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職場の雰囲気を悪化させる、フキハラ(不機嫌ハラスメント)への対処法とは?

公開日2024/08/25 更新日2024/09/13 ブックマーク数
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フキハラ

近年ハラスメントに対する意識が高まり、スメハラ(スメルハラスメント)やフキハラ(不機嫌ハラスメント)など、新しいハラスメントも耳にするようになりました。いったいどのようなハラスメントなのか、この記事ではフキハラについて紹介します。

フキハラとは?

フキハラとは表情やしぐさなどにより、自分の不機嫌さで相手を威圧するハラスメントです。私たちが日常的に体験することですが、これまではあまり問題視されませんでした。しかし、フキハラが職場に与える悪影響が大きいこともあり、ハラスメントの1つに数えられるようになったのです。

フキハラに対する意識変化には、2020年に施行されたパワハラ防止法(労働施策総合推進法)が関わっているとも考えられます。行動や言葉によるパワハラを避けるため、不機嫌な表情や無言の圧力による意思表示が増えてしまったのかもしれません。

職場におけるフキハラの具体例

気分の変化は誰にでもあり、毎日上機嫌という人はまずいません。しかし自分が不機嫌なときに、それを直接表現してしまうと、とくに多様な人材の集まりである職場では、予想外に大きな影響が生じる可能性があります。

フキハラと見なされる行動には、ため息、舌打ち、不快な表情などのほか、相手を無視するような態度も含まれます。たとえば特定の部下に対してのみ、不機嫌な態度で接するようなケースは、フキハラと同時にパワハラとも見なされるでしょう。

一方で特定の相手ではなく、職場の中で自分の不機嫌さを周囲に発散している人は、その影響を考えてはいません。しかし不機嫌のサインは職場全体に伝わりやすく、立場が上の人のフキハラでは職場の雰囲気そのものが変わってしまいます。これではモチベーションも低下し、生産性の低下や離職率の増加につながる恐れもあります。

フキハラが起こる原因

フキハラの直接的な原因は、当然不機嫌なサインを発信する人にあります。ストレスや体調不良などで、無意識に不機嫌な態度が表れているのかもしれません。一方で、意図的に不機嫌さをアピールすることで、周囲に圧力を加えている可能性もあります。

ところがフキハラは、周囲の受けとめ方によっても影響が拡大する場合があります。不機嫌なサインを発している人の周りでは、それをストレスに感じる人や、過剰に反応してしまう人も出てきます。この状況が繰り返されると、職場の環境は悪化の一途をたどるでしょう。

フキハラへの対処法

フキハラを未然に防ぐ対策としては、定期的なアンケート調査を実施したり、相談窓口を設置したりして、職場の状況を把握することが挙げられます。研修や文書配布などにより、意識を高めておくことも効果的でしょう。

実際にフキハラが確認された場合には、事実関係を調査した上で、フキハラを行っている本人を指導する必要があります。再発を防ぐため、原因についても詳細に検証することが重要です。状況によっては、配置転換や職場環境の改善などの具体策が求められるかもしれません。

まとめ

何気なくついたため息が、ハラスメントになるかと思うと、かえって働きづらさを感じる人もいるでしょう。しかしハラスメントに対する意識の変化は、社会が変化した結果であることを受け入れなければなりません。

フキハラは当事者も周囲の人も、なるべく気軽に受け流して、ストレスを感じないことが重要だといわれます。フキハラとは無縁の職場になれば、社員のモチベーションと働きやすさも向上して、会社にとってもよい効果をもたらすはずです。

■参考サイト
最近よく耳にするスメルハラスメントとは何なのか?
カスタマーハラスメント(カスハラ)とは?概要や対策のポイントを解説
スメハラとは?職場環境の悪化を防ぐために人事・総務担当者がやるべきこと
東京都で検討中のカスハラ防止条例制定。背景にあるのはパワハラ、セクハラを上回る増加傾向



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