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どのような仕事でも、経験の浅い若手にミスや失敗はつきものです。しかし、経理という仕事に関しては、業務の性質上ミスが許されません。では、どのような点に注意すればミスを防げるのでしょうか? 起こりやすいミスの事例とあわせて検証します。
新しい職場で業務に慣れていないと、どれほど優れた人材でもミスを犯しやすくなります。ところが、経理では小さなミスでも笑って済ますことができません。ミスが重なれば会社の決算や納税にも影響が及び、最悪の場合、会社に損失を与えるリスクもあります。
経理業務では確認・検証作業が重要ですが、それを徹底しないとミスが起こりやすくなります。ミスの大半は人為的なものと考えてもよいでしょう。会計ソフトが普及したとはいえ、実際に証憑類を管理して仕訳や入力をするのは経理担当者です。ちょっとした不注意が小さなミスにつながり、それが重大な問題に発展する可能性もあります。
たとえば、単純な入力ミスでも確認を怠っていると、最終的には決算処理にまで影響するため軽視できません。売上や経費の二重計上、勘定科目の間違い、証憑類の紛失なども若手に多いミスといえるでしょう。
こうしたミスを防ぐためには、作業ごとにチェックを徹底する必要があります。業務に慣れることも重要ですが、慣れから生じる油断もミスを招きます。緊張感に満ちた業務の連続は、経理担当者にとって大きなストレスになるかもしれません。
ただでさえ複雑な経理の業務に、新しいルールが2つ追加されました。インボイス制度と改正電子帳簿保存法です。2023年10月1日からスタートしたインボイス制度では、適格請求書に関する取扱いと、取引先ごとに異なる処理が、すでに経理担当者を悩ませています。
2024年1月1日からは改正電子帳簿保存法が完全施行され、決められたルールに従って帳簿類や証憑類を管理することになりました。現在はIT化やDXへの過渡期にあたり、今後も新たなルール改正が予想されるため、ミスを予防する取り組みをいっそう強化することが求められます。
DXサービスを提供するSansan株式会社が実施した「経理の働きがい調査」*によると「経理の仕事に働きがいを感じるかどうか」という質問に対して、全体の約60%が「働きがいを感じている」と回答しています。
その理由については、自分の裁量で仕事ができることや、責任ある仕事を任せてもらえること、さらに自分の強みを生かせることなどが上位を占めています。 ミスが許されない厳しい仕事ではあっても、多くの経理担当者がその仕事にやりがいを感じているのです。
若手経理担当者にとって重要なのは、確認作業を徹底することです。慣れていてもミスの危険性はあり、慣れていなければ危険性はさらに高まります。経理についての正確な知識を身につけて、1つの業務ごとにチェックを徹底することが、ミスを予防する最も効率的な手段だといえるでしょう。
*【調査概要】
・調査対象:経理業務に1年以上従事するビジネスパーソン1,000名
・調査期間:2023年5月10~11日
・調査方法:オンラインアンケート
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