公開日 /-create_datetime-/

近年、退職代行サービスが注目を集めています。多忙な現代社会で、退職をスムーズに進めるためのサービスとして広まりましたが、その実態や利用方法についてはあまり知られていません。今回は、退職代行サービスの提供者である東京労働経済組合の長谷川様にインタビューを行い、その実態や背景、さらにはサービスの利用者について詳しく伺いました。
【関連記事】
退職代行サービスの知名度は92%!利用したことがある割合は?【退職代行に関する実態調査】
▼お話を伺った人
東京労働経済組合 執行委員長 長谷川義人様
自分が退職する際に“退職代行サービス”を利用する立場、逆に対応する立場になる可能性がある読者も一定数いるため、双方向から学びに繋がる内容になればと思います。 本日はどうぞよろしくお願いいたします。
ーー:貴組合が運営する「退職代行ガーディアン」というサービスというのは月にどのくらいの人が利用されているのでしょうか?
長谷川さん:月に約1,000人〜1,500人ほどのご相談を受けており、そのうち約半分が実際に退職代行を利用されています。相談件数は月ごとに波がありますが、全体として安定したニーズがあります。
2023年の夏頃から退職代行サービスがテレビなど数多くのメディアに取り上げられたことで、「退職代行」というサービス自体の認知度は確実に上がったかと思います。ただ、我々としては、それによって急激に利用者が増えたという実感はあまりありません。むしろ、一定のニーズが続いているという感じです。
ーー:民間へ相談に行く方と貴組合のような労働組合に相談に来る方でちょっと特色違うなどございましたら教えてください。「民間」「労働組合」「弁護士」と大きく3つの退職代行サービスがあるかと思いますが「交渉」に重きを置いて探されている方は、どのようなニーズを求めてらっしゃいますか?
※民間退職代行サービスは比較的安価ですが、退職日など代理交渉する法的権限がありません。労働組合による退職代行は、労働者の権利を守りつつ会社と交渉する力がありますが、実態の無い"自称"労働組合が多いので注意が必要です。弁護士による退職代行は法的な問題に対処でき、会社が退職を拒否する場合でも対応可能ですが、費用が高額で依頼手続きに時間が掛かる場合が多いです。
長谷川さん:4年前に我々がサービスを始めた頃よりも退職代行サービスの理解度は進んだと思いますが、“労働組合”という存在を知らない方が多い印象があります。民間・労働組合・弁護士と退職代行にも様々な種類があるということを知らないまま、値段とか知名度、HPの見やすさなどで依頼先を選んでしまう方もいらっしゃいます。
まず前提として、民間の退職代行サービスは企業との「交渉」ができません。 しかし、利用者の中には有給消化や給与の未払いに対する交渉だけでなく、退職日を決めるやり取りも交渉に該当することを知らない方もいます。
そのため、これを知らずに民間の退職代行サービスに依頼してしまうと、結果として属していた企業と直接「退職日はいつにするのか?」という話し合いになることもあります。 特に知識のある企業では、退職交渉がうまく進まず、退職が阻止されるトラブルが発生することもあります。このような場合、弊社にご相談いただくケースもあります。
ーー:企業側が退職代行サービスを撃退するケースもあるんですね
長谷川さん:ここ3〜4年の間で、知識を付けた企業様が増えたというのもあり、ちゃんと分かっている場合であれば、そういう退職代行業者を撃退したりすることもあります。
ーー:どのような方が退職代行を利用されるのでしょうか?
長谷川さん:利用者の性別比は60%が男性、40%が女性です。年代としては、20代後半から30代が多いですね。特に入社後すぐに退職を希望する方も多いですが、2〜30年働かれている方など幅広いです。
退職代行を利用する理由も様々で、仕事環境に問題がある場合もあれば、個人的な事情で退職せざるを得ない場合もあります。
ーー:職種による違いはありますか?
長谷川さん:介護、看護、保育といった重労働ながら賃金が低く、長時間労働が一般的な職種では、退職代行の利用が特に多いです。また、歯科医院などの個人経営のクリニックでも多く利用されています。共通していることでは、特定の個人が強い権力を持っていることが多く、労働環境が厳しい場合が多いです。さらに、運送業や建設業など、過酷な労働条件の中で働く方からも利用する傾向にあります。
lockこの記事は会員限定記事です(残り2472文字)
会員の方はログインして続きをお読みいただけます。新規登録するとManegy内で使える1,600ポイントをプレゼント!またログインして記事を読んだり、アンケートに応えたりするとポイントが貯まって、豪華景品と交換できます!
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
契約不適合責任とは?売買契約書で 注意すべきポイントについて
採用コンサルティング・ 採用業務代行 (RPO) サービス
健康経営の第一歩! 健診受診率100%を達成するコツ一覧
健康経営ソリューションとして 社宅・社員寮が果たす役割
雇用契約書の記載事項を知りたい方必見!必須事項や注意点を解説
1月16日~1月22日のManegy人気記事ランキング|Weekly Ranking TOP10
出張手当の相場はいくら?経理担当者が押さえる支給基準・税務上の扱い・規程整備のポイント
PHR(パーソナルヘルスレコード)とは?企業における活用のポイントを解説
賞与計算の実務ガイド|社会保険料・所得税の計算手順と注意点をわかりやすく解説
ボトムアップ経営とは?意思決定プロセスの特徴
法人税対策・実物資産投資の新たな選択肢 最新情報掲載 『日本型オペレーティングリースガイドブック』
契約書のリーガルチェックの重要性と6つのチェックポイント
オフィスステーション導入事例集
消費者契約法で無効にならないキャンセルポリシーの作成方法
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~30時間かかっていた入金消込がほんの数十秒に! 伊藤忠エネクス株式会社~
「経営コンサルタント」倒産 過去最多の170件 専門性と課題解決力が問われる「経営のプロ」
「ピープルマネジメント」で社員の能力を引き出す方法
サプライチェーンセキュリティ対策|委託先管理の決定版
リース契約とは?仕組み・種類からレンタル契約との違い、メリット・注意点まで解説
SOMPOホールディングス、国内社員約3万人にAIエージェントを導入。業務プロセスを再構築し、生産性向上とビジネスモデル変革を加速
公開日 /-create_datetime-/