で、募集対象となる経験年数や資格などを確認し、自分が応募資格を満たしているかを確認しましょう。
弁護士を対象とした求人では、司法修習期を指定しているケースもよく見受けられます。
対象外の場合、応募しても書類選考で落とされてしまう可能性があるため、適切な求人選びが重要です。
応募先企業・事務所が求める理想のキャリアやスキル、人物像を理解することが重要です。自身の経験や能力がニーズと合致するかを判断しましょう。
事務所の弁護士数や事務員との比率、弁護士数の増減などをチェックすることで、事務所の組織体制や業務効率を判断できます。
もしも弁護士数が減少傾向にある場合は、その理由を探ることも重要です。
インハウスローヤーの場合も同様に、法務部門の人数や弁護士など法律関連資格保有者の有無などを把握しておきましょう。
また、弁護士法人化している事務所や支店勤務のスタイル、勤務時間の柔軟性なども確認すると良いでしょう。
面接で年収や給与形態に関する質問は難しい場合がありますが、業務委託契約か労働契約かを含めた給与形態を探ることも重要です。
弁護士の求人の探し方が分からない、不安があるという場合は、転職エージェントに相談してみましょう。
希望の条件に合う求人を紹介してくれるだけでなく、求人票だけでは分からない情報を知ることもできます!
A. ジェネラルコーポレート企業法務領域であれば、キャリアの選択肢は多岐に渡ります。例えば、大手渉外ファームでジェネラルコーポレートを担っている方のキャリアは汎用性が高く、外資系ローファームや準大手はもちろん、大企業を中心とした一般企業でも需要があります。
ただ、特定の領域に特化したキャリアをお持ちの方向けの求人もあるため、選択肢を広げることだけではなく、ご自身の経歴に一貫性を持たせることも重要です。
A. 企業法務関連の弁護士の方は、6月の株主総会集中日前後から転職活動を始めるケースが増えております。
一方で、短期決戦ではなく長期的な視点で転職活動をしている方も多い傾向です。
そのため、「〇月は求人倍率が高い」というような傾向がありませんので、ご自身のタイミングで転職活動をスタートすることをおすすめします。
A. ご自身が働く上で、何を重視しているかによります。
「ワークライフバランス」「年収」「やりがい」などの要素を全て満たすことは現実的ではありません。そのため、どの部分であれば譲歩出来るかを踏まえて考えていくと判断がしやすくなります。
例えば「ハードワークな分やりがいもあり高収入な職場」や「年収は高くないものの、やりがいがあってワークライフバランスもとりやすい職場」、「やりがいは感じにくいが、ワークライフバランスが保てて年収も良い職場」などが挙げられます。どのケースであれば、ご自身の希望を叶えられるのかを検討してみてください。
もし専門性の高い弁護士という職業でキャリアを築いていきたい場合は、ご自身がスキルアップ出来るイメージが持てる法律事務所や企業を選択すると良いでしょう。
この記事では、弁護士に特化した転職エージェントやサイトのご紹介と、選び方・使い方についてまとめました。
弁護士としてのキャリアを次の段階へと進めるためには、転職市場の最新動向を把握し、自身のキャリアプランや専門分野に合った転職先を慎重に選ぶことが重要です。
そのためには、転職エージェントや転職サイトの利用が欠かせません。
転職エージェントと転職サイトは、それぞれ異なるメリットを持っているため、併用することで効率的かつ多角的な転職活動を実現しやすくなります。
転職エージェントの選択肢は多々ありますが、得意とするキャリアやサポートサービスの内容、扱ってる求人数などが異なりますので、自分に合う転職エージェントに登録するようにしましょう。
皆さまもこの機会に利用登録されてみてはいかがでしょうか。
サービス名 | 特徴 |
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MS-Japan |
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doda |
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ビズリーチ |
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LEGAL NET |
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MS Career |
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リクルートエージェント |
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JAC Recruitment |
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その他: NO-LIMIT/弁護士ドットコムキャリア/弁護士転職.jp/弁護士求人ナビ/リーガルジョブボード/リーガルブライト/SACTリーガルキャリアナビ/ひまわり求人求職ナビ/Lawyers Info/アガル-トキャリア/ヒュープロ/BEET-AGENT/エリートネットワーク |
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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