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景品表示法とは?ルール、違反事例、ペナルティを弁護士がわかりやすく解説

公開日2024/08/21 更新日2024/08/20 ブックマーク数
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景品表示法とは?ルール、違反事例、ペナルティを弁護士がわかりやすく解説

目次本記事の内容

  1. 景品表示法とは?
  2. 景品規制とは
  3. 不当表示規制とは
  4. ステマ法規制とは
  5. 消費者庁が公表している景品表示法違反の件数の推移について
  6. 景品表示法に違反した場合のペナルティ
  7. 景品表示法違反となった事例の紹介
  8. 景品表示法に違反しないためのポイント
  9. 景品表示法違反にならないためにリーガルチェック
  10. まとめ

近年、消費者保護の重要性が増す中で、企業や事業者は適切な情報提供と広告活動を行う責任があります。その中でも特に重要なのが、景品表示法の遵守です。この記事では、景品表示法の基本ルールから違反事例、ペナルティまでを分かりやすく解説します。事業者がこの法律を理解し、正しく運用することで、消費者との信頼関係を築き、トラブルを未然に防ぐ具体的な指針となるでしょう。

景品表示法とは?

景品表示法は、正式には「不当景品類及び不当表示防止法」と呼ばれます。この法律は、消費者がより良い商品やサービスを選ぶために必要な情報を正確に提供し、不当な広告や過大な景品付き販売から保護するために設けられています。

消費者は誰でも、より良い商品やサービスを求めます。しかし、商品の品質や価格を実際よりも良く見せかける不当な表示や、過大な景品付き販売が行われると、消費者はこれらに惑わされ、実際には質の良くない商品やサービスを購入してしまう可能性があります。このような状況では、消費者が不利益を被るリスクが高まります。

景品表示法は、このような不正行為を防止するために、商品やサービスの品質、内容、価格などについて虚偽の表示を行うことを厳しく規制しています。また、過大な景品の提供を防ぐために、景品類の最高額を制限しています。これにより、消費者が正確な情報を基に、自主的かつ合理的に商品やサービスを選べる環境を守っています。

景品表示法によって規制される企業の活動は、主に以下の2つのカテゴリに分かれます。
①景品規制:景品類の最高額、総額等を規制
②不当表示規制:商品・サービスの品質や価格について、実際よりも著しく優良又は有利であると見せかける表示をすることを禁止する規制

さらに、令和5年10月1日からは、ステルスマーケティング(ステマ)が新たに景品表示法の規制対象に追加されました。これにより、企業が隠れた形で広告を行う手法にも厳しい規制が適用されることとなり、事業者はステルスマーケティングに関する規制にも十分に注意を払う必要があります。

景品規制とは

景品表示法の景品規制では、企業が消費者に対して豪華すぎるおまけや景品を提供することを禁止しています。この規制により、景品の総額や最高額が厳格に定められています。これは、景品が過度に豪華になることで消費者が通常であれば購入しない商品に手を伸ばしてしまうことを防ぐためです。

たとえば、ある商品に対して非常に高価な景品が付いている場合、消費者はその商品が本当に必要かどうかを考えずに購入してしまうかもしれません。これにより、消費者が無駄な出費をしてしまうリスクが生じます。景品表示法は、こうした不健全な競争を防ぎ、消費者が正しい判断を下せるようにするために設けられています。

景品類の定義

◆WRITER

弁護士 小野 智博
弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所 代表弁護士

企業の海外展開支援を得意とし、日本語・英語の契約をレビューする「契約審査サービス」を提供している。
また、ECビジネス・Web 通販事業の法務を強みとし、EC事業立上げ・利用規約等作成・規制対応・販売促進・越境ECなどを一貫して支援する「EC・通販法務サービス」を運営している。

著書「60分でわかる!ECビジネスのための法律 超入門」


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