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ECサイト上の決済方法のトレンドと収納代行利用時の法的注意点

公開日2024/07/15 更新日2024/07/12 ブックマーク数
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ECサイト上の決済方法のトレンドと収納代行利用時の法的注意点

目次本記事の内容

  1. 「エスクローサービス」とは
  2. 為替取引該当性
  3. 収納代行スキーム
  4. まとめ

ECサイトでは、店頭での取引と違い、お金の受け渡しもオンライン上でのやりとりとなります。ユーザーからすると「売主が本当にサービス・商品を提供してくれるのか不安」、売主からすると「ユーザーから本当に代金が支払われるのか不安」、といったように、サイト運営側とユーザーの双方が「決済」に関する不安を抱えています。そのため、ストレスなくスムーズに「決済」が行われる仕組みが必要でした。そこで、新たなサービスとして決済代行プラットフォームが出現したことにより、その利便性の高さから利用する事業者が増えてきました。現在、様々な収納代行サービスがあり、利用する事業者が増加する一方で、注意点も多く出てきています。今回は、決済方法についての基本的な内容と法に基づく注意点を解説します。

「エスクローサービス」とは

「エスクローサービス」とは、EC取引をする際に主流になってきている決済方式です。これは、中立な第三者的立場でエスクロー事業者が、一旦ユーザーから代金を預かり、その後、ユーザーの方で、不備なく商品の引渡しやサービス提供が完了したことを確認した時点で、売主に対し、代金を引き渡すサービスです。

これにより売主側は「商品を引き渡したが、代金を支払ってもらえなかった」、ユーザー側は「代金を支払っても商品(サービス)をもらえない」という事態を防ぐことができます。

ECサイトを運営する中では、「クレジットカードによる決済」や「電子マネー決済」、「コンビニ支払いよる決済」、「口座振替」などの支払方法に対応する必要性が出てきます。お客様が多様な支払い方法を望んでおり、対応した支払方法がなければ購入を諦める、または、より利便性の高い決済方法を提供する他社を利用することになってしまうため、自社の売上を伸ばすことを考えると、対応せずにはいられないのが現状です。また、これらの支払いを個別に手続きするというのは非常に大変で、現実的ではありません。しかし、エスクローサービスでは、多くの決済代行プラットフォーマーが多岐にわたる決済処理を代行してくれるため、煩雑な決済作業を軽減することができます。このように、エスクローサービスによる決済代行を利用することで、サイト運営側もユーザー側も、決済に対する不安や不満を解消できる仕組みとなるため、今では多くの事業者が利用しています。エスクローサービスのような決済システムを導入することは、……

◆WRITER

弁護士 小野 智博
弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所 代表弁護士

企業の海外展開支援を得意とし、日本語・英語の契約をレビューする「契約審査サービス」を提供している。
また、ECビジネス・Web 通販事業の法務を強みとし、EC事業立上げ・利用規約等作成・規制対応・販売促進・越境ECなどを一貫して支援する「EC・通販法務サービス」を運営している。

著書「60分でわかる!ECビジネスのための法律 超入門」


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